【広報ふじ令和元年】被爆2世アオギリを知っていますか?
〈戦争と平和被爆2世アオギリを知っていますか?〉
米の宮公園に植えられている「被爆2世アオギリ」を知っていますか?
平和を愛する人の輪を広げることを目的に富士市に贈られた「被爆2世アオギリ」を紹介します。
●被爆2世アオギリとは?
昭和20年8月6日、広島市に原子爆弾が落とされました。爆心地から約1.3キロメートル離れた広島逓信局(現在の日本郵政グループ広島ビル)にあったアオギリは、爆心地方向に遮るものがなかったため熱線と爆風をまともに受け、枝葉は全てなくなり、幹は爆心側の半分が焼けてえぐられました。
しかし翌年、枯れ木同然だったアオギリが芽吹き、人々に生きる希望を与えました。富士市に贈られた被爆2世アオギリは、再び芽吹いたこのアオギリの種から育てられたものです。
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(写真説明)広島市の被爆アオギリ(平成29年5月撮影)
●被爆2世アオギリが富士市に
平成27年11月29日、富士市が核兵器廃絶平和都市を宣言してから30年目の節目を迎えました。これを記念して、本市も加盟している「平和首長会議」から被爆2世アオギリの苗木をいただき、米の宮公園に植樹しました。
当日は、市長や市議会議長、核兵器廃絶平和富士市民の会の代表、併設する児童館「ぐるん・ぱよねのみや」の利用者をはじめとした市民の皆さんが参加し、植樹や核兵器廃絶平和都市宣言文の唱和などを行いました。
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(写真説明)植樹の様子
●アオギリの成長記録
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(写真説明)平成27年11月(植樹後)
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(写真説明)平成28年8月
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(写真説明)平成29年8月
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(写真説明)令和元年6月
●アオギリの成長と平和を願って
ぐるん・ぱよねのみやの利用者に伺いました
4年前、植樹に参加しました。ほっそりとした苗木がここまで大きく育ったことに生命力を感じます。息子もこのアオギリのように強くたくましく成長してほしいです。
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(写真説明)江川久美子さん、瑶泰(ようた)くん(松本)
公園という平和な空間の中にあることで一層大事な木だと感じます。直接戦争を経験した世代が少なくなっていく中で、子どもたちに平和の大切さを伝える架け橋のようですね。
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(写真説明)小川貴子さん、真央ちゃん(今泉)
いつも見ていた木が貴重なものだったと初めて知りました。子どもが大きくなったら、このアオギリについて教えたいと思います。どんなふうに成長していくのか楽しみです。
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(写真説明)山邊(やまべ)朋香さん、莉子ちゃん(中島)
添付ファイル
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