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「健康ふじ21アクションプラン後期計画」では、4つの取り組みを重点的に進めています。今回は、その中の1つ「声かけしよう!あったか子育て」の取り組みについて紹介します。
●母親を取り巻く状況
アンケートでは、「子育てに自信が持てない」、「何とも言えない」と答えた母親が過半数を占めました。また、「父親が積極的に育児をしている」と答えた母親は43%でした。
核家族化、家族機能の低下、地域のつながりの希薄化などにより、育児不安や負担感を抱えながら、誰にも相談できず孤立して子育てしている母親がふえています。
また、現代の母親を取り巻く背景には、下記のようなさまざまな状況があります。
・お金のことが心配
・双子・三つ子を育てている
・未熟児を育てている
・母乳育児ができない
・障害のある子どもを育てている
・初めての育児に戸惑っている
- 図表あり -
(図表説明)グラフ:子育てに自信が持てないことがありますか?(出典:4か月児健診アンケート)
(図表説明)グラフ:お父さんは積極的に育児をしていますか?(出典:健やか親子21アンケート)
●育児不安を抱える養育者への支援の充実を
社会参加などを通じて、人とのつながりが多い人は健康度が高いと言われています。子育て中の母親にとっても、これは例外ではありません。富士市では、人とのつながりを大切に子育て支援の取り組みを始めています。
◆身近な地域で親同士の交流を支援
地域で安心して子育てをしていくためには、自分が住む地域に、気軽に子育ての話や相談をできる人がいることが大切です。そこで平成29年度から、民生委員・児童委員、主任児童委員と市が協働して「プレパパママと先輩パパママ交流事業」を開始しました。
平成29年度はモデル事業として天間地区で、平成30年度は吉永、今泉、天間、富士南の4地区で開催しました。平成34年度までに全地区での開催を目指しています。
●プレパパママと先輩パパママ交流事業とは
ねらい
(1)同じ地域に住む親同士や民生委員・児童委員、主任児童委員と「顔の見える関係=つながり」をつくり、地域の中で気軽に子育ての話や相談ができる人を見つける
(2)父親に「夫婦で協力して子育てすることの大切さ」を理解してもらう
●内容
妊婦とその夫の質問に子育て中の夫婦が答えるグループワーク、手遊び・絵本の読み聞かせ、地域子育て支援センターや幼稚園・保育園などでの子育て支援事業についての情報提供など
●子育て支援に関心を
市では、子育て支援に参加する市民をふやすため、平成28年度から「子育てサポーター講座」を開催しています。これまでに、2,364人(平成30年9月末現在)が受講し、少しずつ現代の子育て事情についての理解者がふえています。受講した人には、富士市子育てサポーター証とバッジを配付し、意識の高揚を図っています。
市が母親を対象に実施したアンケートの中で「声をかけられてうれしかった言葉は?」と問うと、「おはよう」、「お子さんかわいいね」、「お母さん頑張っているね」など、挨拶やねぎらいなどのちょっとした声かけが一番うれしいという声が多く聞かれました。
- 写真あり -
( 写真説明 )サポーター証とバッジ