富士市議会11月定例会は11月29日招集され、同日から12月5日迄7日間の会期を定め、市長提出議案12件、正副議長選挙、故前岩松村長藤島翁逝去に伴い富士市藤島家合同葬執行の決議、及び議会より弔辞贈呈の決議を行い12月5日閉会されました。
主な会議の経過及び議案等は次の通りであります。
▽11月29日(本会議)昭和31年度富士市才入才出追加更正予算(第5回)外11件を審議、内市有財産処分について外6件同日原案通り可決、昭和31年度富士市才入才出追加更正予算外5件を委員会付託とし、且議長、副議長辞職許可の件(議員の申し合わせによる1年交替のため)は12月5日(本会議)に結論を出すべく審議保留のまま同日散会した。
▽12月1日(民生委員会)委員会付託となった。昭和31年度富士市国民健康保険事業特別会計才入才出更正予算外1件を慎重審議の結果原案通り全員一致賛成した。
▽12月2日(本会議)12月1日前岩松村長藤島初男翁逝去せられたので、午後1時緊急招集し、翁生前の功労に対し、富士市、藤島家合同葬執行の決議をし、及び議会より弔辞贈呈の決議も行った。
▽12月3日(建設委員会)委員会付託となった、昭和31年度富士市水道事業特別会計才入才出更正予算(第1回)外2件を審議、市道公用廃止、国有財産公用廃止議案について現場視察を行い、原案通り全員一致賛成した。
▽12月4日(総務委員会)委員会付託となった、昭和31年度富士市才入才出追加更正予算(第5回)審議の結果、一部委員の了解を得られず更に詳細なる資料の提出を求め翌5日午前8時30分からその資料を検討の上、全員一致賛成した。
▽12月5日(本会議)委員会付託となった各議案について各委員長より詳細なる審議経過及結果報告がありそれぞれ各委員長報告通り可決した。
さきに審議保留となった、議長、副議長辞職許可の件は可決され、新議長、新副議長選挙に移り、指名推薦により全員の賛成を以って、新議長漆畑56、新副議長梅戸123に再選された。
今回、明るい越年運動を開始したところ、市内皆様の同情あふれる金品が沢山寄せられまして誠に有難うございました。この贈物は福祉事務所と民生委員が協力して公正に配分を実施し、12月25日までにはこれを完了する様に致し度いと思っております。
醵出された金品は目下取りまとめ中でありますから次号において報告申し上げることとし、皆様の御協力に対し御礼申し上げます。
尚婦人会役員の方々のお骨折りに対しては謹んで敬意を表します。
水道課においては目下、根田水源ポンプ場施設並に幹線配水管布設と、この幹線より分岐する駅北地区の配管工事を施行致しておりますが、御承知の様に富士市には多くの水路があり灌漑配・・ノは非常に役立っておりますが、水道工事の施工に当たってはこの下を潜って鉄管を埋設するので工事中は用水を一字止めたり、道路を掘り起こしたりして交通上皆様方の出入などに大変御不便御迷惑をかけ誠に相済まぬことと思っております。勿論、出来るだけ御迷惑にならぬ様努めておりますが工事中暫時の御協力を切に御願い致します。
近く出来上がります前記の工事については、いづれ稿を更めて詳細御知らせ致したいと考えておりますが、取り敢えず現況の概略を申し上げますと、本市の上水道は昭和28年度末岩松水道着手以来、湯沢水源に20馬力のポンプ二台を設け、現在岩松地区の岩本地区を除いた部分、柚ノ木、森島、宮下、水戸島上、中町、平垣の一部及び鮫島地区の約1,720戸に給水致しております。そして、駅北地区の現在施行中のものが完成すると、鉄管径350ミリメートル及至75ミリメートルが延長28キロメートル(7里)鋼管径三インチ及至1インチが延長16
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・寫眞はガード下口径30cm鋳鉄管布設中
消火栓は……
これに附随して消火栓が地下式22ヶ所、地上式120ヶ所、駅北までで142ヶ所、これに地元施行を加え約150ヶ所、更に駅南まで合わせると約240ヶ所となります。
ところで、凡そ路傍にボツ立っていて叱られぬものに電柱、ポスト、消火栓の三つがあると思いますが、この内電柱、ポストは常に夫々任務を果たしている訳でありますが、消火栓は、一旦事あるまで遊んでおります。従って、日常はとかくうとんじられ勝ちであります。それだからと云う訳でもありませんが、最近は道路の交通も自動車、三輪車等非常に多くなり時折倒されることがあります。先般も三輪車が消火栓を倒した事がありました。誤って消火栓を倒した場合は直ちに届けで、傍見した場合は直ちにその車の番号、氏名等を水道課へ御連絡願います。そ
次に消火栓のホースについてでありますが、先般も市で設けた消火栓については「市でホースを備え付けられるのですか」と云う御尋ねを受けたので、この際一言申し上げたいと思います。
水道課と致しましては、現在の財源では配管に追われ消火栓を設置するだけでホースまでは行き届き兼ねている訳であります。従ってホースは1本1万1,000円、ノーヅル1本4,000円位ですからホース2本として2万6,000円位で一組揃う訳でありますから、皆様方の家財は、自分達で防護すると云うお考えを持ちまして、只今各区で行われている水道貯金を更に延長致しまして、共同拠出によるのも一方法かと考えますが、とにかく是非ホースを備えられる様希望致すものであります。仏作って魂が入らぬ現状でありますから、皆様の手で立派な魂
いづれに致しましてもホースがなければ消火栓は役に立ちません。
勿論、火災の場合は消防団の厄介にならねばなりませんが、消火栓は初期防火に非常に効果のあるものであります。勿論、いつまでも消火栓は遊んでおって喜ばれるものであって欲しいと念願するものでありますが、非常の備えだけは早急に致したいと思うものであります。(水道課)
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・建て込みを終わった双口消火栓
秋の火災予防週間に因んで、市総務課消防係では防火に関するクイズを一般から募集した処、応募者161名の多きに亘り、去る14日市消防団役員会の席上市総務課長立会のもとに厳選の結果、正解者は水戸島162関口清子さん唯一人で賞金3,000円贈られます。字違いは4通、2字違いは9通ありました。皆さん多数御応募ありがとうございました。
正解文
火災予防運動が行われます。火の用心についていろいろの行事が行われるがこのような週間行事は人情の常としてややもすれば週間中のみに止まりあとは忘れてしまうこれではせっかくの運動も無意味なものになってしまいますから常に生活の一端として火の用心を心掛けるようにいたしましょう。
電話で知らせる時は、交換手にはっきり分りやすく場所とその目じるしとなる物について2、3回繰返し呼んで下さい。この要領で通報すればすぐ消防団本部に継がれます。
どんな小さな火事でも内輪で消そうとしないで大きくならない内に通報して下さい。
あなたの家庭、職場から
↓
火事がおきたら
↓
まず通報
↓
みんなで協力初期消火
次の人達より社会福祉協議会に御寄附がありましたのでお知らせすると共に深く御礼申し上げます。
此のとうといお金は福祉事業資金として最も有意義に活用いたします。
一、金5,200円なり
五味島 芝田幸太郎氏
一、5,000円也
富士新聞社長 勝又春窓氏
一、金3,000円也
神道町 広瀬はな氏
一、金20,000円也
四ツ谷
故藤島初男氏御遺族
一、金360円也
水戸島 佐野喜郎氏
去る6月7日朝、不慮の火災により管理棟全部を焼失しましたが其の際、市内外の皆様に特別の御心配と御見舞いを戴きましたことに力を得て鋭意復旧に力を注ぎました。お陰をもちまして11月20日復旧工事を完了し、以前にも増して立派な建物となり事業継続が出来ますことを厚く御礼申し上げます。
思い出の中で一番情けないことは駐留軍の選挙監視でした。何の選挙だったか判然としませんが、黒人兵の監視官が来て監視せられたときは実に敗戦国民の悲哀をつくづく感じました。
開票間際に黒人監視官が来て「当開票区の事務従事者は何人だ」との間に16人だと答えると両の手の指を代わる代わる折りまげて係りの顔を見作ら人員を数える、まるで幼稚園の園児が数を習って居るようだと、見ていると三人不足だといってきかない、調べて見ると、今まで会場準備をしていた者が夕食をして居ることが判った。時計を見ると所定時間に5分前であったので、未だ時間前だ所定時間には全員集合する。と云い訳をしたものの今食事に行った者が定時までに帰って来るかどうか不安でならない。直ちに裏口から使いを出して夕食を中止して直ぐ集
まだこの外基本選挙人名簿を作製のため申告して貰ったら、ある隣保班で申告を忘れ一隣保班そっくり名簿から脱漏して平身低頭したことや、最高裁判所の裁判の裁判官国民審査の開票で困り抜いたこと等思い出は限りなく続きます。
過去10年間選挙事務に携わって大過なかったことは田子浦村当時には鈴木一彦君(現教育委員会勤務)青山泰寿君(現厚生課勤務)酒井美代子君(現総務課勤務等)の並々ならぬ協力があり、合併後に於いては橋本朝男君(現総務課長補佐)稲垣正義君(現会計課長)金山万三君(現総務課勤務)その他課全員の助力があったためであり、全く感謝に堪えません。この際、厚く御礼を申し述べて選挙事務10年の思い出を終わりといたします。
休庁のお知らせ
昭和31年12月1日現在
総人口 41,951人
男 20,882人
女 21,069人
世帯数 7,602世帯
(住民登録調べ)