●ズームアップ
地区まちづくりセンターの講座を市民団体が企画・運営
市民プロデュース講座
市は今年度から、市内に26あるまちづくりセンターのうち6まちづくりセンター(鷹岡、富士駅北、岩松北、元吉原、伝法、大淵)で、「市民プロデュース講座」をスタートさせました。7月4日に鷹岡まちづくりセンターで開かれた「わくわく親子講座」に続き、5つのまちづくりセンターでも次々に開かれています。
まちづくりセンターでは、職員が講座を企画していますが、市民プロデュース講座は市民団体が企画や運営を担当していることが特徴です。市民団体が学ぶ側から教える側に立つことにより、市民目線の魅力的な講座を提供するとともに、市民主体の地域づくりや地域の担い手づくりを目指します。
富士駅北まちづくりセンターでは、1回目の市民プロデュース講座が7月10日に開かれました。この日、開催されたのは「筆ペンで書く己書(おのれしょ)」講座で、市内で己書講座を開く己書公認道場師範の伊東敬子(けいこ)さんが講師を務めました。己書は、楷書や行書などにこだわらず文字を自由に描(えが)く書です。
受講生は、最初に筆ペンの使い方を学び、「あしたも 楽しい 日々だよ」「のんびり ゆったり のほほん」などのお題を参考にしながら練習していました。参加者は「なんとなく筆で書くことが好きで、以前から己書をやってみたいと思っていました。いろいろな講座がふえるのはいいことですね」と話してくれました。
この講座をプロデュースし、長年、まちづくり活動を行なっているNPO法人フジスタイル代表の島田圭悟さんは「セカンドライフを楽しみたい市民のために、己書のほか、健康吹き矢、利きコーヒー、がま口ポーチづくり、季節の和菓子づくりを企画しました」と話してくれました。
★市は来年度、全ての地区まちづくりセンターで、市民プロデュース講座を実施し、地域の活動やセンター講座の活性化を目指します。講座の詳細は、決まり次第、市ウェブサイトや広報ふじなどでお知らせします。
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(写真説明)鷹岡まちづくりセンターで開かれた「わくわく 親子講座」
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(写真説明)熱心に己書を学ぶ参加者
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(写真説明)島田さんと今回の己書のお題