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【広報ふじ平成31年】特集 小学校の校歌から見える「富士山」への思い

新春特集 小学校の校歌から見える「富士山」への思い

皆さんは、小学生のときに歌っていた校歌の歌詞を覚えていますか。
市内の小学校全27校の校歌には「富士山」が登場していて、その表現からは、小学校と富士山との距離感などを見ることができます。
母校や現在お住まいの地域の小学校校歌で、富士山がどのように表現されているか思い出してみませんか。

- 写真あり -
( 写真説明 )富士山と校歌を歌う小学生

●小学校の校歌に登場する「富士山」
小学校の校歌は、行事のたびに歌うため、児童にとって身近な存在です。富士市は、市内のほぼどこからでも富士山を仰ぎ見ることができます。そのことから、市内の全小学校の校歌の歌詞には富士山をあらわす言葉が含まれていて、子どもたちの目指すべき姿として表現されています。例えば、「仰ぐ」、「裾野」などの言葉からは、小学校の標高や、小学校からの富士山の見え方などが表現されています。
特集では、市内各地5校の校歌を取り上げ、校歌ごとの富士山や地域の特徴の表現方法を比べます。

◆私が調査しました!

市内全小学校の校歌の歌詞に富士山が含まれているという情報を手に入れたので、調査しました!特集では、5校の校歌(抜粋)とその特徴を紹介します!
- 写真あり -
( 写真説明 )富士山かぐや姫ミュージアム学芸員 秋山裕貴

- 図表あり -
(図表説明)各小学校の富士山からの距離と高さ

●田子浦小学校 校歌
作詞 長徳太郎
作曲 梁田貞
1
群れ立つ山を ふまえつつ
み雪さやけく 大空に
聳(そび)えて立てる 富士が峯(ね)を
朝に父と 仰ぐなり

2
浮かべる雲を 映しつつ
碧(みどり)の潮(しお)の ふくよかに
満ちただよえる 駿河の海
夕べに母と 慕うなり
※4番まで続く。

■田子の浦から富士山を見ると、周囲の山々(岩本山や岩淵山地、愛鷹山など)を従えるようなパノラマ風景が広がっている。
■小学校の目の前に田子の浦がある立地であっても、校歌の1番には富士山!
■海に映る雲が見えるほど、小学校が海に近い場所にあることを表現。

児童には、「この校歌は、父なる富士山、母なる田子の浦に抱かれて育つ子供たちへの愛にあふれているんですよ」と伝えています。
- 写真あり -
( 写真説明 )田子浦小学校教諭(音楽担当) 山浦碧(あおい)さん
( 写真説明 )田子浦小学校

●大淵第二小学校 校歌
作詞 徳田政信
作曲 山下半三郎
1
裾野は広く 眼の下に
木立に鳥の 声ひびく
ここ富士本(ふじもと)の 丘の上
さわやかに立つ 学び舎は
大淵第二小学校

2
伸びゆくからだ すこやかに
自由の心 豊かにも
はげまし学ぶ 朝夕は
明るい歌の 声ひびく
大淵第二小学校
※3番まで続く。

■市内で最も標高が高い場所に位置する小学校のため、もはや富士山そのものを見るのではなく、富士山の「裾野」が南に広がっている様子を描写。
■明治時代からの開墾が進み、大正2年にこの地を「富士本」と命名!
『富士山の根本』という意味が込められているそう。
大淵小学校分教場10周年記念に合わせて名づけられた。

全校児童が39人と少人数なため、皆で支え合って過ごしているので、2番の「はげまし学ぶ」という歌詞を大切に歌っています。
- 写真あり -
( 写真説明 )大淵第二小学校6年生 大倉実咲(みさき)さん
( 写真説明 )大淵第二小学校

●須津小学校 校歌
作詞 南信一
作曲 栗田国彦
1
愛鷹に 陽は映えて
学び舎に 風はかおる
若草の 萌え競うごと
たくましく伸びゆく いのち
友よ睦(むつ)みて 望み高く
ひとすじに 励まん
ああ われら 須津小学校
※3番まで続く。

■須津地区は、富士山の手前にそびえる愛鷹山の登山口。
校舎南隣にある"中里八幡宮"では、愛鷹山を祭るほど愛鷹山と縁が深い。
ちなみに、「富士山」は2番の歌詞に登場する。

◆校歌一言メモ
須津小学校のほかに、東小学校の校歌にも「愛鷹」の文字があります。
東小学校区は愛鷹山からの水や植生の恵みを受けている地域です。

歌詞には、愛鷹山や自然など、地元を大切にしようというメッセージが込められています。ふるさとを大事にする気持ちで歌ってほしいです。
- 写真あり -
( 写真説明 )須津小学校教諭(音楽担当) 牧田佳子(けいこ)さん
( 写真説明 )須津小学校

●天間小学校 校歌
作詞 窪田純子
作曲 内田俊
1
伸びよ かぎりなく
白雪の 富士を越えて
豊かな天間の若い芽が 今 育つ
芽吹く命 あふれる希望(のぞみ)
ああ われらの天間小学校

3
育てよ あたたかく
真清水の 潤井に遊び
元気な天間の稚鮎(わかあゆ)が 今 育つ
にじむ思い やさしい友情
ああ われらの天間小学校

■天間の若い芽(=児童)が、日本一の富士山を越えるほど育ってほしいという願いを表現。
■富士山を源とする潤井川が、天間小学校区内を通る。
市内では、天間地区が最も上流に当たり、自然が多い。

◆校歌一言メモ
天間小学校のほかに、富士中央小学校の校歌にも「潤井川」が登場します。
両校のすぐ隣に潤井川が流れています。

私は、ことしで卒業です。
小学校を卒業したら皆で歌う機会がないので、全校児童で歌う機会を大切にしています。
- 写真あり -
( 写真説明 )天間小学校6年生(音楽委員長) 山田優奈(ゆうな)さん
( 写真説明 )天間小学校

●富士川第一小学校 校歌
作詞 植松茂
作曲 惣田三四司
1
朝夕に 富士嶺(がね)を
仰ぎて学ぶ 学舎の
歴史は古き 岡の上
ああ吾等(われら)の
富士川第一小学校

2
駿河の海に 照る光
伊豆山なみも 程近く
望む吾等の 学舎は
ああ吾等の
富士川第一小学校
※3番まで続く。

■富士川第一小学校周辺は、富士川越しの富士山をよく見ることができる。
■小学校が河岸段丘上にあるため、海も眺望でき、伊豆半島の山々を望める。
小学校近くにある古谿荘(こけいそう)は、富士山と駿河湾の両方を望めるこの立地に惹(ひ)かれた、明治時代の宮内大臣田中光顕(みつあき)の別荘として建てられた。

2番に「駿河の海」という歌詞があるように、ここから見る駿河湾の景色が大好きです。その景色を思い浮かべながら歌っています。
- 写真あり -
( 写真説明 )富士川第一小学校6年生 久保田啓介さん
( 写真説明 )富士川第一小学校

◆校歌から見える「富士山」への思い

校歌の厳選された言葉に着目すると、学校教育と富士山が密接な関係であることがわかります。
さまざまなことを学びはじめる児童にとって、生活の一部である「富士山」は、見るたびに理想や目標を思い出させてくれる指標となっていると考えられます。

学校の校歌を思い出すと、あなたなりの風景を心に描くのではないでしょうか。ご家族やお友達で、それぞれの校歌について話してみてはいかがでしょうか!
- 写真あり -
( 写真説明 )富士山かぐや姫ミュージアム学芸員 秋山裕貴
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