衆議院議員総選挙
最高裁判所裁判官国民審査
5月22日執行の衆議院議員総選挙と同時に5人の最高裁判所の裁判官の国民審査が行われます。この最高裁判所というのは、一番上級の裁判所で東京にただ一つしかありません。従って政府や国会とは別に存在し、一切の法令や処分が憲法に適合するか否かを決めあくまでも憲法を擁護する権限を持ち、まあ一口にいえば「憲法の番人」であり尚かつ裁判の終審裁判所であります。このように重要な職務を行うため憲法では最高裁判所の裁判官は初めて行われる衆議院議員の総選挙の際、国民審査を受けなければならないことになっているのです。また国民審査は1
審査投票記入上の注意
最高裁判所裁判官の審査投票は衆議院議員総選挙の投票と同時に行いその投票は記号式投票によって行われます。
その記載の方法は、審査の投票用紙に記載されている裁判官のうち職務をやめさせた方がよいと思われる裁判官については、その裁判官の氏名の上の記載欄に×印の記号を記し、やめさせなくてよいと思われる裁判官についてはその裁判官の氏名の上の欄に何も書かないで投票することになっています。
この点とくに注意していただきたいと思います。
なお盲目の人が投票するときは点字投票をすることが出来ます。また身体の故障のため字が書けないとか、字の読み書のできない人は各投票所の投票管理者に申出れば代理投票ができます。
富士市公明選挙推進協議会長
萩原芳作
来る5月22日に、衆議院議員選挙ならびに最高裁判所裁判官国民審査の投票が行われます。お互いに選挙の意義をしっかり把握して正しい明るい選挙をいたしましょう。
吾々国民は、国の主権者です。しかし9,000万同胞が、みんなで実際政治にあたることは不可能ですから、吾々の代表者をえらんで、この人達に代理してもらうのです。だから真に信頼出来る立派な人に議員になってもらうことが大切です。従って不正な誘いに従ったり義理にかられたりするのは、大間違いです。そのためには、よく新聞の記事を読み、選挙公報を見ることによって、その候補者の経歴や人物を知り、又個人演説や立会演説を聴いて、その党の政策やその人の識見を諒解し、さて当日は何はおいても棄権することなく、進んで投票することです。
一、よくみて
二、よくきき
三、よく選ぶ
ことです。くれぐれも迷うことなく、清く正しい明るい選挙を致しましょう。今度の選挙こそ
公明選挙
という名にふさわしい実績をあげましょう。
5月22日は衆議院議・総選挙および最高裁判所裁判官の国民審査の投票日です。今回は前記の通り二つの選挙が同時に行われます。富士市内の投票所は第1投票所より第11投票所まで11か所の投票所で22日午前7時に開き午後6時を以て締切ります。当日はお手元にお届けいたしました入場券を持って次の順序で投票所へお出かけ下さい。
(1)受付で到着 番号を記録
入場券を受付係に出されますと入場券の到着番号欄に番号を記入して受付簿へ記録してお返しいたします。若し当日入場券を紛失された方は受付係で再交付を申出て下さい。
(2)入場券を名簿に対照
受付がすみましたらその入場券を持って「名簿対照係」の所であなたの名前が名簿に登載されているかを調べます。
(3)衆議院議員の投票用紙交付
投票用紙は衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官の国民審査の二つの投票が行われますが、別々に交付されます。ここでは名簿対照のすんだ入場券を「投票用紙交付係」に出しますと、衆議院議員の投票用紙と共に提出された入場券の半分(最高裁)を切り取って返します。
(4)投票記載所
投票用紙を受取りましたらそれを持って記載所にゆき候補者の氏名を一人書きます。
(5)投票箱へ投入
候補者の氏名の書き終わった投票用紙は折りたたんで投票箱に入れていただきます。
この際間違って投票箱へ半分切り取った最高裁の入場券を入れないよう注意して下さい。
(6)最高裁の投票用紙交付
つぎに半分切り取った入場券を再び「投票用紙係」に差し出しますと黄色の投票用紙をくれます。これが最高裁判所裁判官国民審査の投票用紙です。この用紙はすでに裁判官5名の名前が印刷されています。
この場合「やめさせたい」と思われる裁判官には裁判官の名前の上の欄に×印をつければよく「やめさせなくてもよい」と思う裁判官についてはそのまま何も書かずに投票して頂きます。
※註 特にご注意申し上げたいことは、最高裁国民審査の投票用紙(すでに裁判官5名の氏名が印刷してある)に○や△を書いたり、落書した場合は、折角の「清き一票」が無効となります。
‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・投票区一覧表
5月22日は御承知の通り衆議院議員の投票日です。この日は市役所の職員の殆んど全部が選挙事務にたずさわるので誠に勝手乍ら市役所に御用の方は投票日前後の21日又は23日のいずれかの日を御利用下さいますようお願いします。