【広報ふじ令和元年】富士市CNF関連産業推進構想
次世代の新素材！
「富士市ＣＮＦ関連産業推進構想」を策定しました
市では、セルロースナノファイバー（以下ＣＮＦ）関連産業の創出・集積を図り、より効果的な地域産業の振興と地域への波及効果を高めるため平成31年3月に「富士市ＣＮＦ関連産業推進構想」を策定しました。推進構想に基づく諸施策を展開し、富士市の産業の活性化や持続可能なものづくりのまちの形成に向けて取り組んでいきます。
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（写真説明）市役所2階市民ホールのCNF展示コーナー
■ＣＮＦとは
ＣＮＦは、植物の主な成分であるセルロースをナノ※の大きさにまで微細化した繊維状の物質です。植物由来のため、環境負荷が小さく、さまざまな特性を有することから、自動車、家電製品、電子部品・基盤、包装材料、インク・塗料、化粧品、食品など幅広い分野や用途での活用が期待されています。
※１ナノメートルは、10億分の１メートル。髪の毛の1万分の1の非常に小さなサイズ。
■これまでの主な取り組み
●富士市ＣＮＦ研究会の開催
ＣＮＦに関する「基本的知識の習得」、「情報の共有」、「企業、研究者等とのマッチングの機会の創出」を目的に、平成28年度から計５回のＣＮＦ研究会を開催しています。
●ＣＮＦ実用化促進に向けた補助制度の運用
産学共同による新技術・新製品などの研究開発、ＣＮＦ製造設備を整備する事業者に対する支援など、補助制度を創設・運用しています。
・産学連携ＣＮＦチャレンジ補助金
・研究開発用ＣＮＦ製造設備整備費補助金
●ＣＮＦに関する情報発信
市ウェブサイトへのＣＮＦ情報の掲載、市役所内へのＣＮＦ関連製品の展示コーナーの設置など、情報の提供・発信を進めています。
■「富士市ＣＮＦ関連産業推進構想」とは
推進構想は2030年までを構想期間に設定し、「目指すべき将来像と方針」、「ＣＮＦ関連産業創出に向けた施策」、「施策や取り組みを具現化するための推進体制」を示しています。今後は、企業・教育機関・金融機関・公共団体など産学金官の効果的な連携のもと、推進構想に基づく諸施策を展開し、新素材ＣＮＦを活用することによる市内産業の活性化、経済の好循環、ひいては持続可能な社会の形成を目指します。
※「富士市ＣＮＦ関連産業推進構想」は、市ウェブサイトでもごらんいただけます。
【市ウェブサイト】くらしと市政→産業・事業者→産業振興→富士市CNF関連産業推進構想
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（写真説明）3月に開催した「富士市CNF関連産業推進構想」策定記念シンポジウム。市内外の事業者や国内のCNF関係者200人が出席
■CNFに関する取り組みを通して
CNFの研究開発は急速なスピードで進んでおり、市内事業者においてもティッシュや化粧品、お菓子などの製品開発が進められています。植物由来の新素材であるCNFは、「持続的な経済発展」と「地球環境問題の解決」が期待できることから、富士市では、推進構想に基づく取り組みを進め、「CNFでつながり ひろがる ものづくりのまち ふじ」を目指します。
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（写真説明）化粧品や保湿ティッシュ・どら焼きなど、市内事業者によるCNFを活用した製品化例
-図表あり-
（図表説明）富士市が目指すべき将来像
問い合わせ／産業政策課 電話 55-2779 ファックス 551-1997 Eメール sa-sangyou@div.city.fuji.shizuoka.jp
添付ファイル
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