広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和34年 1月25日発行 内容

1月30日 知事選挙投票日

任期満了による静岡県知事選挙はいよいよ1月30日に行われます。
今回の選挙は去る1月5日告示と共に予想通り斉藤寿夫、竹本孫一、小田俊与、小長井一の4候補者が立候補した。私たち有権者は常に正しい判断によって立派な良い私たちの代表者に清い一票を行使しましょう。この明るい正しい選挙によって私たちの代表者が選ばれてこそ、誓って私たちに明るい生活を約束してくれるものと信じます。来る1月30日県知事選挙投票日には忘れずに揃って投票所へ出かけて正しい一票を投じましょう。

県知事選挙の日程

静岡県知事選挙は1月30日行われますが、日程は次の通り。
1月5日 不在者投票事務開始
1月7日 個人演説会開始
1月12日 立会演説会開始
1月15日 立候補届出期限
1月16日 補充選挙人名簿登録申請の受付開始
1月19日 補充選挙人名簿登録申請期限
1月25日 補充選挙人名簿縦覧および異議申立期限
1月27日 補充立候補届出期限
1月29日 立会演説会(富士中学校体育館 午後1時より)
1月30日 投票日
1月30日 即日開票 午後8時富士第一小学校講堂

‐ 写真あり ‐

入場券は届きましたか
忘れずに投票を…

−投票所の御案内を−

あなたのお手元に入場券がとどきましたか。この入場券は来る1月30日に行われる静岡県知事選挙に使用するものです。投票所は前回行われた市議会議員選挙と同じく11投票所で投票時間は午前7時から午後6時までとなっています。1月30日の投票日には皆様のお手元に配布しました入場券を持って指定された投票所へお出かけ下さい。以下投票の順序をお知らせいたします。

■入場券は受付係へ
投票所へ入りましたら、入場券は必ず「受付係」にさし出し到着番号欄に番号をうけ受付簿に記入します。当日入場券を無くした方はその旨を受付係に申し出ていただけば再交付します。

■選挙人と名簿の対照
受付がすんだら入場券を持って次の「名簿対照係」のところであなたの名前が選挙人名簿にのっているかを調べます。(投票所によっては整理上2ヶ所で行っている)

■投票用紙を交付
名簿の対照がすんだ方はその入場券を「投票用紙交付係」にさし出し投票紙一枚を受取って下さい。

■候補者名は記載所で
つぎに投票用紙一枚を受取りましたら、投票記載所で候補者の名前を一人書きます。誤って投票用紙を汚損したり、書損じた場合は用紙を引替ます。

■清き一票を投票箱へ
投票用紙に候補者の名前を一人書きましたら、その投票用紙を2つに折りたたんで投票箱の中に入れていただきます。これであとは開票によって私たちの選んだ代表者(県知事)がきまるのです。

登載者24,753名
昭和33年度 基本選挙人名簿決まる

昨年9月15日現在で調製した昭和33年度基本選挙人名簿は昨年11月5日から19日までの15日間市役所(又は支所)において縦覧に供し昨年12月20日を以て次の通り確定しました。
この確定した基本選挙人名簿の登載人員は24,753名でうち男が1万2,682名の女が1万2,682名であります。これを32年度の基本選挙人名簿に比較してみますと男の場合は484名、女の方は383名の計867名が増となっています。
従ってこの名簿は確定日の昨年12月から本年12月19日までの1か年間に行われる県知事選挙をはじめ近く行われる予定の県会議員、参議院議員選挙などに使用されます。

‐ 図表あり ‐
(写真説明)・・・基本選挙人名簿登録人員に関する調べ

市外転出者にお願い

1月30日執行の静岡県知事選挙までに富士市から市外に住所を移される(市内に住所を有しなくなった)方は投票することができません。
これらの方は、市外に転出された日から富士市の有権者でなくなりますので若し入場券がお手元にありましたら御面倒ですが区長さんのところまでお返し下さいますようお願いします。

立会演説会
29日 富士中体育館で

静岡県知事選挙の立会演説会は投票日前日の1月29日午後1時から市立富士中学校体育館で行われます。候補者の演説順序は(1)斉藤寿夫。(2)小田俊与。(3)小長井一。(4)竹本孫一の順で行われ演説時間は1候補者30分ときめられています。

歳末扶合い運動について

毎年実施されますこの運動による持寄り金品は市内丈の困窮者並に富士市より他市町村の社会福祉施設又は療養所等に入所されて居る不幸な人達におわかちいたしてまいりました。本年も例年に準じて配分を済ませました。特に本年は伊豆地方の災害に対し多数醵出されました後に、この様な沢山の金品を寄せられました事を厚くお礼申し上げます。
現金 16万2,505円
餅 1,000キロ
白米 15キロ
衣料 24点
以上を地区担当民生委員を通じて適正なる配分を致しましたから御報告申上げます。
(厚生課)

固定資産税の償却資産申告について

固定資産税の納税義務がある償却資産の所有者は、法第383条の規定により毎年1月1日現在における償却資産について、その所在数量、取得時期、耐用年数、見積価額その他償却資産の価格の決定に必要な事項を1月31日までに申告の義務を規定されています。申告を怠ったり、或は不正申告のあった場合罰せられることもありますので、特に通知のない方でも同様に至急申告して下さい。なお償却資産としては、土地、家屋以外の事業用に供することの出来る資産但し自動車は別に税を課せられているので当然償却資産から除外されます。

◎償却資産の種類
構築物 軌道、煙突その他土地に定着する土木設備
機械および装置 原動機、コンベヤ、起重機、ポンプ、旋盤、耕うん機
車両及び運搬具 鉄道車輌、運搬車等
工具器具及び備品 金属製、木製等
(税務課)

けん銃の発見拾得の方は必ず届出て下さい

けん銃は、法律で定められた特殊な者以外持つことは許されません。然し戦争中から引続き持っていて出し遅れた等の理由から、まだ相当数のけん銃が全国に埋もれております。
けん銃は、暴力団等と密接な関係があり、もっぱら凶悪犯罪をはじめ各種の犯罪に用いられていることにかんがみ警視庁ほか全国の警察において届出の勧奨運動を実施したところ現在までにけん銃 694挺、実包 8,594発の多数の届出がありました。
この実績からして県内にも、現在なお相当のけん銃が潜在していることは容易に予想されるところであります。
このことから警察では、12月20日から1月19日までの間を「けん銃発見届出勧奨月間」としてけん銃を発見したら、すみやかに届けて頂くという運動を行いました。
けん銃は、御承知のように街の暴力団等が殺人、強盗などの凶悪犯罪に用いる危険なものでありますから、たとえ遺品や記念品などであっても持つことは許されておりません。
皆様の中で旧軍隊時代のものや、海外から引揚げるとき持ち帰ったものなどをしまい忘れて、大掃除や、遺品整理のときなどに発見したような方がありましたら、すぐもよりの警察署、派出所、駐在所に届け出て下さい。
万一盗まれたりすると、犯罪に使われるおそれがありますので防犯上からみても、けん銃をもっていることは極めて危険であります。発見して早く届け出れば罰せられることはありませんから安心して届け出て下さい。

新入学児童 887名

富士市の本年度入学児童は887名(うち男458名、女429名)で昨年の904名(うち男488名、女416名)に比べて17名減となっています。
これを学校別にみますと新入学児童数は次の通り。
○第一小 313名(男154名 女159名)
○第二小 224名(男115名 女109名)
○岩松小 150名(男83名 女67名)
○田子浦小 200名(男106名 女94名)

松永正名翁 逝去さる

富士市の長老、掬翠居士故顕松院正法松永正名翁(平垣2)は永らく自宅で病気療養中のところ薬石効なく1月13日午後5時15分永眠されました。享年82才。翁は元加島村長をはじめ県会議員村議、学務委員、消防組頭などの要職を歴任、市発展に尽力された功労者の一人。
葬儀は16日午後1時より市内金正寺において富士市、松永家の合同葬でしめやかの裡に執り行われました。

お知らせ

タバコ消費税は
市税の中約4.9%を占め
市の大きな財源になってます

建物を建築する場合には必ず建築確認申請(建築届)をして下さい

早い通報 少ない損害
火災を発見したらいち早く「火事」と電話局を呼んで下さい
すぐ消防団本部につないでくれます

人口の動き

人口総数 4万4,151人
男 2万2,054人
女 2万2,097人
世帯数 8,344世帯
転入 145人
転出 144人
出生 65人
死亡 28人
婚姻 56件
離婚  2件
(昭和34年1月1日現在、住民登録による)