◆人
ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会で3位入賞した
●磯江月希乃(つきの)さん(松岡)
8月に開催された「第42回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」の女子100メートル自由形13・14歳区分で、富士中3年の磯江月希乃さんが3位に入賞しました。標準記録に達していることが出場条件となっている同大会に、磯江さんは小学5年生から毎年出場しています。
「昨年、初めて決勝に出場することができました。昨年の記録を超えたいという思いと、日本代表合宿への参加条件である『ナショナルタイム』を切りたいという目標を持ち出場しました。ナショナルタイムには達することができず悔しい気持ちもありますが、初めて表彰台に登ることができてうれしかったです」と話します。
大会後、課題を克服するために体幹などを鍛える新たなトレーニングも始めたという磯江さん。日々成果を感じているそうです。
「来年から高校生になりますが、上級生にも負けないよう努力します。ナショナルタイムを切り、日本代表のジャージに袖を通したいです。そして将来は、日本代表としてオリンピックに出場したいです」と意気込みを話してくれました。
-写真あり-
(写真説明)磯江月希乃さん
(写真説明)週5日の練習に加え、大会や合宿に参加することも多いという磯江さん
◆人
日本編物手芸新作コンクールで文部科学大臣賞を受賞した
上栫洋子(かみかこいようこ)さん(三ツ沢)
●日本編物手芸新作コンクールで、上栫洋子さんが最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。ノルウェーのハルダンゲル地方の伝統技法「ハーダンガー刺しゅう」でつくられた受賞作品は、約80センチ四方の大きさで、9か月かけて制作されました。
「13年前、海外でハーダンガー刺しゅうに出会いました。帰国後、日本編物手芸協会の講座を受講し多くの作品をつくるにつれ、より魅力を感じるようになりました。昨年のコンクールでは次席入賞だったので、ことしはさらに上を目指して作品をつくりました。受賞したときは、努力が実ったうれしさと、頑張ればできるんだという自信を得ました」と話します。
「ハーダンガー刺しゅうの魅力は、見た目より簡単に始められることです。作品がエレガントに仕上がるので、大きな満足感を得ることができます。また特徴である抜き(すき間)をつくるために生地を裁断しますが、このときの『後には戻れない』という緊張感も魅力の一つです。今後は、
より多くの人にハーダンガー刺しゅうを知ってもらうために、作品制作とともに講師としての活動にも力を入れていきたいです」と笑顔で話してくれました。
-写真あり-
(写真説明)上栫洋子さん
(写真説明)リボンをテーマに制作した受賞作品