長さは=メートル
重さは=キログラム
容量は=リットル
「メートル法」といえばまたかと思う人も、今更という人も少なくないことでしょう。
また「メートル法」の問題がなぜそんなに重大なのかと疑問を持つ人もあるでしょう。
6月7日は"測量記念日"で諸事情が行われましたが、これを機会に国の計量単位を「メートル法」に切換える意味のあらましについて申上げてみましょう。
私たちの日常生活にはずい分いろいろな計量単位が使われております。
たとえば、米を買うときはキログラム、パンは斤、肉や野菜などは匁、バターはポンド、醤油はリットルと升、和服地は鯨尺で洋服地はヤールといったように一寸あげただけでも、こんなに雑多な計量単位が使われているのであります。
また米が、農家の取り入れでは斗で量られ、買い上げから農林省の集計まではキログラム、生産高の発表は石、配給では再びキログラム、そして家庭では多く升、合によって扱われているのであります。
こんな風に、雑然とした計量単位に取りかこまれている私たちの日々の生活は本当に、わずらわしく、不便で不合理な点が沢山あって、毎日くりかえされている有形無形の損害は、はかり知れないものがあります。
これから日本が、科学や産業の発展を期して、世界に強く伸びようとするのにも、また私たちの日常生活をより合理化する上にも、このような雑多でマチマチな計量単位を使っていたのでは、不都合の点が多いので、単位の基礎が確立していて、科学や技術の面とも固く結びついている、すぐれた「メートル法」に切換えようとするものであります。
昭和34年1月1日
この日が日本の計量単位が一本化され「メートル法」が専用実施される日であります。
今の日本の計量単位は既に「メートル法」一本ということにきめられており、現在でも「メートル法」を使うこと立前となっているのであります。
前から使い馴れている尺貫法、ヤード、ポンド法などの使用を急にやめようとすれば大変な無理が起こるので、昭和33年12月31日までを準備期間として、それまでに「メートル法」によく馴れていただき昭和34年1月1日からの切換にあたっても、さしつかえないようにしておいて下さい。
すでに、政府では手近な処からというので、諸官庁や公共団体には本年の4月1日からこれを実施しております。
この際、私たちは一日も早く長い間の不便と不合理を取り除き、日常生活を有利にするためにも、又日本が国際社会により一層大きく活躍できるよう、国民全体が「メートル法」に馴れ、切換えにあたって差支えないようお互につとめることにいたしましょう。
富士都市不燃化建築については、県建築課の指導により着々計画が進められて来ましたが、6月9日設計士との契約調印も了り、11月末に完成を目指し現地測量設計等が開始された。第一年次計画は左記16戸116メートルの予定であります。
◎A団地 本町2丁目時田武雄、坂本一郎、高橋正夫、馬場孟、阿部孝(5戸 33メートル)
◎B団地 銀座街 佐野仁三九、佐野猛、池田栄男、橋本しづ、増田利男、佐野峰雄(6戸 48メートル)
◎C団地 本町4丁目 佐野隆、増田孝作、伊藤貞一、森川政司、岩辺市郎(5戸 35メートル)
左の写真はその構想図でありますが、完成の暁は富士市の偉観であると共に、商業経営と都市不燃化に多大の力を加える事でありましょう。
設計監督の大須賀矢薙氏は、県不燃化促進会連合会顧問伊藤工学博士の推せんによる斯界の権威者で、進駐軍横浜第二地区宿舎、吹田市立市民病院、千葉県住宅協会八千代団地住宅群等150余の代表的設計があります。(商工課)
‐ 写真あり ‐
( 写真説明上)・・・A団地
( 写真説明中)・・・B団地
( 写真説明下)・・・C団地
文書課(その2)
次のような用件のかたは文書課へお出下さい。
◎法律や県、市の条例規則を知りたい、また官報等を見たい。
皆さんと直接関係のあることは大体以上ですが、主として市役所の人事や給与、文書の収受発送を取扱っております。
保険課(その3)
国民健康保険に関する次のような用件のかたは保険課へお出下さい。
◎国民健康保険の被保険者の資格を取得したとき。(10日以内に届出を要することになっています)
◎協定外の医師歯科医師等の診療を受け療養費の支給を受けようとするとき又は診療等について詳しく知りたいとき。
◎被保険者が出産したとき、又は死亡したとき(助産費、葬祭費を夫々千円支給します)
◎乳幼児、妊産婦の健康相談、育児指導、受胎調節の指導、在宅結核患者の療養指導、その他健康相談栄養改善に関すること。(被保険者以外も総て無料で応じます)
◎国民健康保険税の賦課徴収に関すること。
◎以上の外国民健康保険の一切のこと。(日雇労働者健康保険は厚生課の取扱いです)
6月4日から一週間は「口くう衛生強調運動」が全国的に展開されました。歯は身体の一部と考えず、身体ぜんたいにひじょうな役割をしている事を十分理解しなければなりません。
私たちは普通、殆んど習慣的に朝起ると歯を磨きます。人によっては夜寝る前にも磨く人がいます。これは気分的にもひじょうに気持のよいことですし、またムシ歯に罹らないようにと心掛ける、一つの「ムシ歯」予防法として行っているものと思います。…たいへん結構なことですが、「ムシ歯」予防だけの意味で歯を磨くのでしたら、少し的がはずれているように思われます。それはつぎの理由−「ムシ歯は毎食後つくられる」−からです。
私たちが食事をとると歯と歯の間、あるいは歯のミゾなどに食物の残渣(かす)が溜ります。これに口の中の乳酸菌が作用して歯をとかす酸をつくり、この酸のために「ムシ歯」ができるのです。いま、口のなかの酸度をはかってみますと食後三分くらいから急激に酸度が増し、一時間ぐらいで元の状態に帰ることがわかります。このようなことをながくくりかえしている間に歯の表面がとかされ、しだいに「ムシ歯」が出来てゆくのです。「ムシ歯」の完全予防を行うのでしたら、毎食後歯を磨かなければならないのです。食後三分間、三分以内に、三分間歯を磨
しかし、一日ぢゆう忙しく働く私たちには、とても出来ない注文ですが、このことを知っていれば、こんご歯磨きができないまでも「うがい」をするとか、果物を食べるとかして、いくぶんでも「ムシ歯」に罹らないように努めることができるのです。
じようぶな歯で、なんでもよく食物を咀嚼することは胃腸の働きを助け、栄養分を十分に吸収させることだけでなく、アゴの発達をうながし、顔カタチを整える上にも、常に大切なことです。
第一章 汲取便所の改善
これは便器のフタ汲取口のフタを完全にすること窓は金網をすること農家などの開放的の便所には縄ノレンや板囲をする。
第二章 肥料ダメの改善と維持管理
肥料溜めには必ずフタをすること。
第三章 堆肥置場と堆肥舎の改善と維持管理
四隅に杭をうち「むしろ」などで囲いをしてその中に堆肥をつみ堆肥の表面を「むしろ」でおおうのが簡便であるし、床をコンクリートにするのが理想である。なお底に木、すのこを入れてその下に空間を作って水を入れておくと「うじ」がここに集まって死ぬ。水にDDTやリンデンの乳剤水和剤ベーストとなどを入れておくとよい。
第四章 畜舎の改善と管理
土台は盛土をして周・ヘより20〜30センチ高くするとか、床はコンクリートなど水をとおさないものにするのが理想的で適当な勾配を設けて排水できる様にし、尿は舎内に路を作って舎外の尿留めに導くようにするのがよい。床の改善が経営上下可能であればなるべく年一回新しい土を換える。天井はなるべく張り縄ノレンを張りめぐらすのがよい。敷わらは7〜10日に一回とりかえるのが理想的であり踏込式の畜舎はハエの発生源となる。
第五章 ゴミ箱の構造と維持管理
ゴミ箱のフタは必ず密閉しコールタールを塗って防腐する、コンクリートを塗るのもハエが黒い色を好まない点で非常によい、ゴミ箱は直接地面におかずレンガなどを入れて底に通風することがよい、焼却出来るゴミはなるべく焼却した方がよい。(衛生害虫駆除の理想と実際より)
精力を盛んにするには動物性蛋白質とビタミン類(例えば鶏卵、青菜、バター)頭脳を使う人には緑茶が必要、ビタミンB1、B2、Cを沢山含む緑茶は栄養的に脳神経の疲労を回復する。
徹夜作業する人は砂糖で作った菓子やみかん類がよい、砂糖は30〜60分で血液に流れエネルギー化する。疲労を早く治すにはビタミンCを沢山補供すればよい。元気よく長生きしたい人はビタミンB2とカルシウムの補供が大切です。ヨーグルトにはビタミンB2が非常に多く、牛乳にはカルシウムが多量に含まれている。その他カルシウム源としては小魚の骨等。健康でやせたい人は御飯や死亡を沢山食べない様にすること食慾が旺盛で減食がなかなか出来ない方は食事前カロリーの少ない果物や野菜を沢山食べるとよい。
「衛生課夏の健康メモより」
ことしも「静岡文芸」が発刊されました。全国でも異彩を放つこの県の文芸年鑑は、昨年中に県下の同人誌などに発表された評論、創作、詩、短歌、俳句、川柳の6つの部門の文芸作品(県文芸家協会へ投稿した作品も含む)のなかから、各部門ごとに厳選されたものを収めています。
体裁はA5版、150頁装ていは図画会(版画)の伊藤勉画伯が担当され、県文化協会が県教育委員会の手を離れてことしからはじめた文芸年鑑にふさわしいものです。定価は一部150円で、県下の有名書店で市販しています。詳しいことは、静岡市追手町「県教育委員会社会教育課内、静岡県文芸家協会」へお問合せ下さい。
◇富士公民館文庫
新平家物語24、世界文学全集別冊2、現在日本文学全集61、科学大観3巻、日本歴史新書、日本史の研究、大学教授、三角法精義、芸術は何のためにあるか、新々英文解釋研究、どんぐりのへた、包む、まっちうりの少女、ビジネスマンの健康、こんどはおれの番だ、愛の濃淡、柳生武芸帳1−2、娘と私上、愛のかたみ、日本の裏街道を行く、砂川町合戦録、現像焼付引伸、明治大帝、アマチュア無線、丸ビル乙女、家庭の法律、一般心理学、健康な住いの設計集、草の実、友情ある説得、稲作読本、白い炎、こじき袋、ギター独習書、城と城下町、学問と思想
◇田子浦文庫(支所内)
現代史大系11、三国志4、ゴビ砂漠探検記、現代の謎、ギリシャ神話上下、罪と罰、話術、大番雲の巻、三光、ノートラダムのせむし男、廓1〜2部、日本人の顔、飲み食いの話、猫背の散歩、酔うて候、気遣い部落の青春、つむじ風、文学みちしるべ、生の欲望、最後の陸軍、二宮尊徳全集1−6、現在教養講座1−6、体の中を風が吹く、世界の七つの顔、兵隊サラリーマン、顔と心、アウトサイダー、日本国民文学全集大菩薩峠3−8、富士に立つ影上中下、天文気象図説、北極を飛ぶ、釣百科、現代エチケット百科、島崎藤村全集28、科学全集太陽の誕生
◇岩松文庫(支所内)
漱石全集24、大ロマン全集18、農業及園芸6、漱石全集25、現代日本文学全集61、映画芸術7、世界大ロマン全集19、月で見る世界地理、資源植物事典、社会大観13、随想録2−3