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【広報ふじ平成30年】富士市・雫石町友好都市提携5周年

富士市・雫石町友好都市提携5周年 〈友好の絆(きずな)今までも これからも〉

市は、平成25年の市制記念日である11月1日に、岩手県雫石町と友好都市提携を結びました。今回は、友好都市提携から5周年を迎える雫石町との交流事業などを紹介します。
問い合わせ/秘書課 電話 55-2703 ファクス 53-6330
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( 写真説明 )御所街道(ごしょがいどう)の男助山(おすけやま)(右)と女助山(めすけやま)
●交流のきっかけ
富士市と雫石町との交流は、昭和46年7月30日に雫石町上空で発生した、富士市民125人が乗る全日空の旅客機と自衛隊機との衝突事故という悲しい出来事をきっかけに始まりました。
この事故のとき、雫石町には町を挙げてさまざまな対応をしていただきました。その後、航空機の墜落現場には「慰霊の森」が整備され、慰霊碑が建てられています。
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( 写真説明 )平成30年の富士市・雫石町少年交流事業で慰霊の森を合同礼拝

●友好都市提携
市は、平成25年5月に雫石町からの友好都市提携の申し出を受けました。これまで培われた友好の絆を永続的に次の世代に引き継ぐとともに、雫石町との産業、文化、教育などの幅広い分野での交流を通じて両市町相互の理解と信頼を深めるため、富士市の市制記念日に当たる11月1日、国内の自治体とは初めてとなる友好都市提携を結びました。
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( 写真説明 )平成25年11月友好都市提携調印式

●さまざまな事業に発展
現在では、市町の間でさまざまな交流事業が行われています。
「慰霊の森」では、三十三回忌に当たる平成15年まで毎年慰霊祭が営まれており、現在も7月30日には慰霊碑の前で献花・拝礼行事が行われています。
また、飛行機事故の教訓などを風化させることなく後世に伝え、富士市と雫石町の児童の友好を図るため隔年で両市町を訪問している少年交流事業はことしで15回目を迎えました。
ほかにもお互いの市町の広報紙にそれぞれを紹介するコーナーを掲載したり、お互いの市町の特産を販売する物産展を開催したりするなど、これまで多方面にわたる分野で交流を深め、友好関係を築いてきました。

●これからも
今後も、雫石町の皆さんとともにこれまでに培われた友好の絆を次の世代に引き継ぎ、新たな分野においても交流を広げ、なお一層の両市町相互の理解と信頼を深めていきます。

◆記念パネル展

雫石町との友好都市提携5周年を記念してパネル展を開催します。
とき/11月1〜8日 8時30分〜17時15分
※1日は15時からです。
ところ/市役所2階連絡通路

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( 写真説明 )小岩井農場の一本桜と岩手山

雫石十四景のひとつ。小岩井農場は日本最大の民間農場であり、一本桜は明治40年代に植えられたと言われています。一本桜と岩手山が織りなす雄大な風景は、一見の価値があります。

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( 写真説明 )雫石牛の焼肉

全国から高い評価を得ている枝肉格付A4以上のブランド黒毛和牛です。

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( 写真説明 )重(じゅ)っこ料理

雫石の伝統郷土料理。冠婚葬祭や田植え・稲刈りなどの農村行事に、それぞれの家庭でつくった煮物、あえ物などの料理を「重っこ」に入れて持ち寄り、皆で食べます。

◆雫石町基本データ(平成30年9月30日現在)

面積/608.82平方キロメートル
総人口/16,753人
世帯数/6,332世帯
町の木/杉
町の花/菊
町の鳥/うぐいす
名産・特産/乳製品(バター・チーズ・牛乳)、雫石牛、亀甲織りなど
●自然豊かなまち
私たちの親戚が昭和46年の衝突事故で亡くなったことがきっかけで、少年交流事業に参加しました。雫石町では温かく迎えていただき、小岩井農場でジンギスカンを食べたり、川でイワナを手づかみで捕まえて塩焼きにして食べたりしました。自然が豊かで、食べ物がおいしかったです。私たちの家では平成27・29年に雫石町の小学生をホームステイで受け入れました。来年も受け入れる予定なので、楽しみです。
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( 写真説明 )少年交流事業に参加した川村莉菜(りな)さん・玲音(れおん)さん・楓華(ほのか)さん(伝法)

●雫石の皆さんの温かさを実感
鵜無ヶ淵神明宮御神楽(しんめいぐうおかぐら)保存会は、昨年11月に雫石町で開催された「無形文化財芸能祭」に出演しました。私たちの御神楽を披露すると、雫石町の皆さんは喜んでくれ帰りには手を振って見送ってくれました。
また、芸能祭では、雫石町の幅広い世代の皆さんが一緒に伝統芸能を披露していたのを見て、伝統が若い世代にも受け継がれていることを実感しました。私たち保存会も若い人を取り込んで、この伝統を後世に引き継いでいきたいです。
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( 写真説明 )鵜無ヶ淵神明宮御神楽保存会会長 石川孝之さん(鵜無ヶ淵)

●さらなる交流を
友好都市提携を結んだ平成25年11月、富士川楽座で「道の駅雫石あねっこ」の従業員に雫石町の物産展を開催していただきました。これまでに4回開催していて、小岩井農場のチーズや牛乳などの乳製品、新鮮な野菜・果物などを販売しています。
また、ことし7月には初めて私たちが雫石町へ行き、雫石町の物産展に富士市として出展しました。富士市産のお茶などが好評でした。今後もこのような物産展を開催し、お互いの交流を一層深めたいですね。
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( 写真説明 )富士川まちづくり株式会社(道の駅富士川楽座) 井出裕亮(ゆうすけ)さん(木島)

●事故を風化させない
ふだんの清掃は私が行っていますが、年に数回、地元の皆さんと一緒に花植えや清掃をしています。私だけでなく、地域や富士市、ご遺族、航空会社の皆さんと一緒に慰霊の森を守っていこうという思いで管理をしていますね。
2年後の2020年は五十回忌の年に当たります。雫石上空で事故があったこと、慰霊碑、慰霊堂、航空安全祈念塔が建てられ、毎年たくさんの人が訪問している場所であるということを、富士市と雫石町の交流事業に参加する子どもたちをはじめ多くの人に伝えていきたいです。
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( 写真説明 )慰霊の森管理人 高橋登見男(とみお)さん(岩手県雫石町)
添付ファイル
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