市内各所で多彩な催し
皆さん!来る11月3日は文化の日です。この日は自由と平和を愛する人々による、いろいろな文化活動が行われ、国を挙げてお祝いいたします。
わたくしたちの街でも市教育委員会と市文化連盟の共催でレクレーションと郷土文化の向上をかねた「文化祭」を皆さんの御協力をいただいて行うことにいたしました。
この日は午前10時から午後5時まで富士見高校講堂で唄やオドリやお芝居などを数多く行います。
市民こぞって年に一度しかも一回だけの文化の祭典をお見逃しのないよう。また折角市民の皆さんに楽しんでいただこうと一生懸命この日のために努力を重ねて来た出演の方々の汗の結晶に心から拍手を贈ってあげて下さい。
11月1日から3日までは、絵画、書道、写真、切手、短歌などの市民の皆さんの腕によりをかけた応募作品の展覧会を本町4丁目の仮設店舗(旧名店街)で行います。
いまその作品を募集しておりますから、どしどし御応募下さい。
同時に市内小中学校の児童生徒の図画、工作、習字、理科の作品展を岩松分館附属講堂、第一小学校講堂、田子浦中学講堂の三会場で行います。
可愛いお子さんの夢や希望にいっぱいこもった作品をぜひ一度見てやって下さい。
市民待望の富士市立蓼原保育園が市内南本田地先に建設されることになりました。
この保育園建設は、かねてより市民の間に「一日も早く建設して欲しいとの強い要望などもあって本年度当初予算に新築費として360万円を計上、ここに実現したもの、建物は木造アルミ瓦葦平屋1棟(建坪325平方メートル、約98.5坪)で工費は360万円ときまり市内の井上建設株式会社が請負い来る9月29日より工事に取りかかっております。
完成は本年12月10日を予定しておりますが事業開始は来年度(明春)4月1日より実施する予定で準備を進め市内の生後6カ月以上小学校入学前までの幼児を保育することになっています。
なお定員は60名です。
またこの保育園建設敷地については地元蓼原部落民の絶大な御協力によって出来上ったものであります。
結核予防法によって一般住民のレントゲン間接撮影および予防接種を去る10月10日より左記の通り吉原保健所の指示によって実施しておりますから必ず受けとるようお願いします。料金は無料。
受けなければならない者は生後3ヵ月以上の市民全員で(すでに実施した幼稚園児および小中学校児童50名以上従事する工場事業場の従業員は除く)あります。
◇レントゲン、ツベルクリン接種
11月2日(中島公会堂)
11月4日(柚木区長宅)
11月5日(市役所)
11月7日(市役所)
11月9日(市役所)
11月11日(市役所)
11月12日(中島公会堂)
なおレントゲン撮影とツベルクリン接種は毎日午前9時半より午後3時まで、ツベルクリン検診およびBCG接種は毎日午後1時半より午後3時まで。(衛生課)
10月27日から11月9日までは「読書週間」であります。
いうまでもなく秋は読書の候でもあり、富士公民館文庫は土、日曜日など連日学生たちで賑わっております。
つぎに新刊書をご紹介しますと
◇総記
時事年鑑(昭和35年版)、全国公民館年鑑(昭和34年版)、事件の裏窓
◇哲学
生活に役立つ心理学、国語旧約聖書略解、国語新約聖書略解
◇歴史
世界考古学大系、図説世界文化史大系、現代人の日本史、欧米岡目八目、世界の国旗、最も整理された日本史、皇太子御成婚記念写真
◇社会科学
よい教師になるために、日本経済の特質、経済白書(昭和34年版)、20世紀のセックス、勤労青年教育論、くわしく学べる中学生の社会、加賀能登の民話、学校放送ラジオテレビ図説、学校新聞図説、日本人の生活全集、ゆたかにすること新しくすること
◇自然科学
21世紀のレポート、物理計算問題研究、化学計算問題新研究、学術用語集(化学、数学、物理、植物、動物編)、図説科学大系野草図鑑、原色日本高山植物図鑑
富士公民館田子浦分館文庫は11月1日から開館することになりました。みなさんの文庫として精々利用して下さい。現在約800冊の図書を取揃えましたが、今後も少しずつ新刊ものを購入していきたいと思っております。
同文庫の蔵書の一部をあげてみましょう。
◇総記
大百科事典、学生の百科辞典、朝日年鑑、学問と教養、日本新聞
◇哲学
青年心理学、異常心理学、哲学概論、倫理学、ギリシャ神話、風土、運勢の占い方、愛児の名付方
◇歴史
世界史大系、大人名事典、世界史の研究、人文地理の研究、日本史の研究、中学歴史精解、中国故事物語、偉大なる道、失われた大陸、沈黙の世界、南極大陸
◇社会科学
社会科年鑑、六法全書、新法律学辞典、経済学小辞典、回想十年、世界の七つの顔、風俗の歴史
食糧管理法施行規則第二項の規定による生活上消費者の登録変更は毎年5月と11月の2回とされております。
現在お米の配給を受けている世帯で配給所の変更を希望する世帯は11月に行われる登録変更の時期を逃さず次による手続を経て配給所を変更して下さい。
登録変更届書の受付期日は11月10日・11日の両日の2日間に限られております(この機会を逃すと来年の5月になります)届書用紙は受付場所である市役所商工課及び田子浦、岩松両支所に備付けてありますので、該当欄に所要事項を記入し、印鑑及び主要食糧購入通帳と共に受付場所へ提出して下さい。但しこの場合現在登録している配給所にお米の配給代金の賃借関係がない場合に限られております。(商工課)
富士市選挙管理委員会は、9月1日市役所で選管委員会を開き投票区を設けることについて協議しました。
いままでは11の投票区でありましたが、いろいろと慎重裡に協議した結果、更に4つの投票区をふやすことになり、これで15の投票区になりました。
この投票区は本年12月20日以降選挙があったときか使われます投票区とその区域(部落名)は下の通り。
‐ 図表あり ‐
家庭が出現したのは、人類の歴史において、そう古いことでもありません。人間はその昔、男も女も住居を定めず、心のままに天然の餌食を求めて山野をさまよい雨期等に際して一時的に洞窟や樹かげなどに同居したに過ぎなかったが文化の進歩に従い結婚制度が生まれ、夫婦が同せいし、定住して家居を営み、共に子女の保護養育に当たるようになり、男の子は主として父親に、女子は主として母親について直接生計に必要な智識技能を習得したのであります。これによって見れば家庭は、その根本において子女の教養と、その愛護のために出現したものと言えまし 従って社会の改良も、国家の改善も、民主主義も先ず家庭・ゥら始められなければなりません。元来家庭教育は相互の人格的接触によって行われるものであります。所が最近における家庭の精神雰囲気は、甚だ粗雑となり、しばしば下宿屋や合宿所と択ぶ所がないかの観を呈し、性格教育の機関としての価値が著しく滅殺されて来ました。いったい、私共の性格や態度は、生後2、3年までの間に家庭において創造されるもので、家庭教育の如何は個人の健康は勿論成功不成功、幸不幸等一切を決定する根本要素であり、祖国の再建も、平和も、人類の幸福増進も、そ 終戦後、封建的家族制度が廃止されたが、しかし決して家庭が廃止されたのではありません。今後家庭は、その本来の使命に覚め、家族相互のだんらんの場所として、また子女の教育の道場として一層尊重されなければなりません。(富士公民館)
‐ イラストあり ‐
(イラスト説明)・・・ものしり一家