ゴミはごみ箱へ
日ごろみなさんのご協力で清掃の仕事も順調に進んでいますが、まだ残念ながら市内の河川や空地などにゴミを捨てるのは町の美観をそこなうばかりでなく、環境公衆衛生上も恐ろしい伝染病の発生の原因となります。
どうかみなさんこれをよく理解して、ゴミを河川や空地に捨てないで必ずゴミ箱へ入れきれいな富士の町づくりに協力して下さい。(衛生課)
9月は市議会の定例会が開かれます。開会の日取りは月末の28日頃からです。
今月は10日に全員協議会を開きましたので、その状況をお知らせいたします。
一、市立保育所の建設について
市立保育所は市内蓼原の神社地に建設することになりました。建物は乳児のほふく室、幼児の保育室等全部で約100坪です。19日に工事の入札もすまし年内には完成するでしょう。市議会はこの建設の一切を承認いたしました。
二、敬老会の実施について
これはもう15日にすんだ事ですが、老人への贈り物などを承認しました。
三、台風7号災害の復旧について台風7号は富士市に大きな被害を与えました。その災害復旧の報告があり、職員からは活発な意見が出されました。
四、社会保険出張所の設置について
これは厚生省の出先機関です。かねてこの誘致の運動を当局でしていましたが、事実に成功したわけで、これから会社、事業場等はとても便利になると思います。建設場所は旧市役所跡で現商工会議所の裏になります。
五、教育植林について
教育植林26町7反、桧などが3万6,000千本を売却する件ですが富士市は売上げ金の10分の3が入ります。
六、国民年金法の施行について
国民年金の支給についていろいろ説明をうけました。
七、その他
富士−鷹岡線立体橋の本年度工事に県を委託することを承認しました。永年の懸案も来春3月には完成するでしょう。
市議会は伊東千代吉議員を除き、健康で市政のことに飛び廻っています。伊東議員も間もなく快復されると思います。
なお、これからの市議会は、田子浦港、富士駅改修等重要問題のため益々多忙となると思います。市民各位の御支援をお願いいたします。(議会事務局)
これまで戸籍上の氏名は、その文字がどんなにむずかしくても、正当な理由がなくても変えることができませんでしたが、それをこんどから市役所に届ければ、例えば国、弁、浜田、伝吉というように変えることができます。
その旨を戸籍課へ印鑑を持って申出ればやさしい氏名に直すことができます。(戸籍課)
保険課で9月の始めより年金の調査書を受付けています。
提出された書類は個々に交付要件に該当するかどうかを調査していますが左の様に大別されます。
1 年金額が全額交付される人
2 年金額が減額されて交付される人
3 今、交付されないが近い将来に於いて貰える可能性のある人
4 同居の25才以上の子供が長期の失業や病気の時だけ貰える母子家庭
5 所得や公的年金の変動により交付の可能性のある人
6 他の公的年金の関係上、交付される見込みのない人
この内、11月1日から国民年金が交付される可能性が多いと推定される人に限って、保険課へ来て戴く様に通知を差上げています。
(9月下旬より開始)これは県へ提出する書類が、裁定請求書や戸籍抄本、住民票謄本や其の他に色々な届書や証明書も必要ですからこの書類を取り揃えたり、書込んだりする為です。ですからお宅へ呼出し状が届いたら、書類の書込や質問に答えられる人が来る様にお願いします。
尚、調査書については現在未だ提出していない人も相当数あります。
この人々は自分は年金を貰えないと締め切っているものやら或は調査書の提出を忘れているものやら又は自分が70才以上だと言う事まで忘れたものやら判断に迷います。前に記した様に、現在直ぐ年金を貰えなくとも、境遇の変化があった場合は交付されると云う人もあります。この人々についてはやはり台帳に記録して置きたいと思います。御手数でも関係のある人は全員調査書を出して下さい。
目標額は76万7,000円
赤い羽根共同募金運動は、今年もまた10月1日より全国一斉にくりひろげられます。
富士市の目標額は76万7,000円がきまりましたが、募金の方法は大体の処一般関係に48万7,000円、法人関係に28万円を予定しておそくも12月一杯までには目標額を完遂したい予定で準備を進めております。(厚生課)
毎年9月15日には全国各地において敬老会を催し1日大いに老人を慰めることは洵にほのぼのとした喜びに打たれるものです。けれ共、これが単に形式的な年中行事の一日として、おわるのであって、あとの364日が、敬老ならぬ軽老ということであっては、かえって老人を悲しませることになりはしまいか。
「尚歯」(しょうし)と言う言葉がありますが、これを「よわい、を尊ぶ」と読ませ、年寄りや先輩を尊敬して、長幼の順序をみださないことに使います。
よく「長幼序あり」などといい、いかにもこれを東洋の専売用語のように考え自慢するむきもありますが、実の所、近頃の日本よりむしろヨーロッパの方が、長幼の順序がハッキリしていると言う人さえあります。あちらさんにもSENIORES PRIORES(セニオレス・プリオレス)という言葉があるそうです。これは「年長者を先にせよ。」という意味だそうですが、近頃の電車やバスに乗っても分かるようにいつも立っているのが年寄りで、座っているのが若い者と相場がきまっているようです。この奇現象も若い人には極めてあたりまえで彼等は別に
荘子には「宗廟尚親、朝廷尚尊、郷党尚歯、行事尚賢、大道之序也」とありますが、これを意訳すれば、こんなことにもなりましょうか。「一家一族の祭には近い親類を先に、遠い者を後にする(宗廟尚親)。勤務先では身分の上の者を先にする(朝廷尚尊)、県人会や同窓会では先輩と年の順序にする(郷党尚歯)。仕事をするには賢い者を大切にする(行事尚賢)。これが自然の道である(大道之序也)」と言うのであります。
まことに平凡であるが、かく心がくべきであると信じます。
転入転出届は14日以内に戸籍課に届出て下さい
‐ イラストあり ‐
(イラスト説明)・・・ものしり一家