昭和35年度公営住宅入居申込の受付をつぎの事項により行いますから入居希望の方は市福祉事務所(市厚生課)より申込用紙の交付を受けて手続をして下さい。
◇建設場所 富士市宮島新田
◇建物概要
第一種住宅(コンクリートブロック造平家)
10.73坪 3棟10戸
6畳、4.5畳、玄関、台所、浴室、便所、物置(別棟1坪)付
家賃月額予定額 2,200円
竣功期日 昭和36年1月31日
第二種住宅(コンクリートブロック造平家)
8.7坪 2棟10戸
6畳、3畳、玄関、台所便所、物置(別棟1坪)付
家賃月額予定額 1,400円
竣功期日 昭和36年1月31日
◇入居(申込)資格
1 現に同居し、又は同居しようとする親族があること(婚姻の予定者を含む)
2 一定の収入のある者で、その年間収入(同居しようとする家族全員を含む)を12で除した額について扶養家族が1人につき1,000円を控除した額が次に該当すること。
(イ)第一種住宅
入居申込をした日において1万3,200円をこえ3万2,000円以下であること。
(ロ)第二種住宅
入居申込をした日において1万6,000円以下であること。
3 現に市内に住所又は勤務場所を有し国税及び地方税を滞納していない者。
◇申込書受付期間
昭和35年12月5日より12月20日まで
◇申込書受付場所
市福祉事務所(市厚生課)
◇入居予定期日
昭和36年2月5日
◇選考方法
入居申込者中住宅困窮の場合、その他申込資格を調査し、更に決定し兼ねる場合は公開抽せんにより決定する。(厚生課)
国勢調査の集計終わる
昭和35年国勢調査は10月1日に行われその後市では(1)年令人口別(2)労働力人口(3)就業人口(4)従業地、通学地別人口(5)産業別世帯人口(6)住居、住宅別世帯人口(7)家計収入別世帯人口の集計事務を行ってきましたが、このほどようやくまとまりました。
それによりますと、市の人口は47,388名のうち男は24,140名、女は23,248名で女の方が892名少なくなっております。またこれを前回の昭和33年国勢調査時に比べてみますと人口ではこの5年間に6,056名が増え世帯数では2,200世帯が増加しております。
参考までに昭和30年と昭和35年の国勢調査時の人口および世帯数を比較してみましょう(カッコ内数は昭和30年)
◇人口数
男 24,140名(20,597名)
女 23,248名(20,735名)
計 47,388名(41,332名)
◇世帯数
9,795世帯(7,595世帯)
次表は昭和35年各才別人口数
‐ 図表あり ‐
11月20日行われた衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の投票別表の通り8割2厘の好投票率を以て・ウ事終了致しました。市内の各投票区別の投票率は次の通りです。県及び市の投票率と比較してみましょう。
‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・衆議院議員選挙投票率比較表
10月17日の「貯蓄の日」富士中学校子供銀行が大蔵大臣賞を授与されました。昨年県知事表彰をうけたばかりで、又この光栄に浴したわけです。
在校生徒の88%、1,415名が貯蓄、預金総額は263万余円、昨年に比べ158万余円の増加となっています。
富士中学校子供銀行は、塩川辰義校長の時、正式に発足、以来海たま校長のもと鈴木繁雄、服部房夫(現吉原一中)後藤喜美夫各教諭の指導による、たゆまぬ努力がこの栄冠をかちえたものと賞讃がおくられています。
大蔵大臣の表彰を受けて
富士中学校子供銀行支店長
竹光桂子
11月15日、私達がかねてから望み、そして富士中「こども銀行」の目標であった大蔵大臣賞を受賞することができました。その日、市役所の人と農業協同組合の人と、顧問の先生と共に県庁で行われた表彰式に出席しました。富士中「こども銀行」と呼ばれて賞状を受け取る時私の心は、一つのたてられた目標を達成する事のできた喜びで一杯でした。他校の代表の生徒さんもきん張したおももちの中に喜びをかくしきれないようなび笑をただよわせていた。県知事さんをはじめまわりの人達も始終にこにこしながら式の進行を見守っておられた。賞状ならびに数
表彰式のあと、100円札の印刷工場と日本銀行の静岡支店を見学させていただき、大変勉強になりました。静岡県の子供銀行は全部で700ほどあり、そのうち大蔵大臣の表彰を受けたのは、わずか5校でした。この少数の中に選ばれた私達の富士中「こども銀行」を誇りと思うと同時に、これをきっかけに富士中生徒の貯蓄観念をより一そう高めるように努力したいと思います。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・子供銀行役員達
例年より早く、最近地下水の低下により井戸水の枯渇が目立ち、それによる給水の申込みが激増しております。
またアパート、貸家その他家屋の新増築も急激に増加し、給水工事の申込みが殺到しておりますので給水希望者は、年末押し迫っての申込みは遺憾ながら年内の工事施行は困難となりますからおそくても12月15日までに水道課へ。
今年もあと僅かになりました。一年間のすすを払って新しい良い年を迎えるように致しましょう。
大掃除は伝染病予防上や冬越しの害虫駆除のためにぜひ必要です。12月1日から25日までに済ませるようにして下さい。
商店街は定休日を利用して一斉に大掃除を行って下さい。
今年は赤痢患者が大ぜい出ました。大掃除の後は一度消毒してください。大掃除用の薬品を欲しい方は市役所衛生課へ申込んで下さい。
▽大掃除用の薬品
DDT、ダイヤジノン粉末 500グラム(ポリエチレン袋入)50円
クレゾール石けん液 100グラム(ビン入)30円
例年これから数ヶ月間は強風と湿度の低下にともない火災の起こりやすい季節に入りました。
お休み前に又外出前にはもう一度火の元をたしかめましょう。
最近は石油コンロ等による火事が非常に多いので石油コンロの置場所、取扱いに充分注意して火事を出さないようにして下さい。
昭和34年度中の火災件数は、28件で被害総数額は1,514万4,400円を出しました。(総務課)
拠出制 国民年金
明年4月より実施
世上に論議の対象となった拠出制国民年金は法定通り明年4月より実施されます。
しかし国民の要望の件案については国民年金審議会において次のような改善を検討しております。
(1)死亡一時金制度を設けて死亡した被保険者の遺族に対してすでに納めた保険料にかえて一時金を支給する。
(2)繰り上げ減額年金制度
65才の老齢年金支給開始は年令がおそすぎるとの意見があるので、特に希望のあるときは、60才から年金額を少しへらして支給する。
(3)母子、障害年金の受給資格期間が現在の最低3年を1年又は2年に短縮して減額した年金を支給する。という以上3つの問題が主な改善案です。
実施に当っては国民年金手帳が明年3月交付されます。届出については早目に申込んで下さい。
国保の届出は
会社事業場の入退職の時
転出入の時
出産死亡の時
10日以内 忘れずに
‐ イラストあり ‐