みんなで青年を祝い励ましましょう
おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝福する本人の成人式は男子520名、女子515名計1,035名を招待して次のような催しが行われます。
特に本年は全市挙げて厳粛にして然も短く式を挙行するとの事でありますから出来るだけ多数該当成人者は参列して下さい。
日時 昭和33年1月15日 午前9時より(受付は8時30分より)
場所 富士市体育会館(富士中学校内)
式典 市長の式辞、記念品贈呈、議長の祝辞等
式の終了後静岡国体記録映画(天然色)会及び駅伝競走等が催されます。
◇成人該当者は昭和12年1月15日より昭和13年4月1日迄の出生者(従来より変更になって居りますので御注意下さい)。
◇記念品は出席成人者のみ贈呈いたします。
◇服装は普段着のまま御出席下さい。特に例年見受けられる女子の成人者の中で華美な服装で出席される方がありますが本年度は絶対にないようお願いします。
◇成人該当者の名簿は住民登録によって調査致しましたが、12月28日迄になっておりますので招待状の来ない方がありましたなら教育委員会迄御申し込み下さい。
尚住民登録をしてない方で休暇等で帰省される方がありましたなら教育委員会迄申し込みがありますれば受付けいたします。
新春劈頭を彩る恒例の富士市消防団の昭和33年出初式は1月2日午前10時から第一小学校校庭で華々しく挙行されます。
通商産業省では、今年も12月31日現在で、工業統計調査を行います。
この調査は、全国の製造工業について、従業者数、原材料の使用額、出荷額、有形固定資産の投資額などについてくわしく調べ、製造工業の画から、わが国の経済活動の実態を明らかにする最も重要な統計をつくるために行われるもので、いわば製造工業についての国勢調査であります。
作成された統計表は、通商産業行政上の資料とするだけでなく、国の諸施策、最近は中小企業対策や貿易振興のためには欠くことの出来ない重要な資料となるのであります。従って調査は正確でなくてはなりません。
なお、この調査と合わせて中小企業総合基本調査も行われる。この調査は全国の製造業者40万のうちから約14万の企業を選んで行うもので、皆さんの正確な報告から適切な中小企業対策が講ぜられ、あなた方の企業近代化、合理化がはかられます。
各事業主のみなさん!
1月初旬調査員が訪問しますが訪問しましたら心よく申告くださるようお願いします。
虚礼は廃止・生活の改善
新生活運動がさけばれてから、これまでその成果がどれだけあらわれているか…といっても少しもわかっていないのが現状・フようであります。だからといって古いしきたりを、そのままにしておいてよいというものではありません。そこでどうしても「新生活運動」の必要がある訳であります。
この運動は、肩のこらないものでなくてはなりません。
新生活運動は、日常の知恵の使い方、ものの使い方、労力の使い方などをよく考えなおすことであります。そして、私たちが実際生活に即する文化的教養を収めるのが人間形成=社会教育というならば、この「新生活運動」は楽しい、健康な文化的楽園を建設する社会形成であるといわれております。
これまでの新生活がほとんど一部の人だけのためにあったようであったが、やはり、だれもかれもが、この運動を理解、協力しなければ成功するものではないと思います。この新生活運動は、地域社会の発展、幸福のための問題の理解をはかることで、そのためには、みんなが問題解決に参加することであって、それが教育=実践=啓蒙を目的としているものであります。それは私たちの生活の中にある=非民主的非文化、非科学的、非生産的、非平和的=な問題を切りひらいて行こうとする人間になる為の運動であるといわれています。
私たちは、新しい年を迎えるに当たり、今年の過ぎ去ったいろいろな事を考えて、身近な問題からあらためて行きたいものであります。
犬は生まれて20日たつと、人間の1才と同じくらいに成長する。100日目には5才になり、1年たつと18才、人間でいえば血気さかんな青年である。4年で30才、9年で50才、14年では70才になると言う、又最近はやっているのはコリー種。犬のなかでも最も美しく、もとは牧羊犬であったので番犬としても適当。生後3ケ月で4、5万円もする。
本年産米の予約申込については去る8月15日迄に生産者より県要請量を完遂して各農業共同組合に申込して戴きました。
而し本年産米については第二次の追加予約制度が実施されて去る11月1日より12月10日まで受付致しましたので当市の予約申込数量は別表の通り県予約要請数量7,677石に対して、第一次予約1,130戸、7,710石、第二次追加予約69戸、36石6斗、合計7,746石6斗となりました。
市では「政府に売り渡すべき米穀に関する法令」第三条により、米穀推進協議会及農業委員会を開催して意見を聞き協議の結果市長より指示する政府に売渡すべき米穀の数量を第一次及第二次予約数量の合計数量を以って指示することに決定致しましたので12月12日各農業協同組合毎に部農会長会議を開催して別表の部落別一覧表の合計欄数量を該当者に指示書で個人別に通知致しました。
よって指示された生産者はすでに全量を出荷完了された者も多数ありますが未完了の者で次の変更請求の理由のない者は出来るだけ早く出荷を完了されます様お願い致します。
変更請求は次の理由により再生産確保の自家保有量が確保出来なくなった者が請求することが出来ます。
1 自然災害により減収した場合
2 病虫害被害により減収した場合
3 事前予約申込当時予想しなかった人口が増加(11月1日現在で市役所に登録済のこと)した場合
以上の理由で前記自家保有量を規程量だけ確保すると指示された数量(予約申込数量と同数)の全部又は一部数量を出荷することが出来なくなった者は部農会長に様式で示した通りの様式で12月24日までに各農業協同組合を経由して市長に提出して下さい。
市長はもし変更請求書が提出された場合は県知事の承認を得て(この間食糧事務所長の確認及農業委員会の意見を聞く)2月9日までに文書を以って各個人に変更するかどうかを通知することとなっています。(農業課)
‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・昭和32年産米政府売渡指示数量部落別一覧表(32.12.12)
防衛庁では昭和32年度第三次自衛官募集中です。
◇採用人員
陸上 約1万名
海上 約300名
航空 約700名
◇応募資格
昭和33年3月1日現在
満18才以上25才未満の日本国籍を有する男子
◇志願手続
志願者は市役所総務課より志願票2通を受け入れこれに所要事項記入の上5円切手を添え申し込むこと。
◇募集期日
自昭和32年11月20日
至昭和33年1月11日
新年おめでとうございます。昨年中は広報ふじを御愛読下さいましてありがとうございました。本年も皆さんに親しんで読んでいただけるよう一生懸命、市と市民を結ぶかけ橋の役をつとめたいと思います。どうか広報ふじに対して一層の御協力をお願いいたします。尚本年は皆さんの声をどしどしお寄せ下さい。市当局に対し言いたいこと、聞きたいこと、或は御意見等何でも結構です(広報係)
議長 漆畑五六
副議長 鳥居一好
議員 時田義次
議員 梅戸一二三
議員 時田恵造
議員 佐野喜郎
議員 羽切松雄
議員 漆畑一江
議員 八木安一
議員 井出徳太郎
議員 長谷川盛男
議員 三浦三郎
議員 遠藤仙作
議員 芝田幸太郎
議員 田辺正美
議員 佐野晴雄
議員 影山辰男
議員 佐野恵温
議員 田村正雄
議員 川口清俊
議員 土屋昌信
議員 斎藤健治
議員 山田金吾
議員 佐藤富士雄
議員 小林伴三
議員 志村幸三
議員 常盤宗作
議員 山仲城一
議員 時田恒弥
議員 飯塚彦作
議会事務局長 内山正己
職員一同
実践「青年よ、夢と希望をもて」
‐ イラストあり ‐