森を手入れし、森と人を元気にすることを目指して活動する
●きこりユニットPilze(ピルツ)
きこりユニットPilzeは、知念絵理さん(中丸・写真右)と服部香織さん(御殿場市)が立ち上げたグループ。森林再生のための間伐や、森に親しみを持ってもらうためのワークショップを市内外で開催しています。
知念さんは、「子育てをする中で、子どもが興味の赴くままに遊ぶことができる秘密基地をつくりたいと思い、森に興味を持ちました。森について勉強していくうちに、日本各地に荒れた人工林が多く、森が衰弱しているという現状を知りました」と話します。
「そんなときに服部さんと出会い、森を守りたいという思いと、人の心を癒やす森の魅力に共感し、活動を始めました。現在は、子どもや女性が遊んで学べる森づくりをテーマに活動しています。間伐など森での活動に加え、森に興味を持ち学ぶきっかけとなるような作品制作やワークショップを開催しています」と話してくれました。
今後は、学校や企業での研修に加え、市内に自分たちの森を持ちたいと話す知念さん。Pilzeについて詳しくは、左記ウェブサイトをごらんください。
ホームページ http://pilze-mori.com/
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( 写真説明 )きこりユニットPilze
( 写真説明 )木のかざりづくりを通じて、木や自然の温もりを伝えます
水の浮力により負担が少なく安全に楽しく体が動かせる
●プールでの運動機能回復
病院でのリハビリを終え、なお障害を残す人が機能回復を目的に行うプールでの運動は、水の浮力・抵抗により陸上では難しい動きも安全に楽しく実施することができます。
ボランティアグループを立ち上げ、プールでの講座を運営しているNPO法人日本水治(すいち)運動療法協会の長田(おさだ)佐智子さん(吉原4)は「プールを利用して、障害のある人が自立した生活、さらには社会復帰を目指す場所をつくりたいと思い、9年前からこの教室を始めました。この教室に通う人たちは、麻痺の人もいれば人工関節が入っている人もいます。1人1人の障害に合わせたプログラムで、マンツーマンで指導します。受講者の中には『車椅子がいらなくなった』『装具がとれた』『仲間がいるから頑張れる』と話す人もいます。興味がある人はぜひご連絡ください」と話してくれました。
この講座では、受講者はもちろん、プールでの運動を補助するボランティアも募集しています。
問い合わせ/NPO法人日本水治運動療法協会 長田 方 電話 090-3250-4149
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( 写真説明 )プールでの運動機能回復の様子
( 写真説明 )指導する長田さん(右・県富士水泳場)