広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和32年 10月20日発行 内容

お願い

10月26日より30日まで国体バドミントン大会開催のため市役所の一般取扱事務はその期間中はなるべくさけて戴きます。
従って御用のある方はその期間前後にすませて下さい。

待望の国体26日開幕

静岡県民待望の第12回国体秋季大会が近づいてきました。国体には全国津々浦々から大勢の選手や役員が集ってきます。富士市では、これら選手や役員の受入準備を国体準備委員会が中心となって、進めて新築され、市内道路の整備もでき上がり、いまや澄み切った秋空にファンファーレの音が響きわたる感激の開会式を待つばかりとなりました。

国体準備整う 29日 天皇皇后両陛下市内をご通過 全国から選手300人参加

開会式は市内バレーボールが体育館につく26日午後3時より行われます。行進曲により北海道より選手の入場が行われ、静岡県は最終位に入場します。その後、静岡県バドミントン協会長の開始宣言があり、国歌斉唱、日本バドミントン協会長のあいさつ、選手代表による選手宣誓、富士市長の歓迎のことば、審判長より競技上の注意、記念花贈呈、感謝状贈呈があり健民の歌に合わせて、選手が退場して開会式が終わり、ただちに一般高校男女の第一回戦に入り5日間を力と技の競技がくりひろげられます。閉会式は10月30日の12時より開始式場と同じく体

体育会館完成

 昭和32年4月富士市体育協会が中心となり社団法人を結成し市内多くの厚志者の浄財を基金として株式会社石井組が着工して約半年、写真の様な総坪数555坪、総工費2,650万円で二階建、鉄筋アーチ形式の近代設備を誇る市体育会館が出来上がりました。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明上)・・・体育会館正面
( 写真説明下)・・・体育会館内部

両陛下10時50分ご到着 お迎えについての心構え

 天皇皇后両陛下は、国体ご視察のため、10月25日から6日間県下各地をご巡幸されますが、29日吉原市の卓球をご覧になるため、富士駅に午前10時50分にご到着。本町、銀座通りをご通過になり、新国道を吉原市に向かわれます。
◎駅ホーム及び駅前広場は市長及び議員、各種団体長、報道員、高齢者のみでお迎えすることになっております。又本町、銀座通りから新国道中央病院の手前迄は市内の小・中・高校生徒と各種団体でお迎えします。従ってそれ以外の一般市民は出来るだけ中央病院裏新国道より高島方面でお迎えして下さい。
◎警察や駅員が皆様方の整理にあたっております。混雑を防ぐよう警察や駅員の注意をよく守って協力しましょう。
◎両陛下をお迎えするために停止線を設けて整理にあたっております。
その線から道路に出たり後から押したりしない様にお互に注意して下さい。
◎混みあいますから迷子の出ないよう、また懐中物や貴重品などに充分注意して事故のないようにしましょう。
けが人や急病人の出たときはすぐ警察官に申し出て下さい。
◎カメラを持っている方は写真をとろうとして道路に出たり高い所に上がると危険ですからやめましょう。
◎お召自動車は前から三両目で進行方向に右側が天皇陛下で左側が皇后陛下になっております。
◎ご家族揃ってお迎えに出る時は戸締や火の始末に充分注意いたしましょう。
◎お帰りのときは混雑していますからよく交通警察官の注意指示を守って事故のないよう充分注意いたしましょう。

‐ 図表あり ‐
( 図表説明)・・・会場案内図

親切にしましょう 選手へのエチケット

 いよいよ待望の国体秋季大会が真近に迫りました。多くの精鋭が全国各地から希望に胸をふくらまして集って来ます。これらの選手を迎えるのに私達地元民の心得ておきたい事があります。まず国体のトップをかざる開始式では、次々にマイクの紹介で各県の選手団が入場しますが、この際各県にもれなく拍手を送って歓迎しましょう。
◇これは開始式のみに限らず競技が開始されてからも同じようにしましょう。
近頃は競技をする人は公正なスポーツマンシップを体得してきましたが、一方これをみる人はまだまだこの精神に徹しきれないで余りにも勝敗にこだわりすぎてエキサイトすることがあります。スポーツの生命はフェアーに終始することですからフェアープレーに対してはチームを問わず惜しみなく賞賛しましょう。
◇また競技場だけではなく遠来の方達を道徳的な正しいエチケットで明るく暖かに迎えてすべての人達に静岡県のよい想い出をいだいて帰っていただきましょう。
一寸した親切が知らない土地では大変よい想い出となり、また一寸した不注意がいやな印象を与えるものです。特に選手は、遠くは北海道、九州の果てよりますので言葉にお国なまり(方言)がありわからない事があるかも知れませんが、笑ったりしないでいつも親切にしましょう。若い高校生等はずいぶん感じを悪くします。
◇こうした事は国体があるからでなく日常生活の道徳としてのものですから今度の国体を機会にして、なお一層取り入れ私達の郷土を明るく住みよいものにしましょう。

兵庫→静岡、国体旗リレー 富士市通過は25日

第11回国体の開催地兵庫県から静岡県営草薙運動場まで移行される国体旗リレーは、10月9日兵庫県庁正門前をスタートして大阪、奈良、三重、愛知の四県入りは10月15日、新所原県境で引継がれます。
本市に入るのは25日午前7時35分の予定で高島で吉原市より受継ぎ、旧国道を通り、中央病院東側を南下し、駅南を通り、富士駅前、本町通り、銀座通り、富士市体育会館、富士高等学校を経て午前8時24分共栄製紙入口で鷹岡町側に移されます。
国体旗リレーは先導1名、隊長1名、副隊長1名、護衛2名、旗持参者6名、交代者22名、計33名が一団となって疾走します。

バドミントンの見方について

 今度国体バドミントン競技が富士市で行われますので市民の皆さんも、きっとこの競技をご覧になると思います。そこでこの国体特集号を通じこの競技を初めて見る人の参考のために見方を開設いたします。又地元からも沢山の選手が出場いたしますので絶大な声援を送って下さい。
 バドミントンはスピードとスマートさを持ったゲームである。又非常に細かい技術を必要とするゲームであると共に強力な体力をも要求する。一見やさしいプレーの様に間違えられるが、繊細な技術と果敢な決断力を必要とするゲームである。
 故にバドミントンはあの早い打合いの中に如何にして相手の急所を攻めるか、又如何にして相手の体力を消耗さすかが図られているのである。
 高さ5フィート(中央に於て)に張られたネットを境として上から叩くスマッシュ、高く打上げるハイクリヤー、バドミントン特有のネットプレー、真直ぐ飛んで行って急に落下するドロップショット、又相手に自分のモーションを隠すフェイントモーション等独特の面白さが見られる。
 バドミントンは繊細な技術を必要とするのでコート内の風、周囲の動きをプレイヤーは極度にいやがる。観客の皆様にお願いする事は、コートの周囲でプレー中動き廻らぬ様、又応援は拍手のみ、例え短い言葉でも声援はしないよう静かに見て戴きたい。然しファインプレーに対しては相手、味方を問わず充分なる拍手を以って応えられるようお願いいたします。

高松宮殿下 富士市にお成り

高松宮殿下におかせられては10月28日午後1時5分に富士市体育会館にお成りになり、バドミントン競技(高校女子の静岡県対奈良県)を約1時間にわたりご覧になり、同2時丁度同体育会館をおたちになり次の会場蒲原に向かわれます。

市内パレード

 富士市では国体開催の皮切りとして10月26日午後2時30分より市中行進が行われます。コースは富士駅前より本町通り、銀座通り、新国道をへて富士中学校までの区間、先導車、ボーイスカウト、大会役員、選手団によりパレードを編成します。
 当日は市内小学生は道路の両側にて小旗を振って歓迎します。