広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和33年 5月15日発行 内容

公明選挙を

富士市選挙管理委員会委員長
花崎年雄

民主憲法の下において主権が国民にあるということは皆さん御承知の通りであります。
従って日本の栄枯は国民各々の双肩にかかっている訳です。国の行政をやる内閣の主班総理大臣、国の立法を掌る国会は私達の代理としての議員によって組織され日本の国政を掌っております。国会議員を代議士と申すのも私達の代表として国政に参与しているという事です。
私達の生活が苦しくなるのも楽になるのも代表として選んだ議員のやり方によって決定されます。ですから選挙と私達の生活とは重大な関連があります。
若し万一私達が選挙の際、義理や人情や金銭に目がくらみ貴い一票を投じ心にもない代表を国会に送ったならば、その結果はどうなるでしょう。「後の後悔先にたたず」その時にしまったと思っても取り返しがつきません。
私達は貴い一票を投ずることによって国政に参与するということを銘記して下さい。
「良く聞き 良く見て 良く選べ」
この標語を立派に実行して下さい。いくら立派なことを口にいっても実行の伴わないこともあります。うっかりだまされないように
「この一票 売るなくれるなつられるな」
是非共あなたの代表者として恥ずかしくない人に自信をもって清い一票を投じて下さい。
正しい選挙には必ず明るい政治が生まれます。
住みよい国土建設のため公明選挙に協力して下さる様お願いいたします。

‐ イラストあり ‐