富士市手数料条例の改正が1月18日の第1回富士市議会で可決決定され、新年度4月1日から施行になります。改正された手数料の主な種類および金額は次の通りです。
一、印鑑に関する証明 一件につき 30円
一、氏名、年令に関する証明 一件につき 50円
一、身元に関する証明 一件につき 50円
一、本籍住所居住に関する証明 一件につき 50円
一、住民登録に関する証明 一件につき 30円
一、住民登録に関する謄本、抄本 一件につき 30円
一、転出に関する証明 一件につき 50円
一、懲戒、身代限、家賃分散、破産に関する証明一件につき 50円
一、雇人に関する証明 一件につき 50円
一、死亡診断書記載事項の証明 一件につき 50円
一、租税公課に関する証明 一件につき 50円
一、営業、職業に関する証明 一件につき 50円
一、諸資格に関する証明 一件につき 50円
一、土地、建物に関する証明 一件につき 50円
但し土地、建物については、一築または一棟を以って一件とし一築若しくは一棟を増すごとに金五円を増徴する。
戸籍法に基く戸籍手数料は、従前通り。
一、戸籍謄本、抄本とも 一枚につき 30円
土地家屋および償却資産に関する昭和31年度固定資産課税台帳を左記の通り縦覧いたします。
台帳に登録された価格について異議のある向は文書(審査請求書)を以って縦覧期間中および期間後10日の間に固定資産評価審査委員会に対し審査の請求が出来ますが、それ以後になると絶対に出来ませんから御了承下さい。
昭和31年度に登録せられた土地およびに家屋の価格は原則として昭和32年度に据え置かれることになり、昭和32年度には審査の請求は出来ないことになります。(但し地目変換、増改築または損壊等特別の事情のある場合を除く)
なお昭和31年度の価格は土地家屋ともに前年度価格に対し修正の行われるものでありますから御了承下さい。
一、縦覧期日 昭和31年3月1日より3月20日まで(日曜日休み、土曜日は正午まで)
一、縦覧場所 富士市役所税務課
一、縦覧は本人或は正当な代理人に限ります。
一、審査請求期間 昭和31年3月1日より3月30日まで
この法律は自動車の運行によって人の身体又は生命が害された場合における損害賠償を保障する制度で国が社会保障の一環として立法化した強制保険であります従って別記の日から自動車損害賠償責任保険加入証明書を所持しておらない自動車は走ることが出来ません。
◎自動車をお持ちの方で損害賠償責任保険に加入しておらない方は至急損害賠償保険会社にこの加入手続きをし証明書をもらっ・ト下さい。
◎実施の期日は次の通りです。
2月1日から
乗合自動車 乗用自動車 普通貨物自動車
2月11日から
小型貨物自動車
2月21日から
小型二輪自動車 軽自動車(総排気量125CCを超えるもの)
緊急自動車
自動車事故で被害を受けた方へ
自動車の運行により損害(人身)を受けた方は損害賠償保険会社に損害賠償額の支払請求ができます。
ひき逃された場合にはすぐ損害賠償保険会社に申し出て下さい。
静岡県の観光資源を広く世間に紹介し、あわせて郷土の特産品を展示し観光客の誘致と特産品の紹介を図るため、静岡県観光協会では、東京渋谷の東横デパートに於いて3月6日より11日まで静岡県観光展を開催いたします。
富士地区としましては左の出品を致します。
田貫湖(パノラマ)
山麓めぐりコースと景勝(図板および写真)
富士登山と名勝(図板および写真)
田子の浦倒さ富士(写真)
富士川の富士(写真)
紙都の富士(写真)
大富士ゴルフ場(写真)
田貫湖および白糸の滝(写真)
等による宣伝を行います。
富士市としましてもこの好期に際して郷土の名刹実相寺の宝物、日蓮上人の坐像および唐本大蔵経を出品し、史蹟を訪ねる人達への資料とし併せて富士登山の門戸としての富士市の宣伝と紹介を図ることにしました。
観光協会としましてはこの出品に対して市とともに出来得る限り宝物の保証と安全をはかり、実相寺の厚意に報いると共に富士市の発展を期したいと思います。(富士市観光協会)
戦後10年を迎えた本県の産業は経営と技術の両面にわたる幾多の困難を克服して今や30種類に及ぶ全国一の特産物を始めとする各種製品はその品質と優秀性に於いて、戦前を凌駕する域に達しております。また国際市場に雄飛する製品も遂年増加して輸出振興に大きな役割を演じ全国有数の産業県として、県内総合開発の諸施設と相まって飛躍的発展が期待される次第であります。
本年は丁度特許制度施行七十周年に当り、中央に於て行われる諸般の記念事業に呼応し、且つ第二回全国ホルスタイン共進会と同調して、記念すべき静岡県産業展覧会を静岡県、県内各市、県町村会、県内各商工会議所、等の各団体主催、通商産業省、教育委員会、経営者協会、日刊新聞各社、NHK静岡局、ラジオ静岡の後援にて、静岡県駿府公園に於て3月23日より4月5日迄行われることになりました。
県内全産業にわたる優秀製品を展示即売し、広く県内外に宣伝紹介すると共に県産業の振興を図り、併せて学生児童の発明考案品を展示致してます。
当市関係におきましても、紙、抵当替刃、酒、製紙機械等が展示されます。市民各位の賑々しい援助協力と閲覧を切望いたします。
(商工課)
富士市からヒロポン禍を追放するために昨年暮富士市ヒロポン禍対策協議会ではヒロポン標語懸賞募集を行いましたが応募数150語の多きに達しましたのでここに当選標語と或る更正したヒロポン患者の告白を発表します。
一等、朝日製紙社宅 阿部美奈子 明るい職場楽しい家庭に麻薬なし
二等、瀬戸河原市営住宅 鈴木キサ ヒロポンは日本を滅ぼす新兵器
三四軒屋 斎藤秀雄 ヒロポンを止めて踏み出す勤めに笑顔
三等、助六 望月五郎 うかつに一本泣く一生
柚木 小中久子 身の破滅思いとどめよその一本
ヒロポンをなくして明るい 我が富士市
○少年Eの場合。 荻原芳作
『私の保護観察して居る少年Eがある。彼の告白を綴って見る。』
彼の住んでいたのは、覚せい剤乱用者の多いT町である。彼の父は大酒家で、家事を顧みないので、彼の母は協議離婚して、弟2人と共に母に引き取られた。母は行商して生計を立てて居るが、貧困のため、彼は叔母の家に預けられて、中学に通っていたが、通学距離の遠いため、遂に中退して家に帰った。母は不在勝で監督不行届であったのと、悪友にそそのかされて、14才ころから喫煙をはじめ、16才頃覚醒剤を使用した。そのため家財をもち出したり、テックス工場の同僚の金を盗んだりしたため、静岡少年院に収容された。
昭和29年3月仮退院で帰ったが、再び覚せい剤をはじめ、遂に1日50本位打つ様になり、中毒症状著しく、落ちつきを失い、幻聴、強迫観念に襲われる様になり、家財を持ち出し、母を脅迫して、小使銭を強要する様になり、昭和29年7月24日戻し収容になり、千葉県八街少年院に送られた。
彼の告白によると、1日50本も打つ様になった時は、不安で夜もオチオチ眠れず、遂にオートンを併用するに至ったという。
少年院に収容中禁断症状もなくなり、安眠を・セる様になった。
そして、昭和30年9月16日仮退院となり、目下某商店に住込み勤務して、毎日まじめに暮らしている。彼は「この頃は悪友も遠くなり、また密売者もないので、再び打とうとも思はない。今考えると馬鹿のことをしたものだったと思う。その頃は、自分は止めたいと思っても、友達に強要されて、遂に負けてしまったが、今度こそまじめに立ちあがりたいと思う」と言っている。
現在一般にヒロポン患者は減って来ていますが、ヒロポンを乱用する事によって御当人やその家族の方々が多くの幸福を奪われてしまいます。その不幸を富士市からなくすために皆さん御協力下さい。
ことしはお申(サル)の歳そこでこの縁起をかつぐためか結婚は節分前にというので新春のうちから富士市婦人会の貸結婚衣裳を扱っている富士公民館には申込が殺到、正月の挙式が大はやりだったとか、結婚のようなおめでたいことには縁起をかつぐ気持がわからぬでもないが、仏滅を凶日として大安を吉日、申の歳を婚家を去るにかけてわるいとするなどまだまだこうした古い考え方が生きているのは迷信日本の悲劇といわざるをえない。しかし、結婚と申歳をむすびつけて迷信にとらわれているものが相当ある反面、まったく根拠のないことだとして、とりあ
‐ イラストあり ‐
( イラスト説明)・・・伊東けいりん 3月21日(水)・22(木)23(金)24(土)・25(日)・26(日) 伊東駅より無料バス運転