市民あげて交通事故一掃に乗り出す
■交通モニター制度とは
交通事故は年々増加の一途をたどり、最近では我々市民生活はいつでも交通事故の危険にさらされていると云っても過言ではない程で今や重大な社会問題になりました。このときにあたり当市では昨春、画期的な交通事故防止対策として交通道徳高揚市(町)民運動を実施し、予期以上の成果を収めることができましたことは誠に喜ばしいところであります。云うまでもなく、交通事故防止は警察等一部の人のみに任せきりにするのでなく、全市(町)民が各個人の生命、財産保全の問題として真剣に取り上げるべき問題であると考えますので、このたび多くの市(町
モニター(monitor)とは勧告者助言者等の意味で、モニター制はNHKが番組の内容演出等の技術について聴取者の希望意見を聴いたのが最初です。この民主的制度は其の後引続き大新聞社や大会社等で広く採用し効果をあげております。
交通事故防止対策にもこの制度を活用することは非常に良い方法だと考えましたので採用することと致したのであります。どうかこの主旨を御理解の上、建設的な御批判、御意見、希望等を、積極的にお寄せ下さるようお願いします。
■5月は交通道徳高揚月間
県下では
交通事故で、毎日1.3人が死んでいる
富士市では
交通事故は市民の真実の怒りとしよう。
交通道徳は絶対に守ろう。
いや守らねばならない。
そして交通道徳を犯す者は市民の名において徹底的に守らせよう。市民全員が交通モニター(交通勧告員)となるのです。
富士市を交通道徳の模範都市にいたしましょう。
■月間行事予定
◎運動の中心
「道路を広く使いましょう」
道路は自分のものではありません、道路に物を置かないように。
交通道徳の高揚は先ず自分の家の前から再認識しよう。
◎各団体の主目標
(1)交通安全協会
標識の設置、横断器、懸垂幕、安全旗の作製と設置、広報車、宣伝隊による啓もう。
(2)警察
無免許、酔払い運転の取締り、障害物、危険物の除去取締り、無灯火自転車の取締り。
(3)商工会議所
関係機関への啓もう。
(4)商店連盟
店頭の整備、自転車、自動車その他物品を道路に放置しないこと。
(5)青年会議所
標識設置、交通整理常時協力。
(6)教育委員会
部落座談会、映画会、写真展等実施し、話し合い活動による啓もうパンフレットの配布、各団体、機関との連絡調整、婦人学級、社会学級、青年学級を通しての教育。
(7)学校関係
社会科、道徳教育との関連をもたせその徹底を図ると共に、特に児童会、生徒会の自発的活動により校内放送、ポスター、標語の作成等により右側通行の徹底を期する。
(8)PTA、子供会
学校と緊密な連絡を取り、児童会、子供会、生徒会の自発性を尊重しそのよき協力者、保護者となり常に登、下校、遊びに注意し必要に応じ交通整理に参加する。
(9)ボーイスカウト
交通整理及び其の他啓もう運動への協力。
(10)青年団
青年団組織、青年学級を通じ交通法規を徹底し自転車の無灯火をなくすよう運動を展開する。
(11)婦人会
家庭における交通道徳のしつけの徹底を計ると共に、自分の家の前の整理と道路に物をおかない運転を展開する。
(12)推進会本部
(イ)軽免許取得の為の講習会(別項)
(ロ)モニター活動の推進
(ハ)巡視による状況調査
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・交通モニター打合せ会場(富士公民館)
■軽免許取得の特別講座
◎主旨
無免許運転の事故は至って多く益々増大する恐れがあります。この無免許運転の原因について反省されますことは、(1)運転免許取得の要領が解らない、(2)試験がむずかしい、(3)試験場が遠いので行きにくい等であります。従ってこれ等の問題が解決されない限り無免許運転はあとを絶ちません。これは交通道徳の立場からも、又広く社会教育の見地からも根本的に解決しなければなりませんので昨年に引続き本年も富士警察署の特別な御配慮により、左記により運転免許証取得の為の特別講座を開設致し尚県本部に於いて出張試験も実施致します。
1目的 運転免許取得に必要な知識と技術を習得させる。
2主催 富士市交通道徳高揚推進会、同教育委員会、富士警察署
3受講資格 年令性別制限なし
4受講料 無料、但し必要なテキスト等は実費配布する。
5場所 富士公民館ホール
6日時 5月17、18、19、20日の4日間、毎日午後7時より。
7申込み (1)教育委員会に直接申込むこと(住所、氏名、年令、職業を明らかにすること)、(2)申込みと同時に受講証を交付、(3)申込み受付は5月6日より。
8其の他 (1)本講座受講者は5月22日(日)本市で行われる特別出張試験を優先的に受験できる、(2)実技試験については別に知らせる、(3)本講座受講者には希望により原動機付自転車認可証(50cc以下のもの)を交付する。
■軽免許の出張試験
軽免許並びにテイラー出張試験
一、期日 5月22日(日)
二、場所 富士見高等学校、予定
三、申込 富士警察署
四、人員制限 300人迄
交通勧告員300名を委嘱
▽目的
交通モニター(勧告員)は交通安全思想の普及を図るとともに交通関係業者並に自動車運転者の交通に関する意見勧告、助言を交通事故防止対策に反映させることを以て目的とする。
▽任務
交通モニターは日常の運転等を通じ交通上の意見、批判、危険と思われる場所車種運転方法等を見つけた都度相手方に警告若しくはあらかじめ配布した勧告上により本制度の勧告を行うものとする。
勧告の場合は私情にとらわれず良心に随って行うこと。
▽勧告の受理
勧告は富士警察署長が受理し其の都度関係機関への通報、勧告、警告等誠実に処理しなければならない。
▽交通モニター
(交通勧告員)交通モニターは交通道徳高揚市(町)民運動推進会員並に交通安全協会富士地区支部役員及び富士警察署管内に住所又は勤務地を有する優良運転者の中より富士警察署長が委嘱する。任期は昭和35年4月1日より1年間とする。但し再任することができる。
▽委嘱人員は約300名。
‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・勧告状記載例
富士市交通道徳高揚市民運動推進会会長
富士市長 遠藤脩治
‐ 写真あり ‐
従来我が国の死因のトップは結核とされておりました。然しながら最近の統計上からこれをながめますと、その様相は全く一変いたしております。昭和33年の本県死因のトップを年齢別にみますと5才より14才迄は不慮の事故死、15才より24才迄は自殺となっており、25才より39才迄はやはり不慮の事故死となっております。不慮の事故死は交通事故ばかりではありませんが何れにせよ死の原因がつねに病気としか考えなかった私達には全く想像すら出来なかった事実であります。そしてこれが対策は、従来の結核予防と同様徹底的に実施する必要のある
幸にして当富士市においては不慮の事故死の最も関心事である交通事故防止について、適切なる警察の・w導のと交通安全協会の熱意とにより市民これに協力し、挙げてこの対策に処し大きな成果をあげて参りましたことは誠に喜びに堪えません。私も富士市交通道徳高揚市民運動推進会会長としては勿論のこと市長の立場からも「生命安全運動」の再認識を致し、今後も大いに力を注ぎたいと考えております。各位の絶大なる御協力を希って止みません。
富士市教育委員会ではさきごろ昭和34年度社会教育推進優秀部落を表彰しましたが、5月12日午後1時から富士公民館ホールでこの実績発表会を開きます。
実績発表部落は中丸区(五軒屋社会学級)浅間町区(あさま会)五味島区(コスモス会)で当日は一般市民多数の参加をお願いいたします。
第14回静岡県スポーツ祭は静岡県体育協会傘下の28種目により県下各市町を会場に5月21日(土)22日(日)の2日間開催される。本市では次の通り、バドミントン、ボクシング、ハンドボールが行われる。バドミントン、富士中学校体育館、ハンドボール、富士高等学校、ボクシング第一小学校講堂、但しボクシングのみ22日1日となっています。
誰でもこの世に生を受けている者には母親がある筈です。母親が子供を育てるときの愛情程、強いものは、他にはないとさえ云われます。
一例を犬猫にとっては大変失礼ですが、母親が子供を育てるときの強さは誠に切実なものがあります。然し、犬猫の如きは生長したのちに母に感謝するような行為は致しません。独り人間の良さがこの辺に存ずるものと云えましょう。
アメリカでは、古くから5月の第二日曜日を母の日と定めてカーネーションを胸に付けて母に感謝する行事が実施されています。我が国でもこの行事が各家庭で行われつつあり、非常に結構のことと存じます。
本年は5月8日(日曜日)が母の日に相当しますので、意義ある1日として戴くようお願いいたします。
カーネーションの領布については呉竹会、白百合会、白菊会が、これを実施する筈でございますから協力して上げて下さい。(厚生課)
第2回は5月4日 午前10時45分
NHK静岡第一放送の電波に乗って、こんど新しく「富士市のたより」という番組で毎週水曜日午前10時45分から11時までラジオ放送することになりました。
これは各家庭におります夫人を対象に例えば市主催の会合や催しをはじめ水道の断水、納税日、予防注射、各課の業務説明などを聞かせPRしようというもの。
そこで第2回の放送日は5月4日でありますが。この日は忘れずに午前10時45分になりましたらラジオのダイヤルをNHK静岡第一放送にお合わせ下さい。
なお次回放送日は5月4日、11日、18日、25日と6月1日の毎週水曜日となっております。
富士市衛生課では、腸チフス、パラチフスの予防接種を左記の日程で行います。
今回注射を受ける方は市内の幼小中学校児童、生徒を除き昭和31年3月31日以前に生まれた満5才から60才までのもの。
時間は毎日午後1時から3時まで料金は大人、子供とも1人10円。
日程および会場は次の通り。
5月9日 田子浦支所 田子浦全区
5月10日 第二小学校 駅南地区
5月11日 富士公民館 駅北地区
5月12日 岩松公民館 岩松地区
(衛生課)
転入転出は14日以内に住民登録の届出を忘れないように
建物を建築する場合には必ず建築確認申請(建築届)をして下さい
国保の届出は会社事業場の入退職の時
転出入の時
出産死亡の時
10日以内に忘れずに