広報ふじ 昭和41年11月に吉原市と鷹岡町と合併した富士市広報紙の全記録

昭和30年 2月22日発行 内容

衆議院議員総選挙 最高裁判所裁判官国民審査

投票日は2月27日
よく開き
よく見て
よく選べ
棄権しないで投票しましょう
棄権してあなたの政治誰がする

‐ イラストあり ‐

公明選挙運動について

富士市選挙管理委員会委員長 花崎 年雄
 今年は選挙の当り年と良く云われて居ますが本市に於いても昨年から市長選挙、教育委員の選挙、農業委員の選挙、今年に入ってからも市議会議員、県知事、今後の衆議院議員4月に入って県議会議員の選挙と矢つぎ早に選挙が行われます。その都度富士市公明選挙権推連盟とも密接な連絡をとって公明選挙運動を続けて来ました。選挙には候補者丈ではなく国に於いても、県、市町村に於いても沢山の費用がかかります。
 今回の衆議院議員の選挙にしても総額16億円といわれ、候補者が1,056名であって候補者1人当りの費用がざっと150万円かかるとのことです。
 又、総額の16億円を衆議院議員の定数467名で割ると、一人当たり約340万円となります。
 議員を一人選出するのに340万円かかるその費用は我々国民の一人一人が納めた税金であるとすればうっかりしては居られないと思います。情実だ、因縁だとうかうかしては居られないと思います。情実だ、因縁だとうかうか過して居る中に投票日となってつい情実因縁にとらわれて投票して「しまった」・・・・その人が当然した・・・当選したその人が俗に世間で云われるような汚職をやったり或は乱闘事件を起こすようなことがあれば、何のために選挙したか、何のために大切な税金をつかったか判らなくなると思います。誰が云ったか「うかつには投票で  こうしてよく選んだ人が国の将来を思い我々国民の福祉をほんとうに考えてくれるとしたら340万円決して高価ではないかもしれません。
 御承知の通り公職選挙法が改正せられ選挙運動の規定等も大巾に改正さられ永年の懸案であった連座制の規定も加えられ、これに付随する罰則等も強化せられましたので自然と公明選挙になることと思いますが尚我々の手で一層明朗で正しい選挙にしたいと思います。何卒御協力下さることを御願い致します。

‐ 図表あり ‐
( 図表説明)・・・投票区域一覧表