【広報ふじ平成30年】富士市総合防災訓練
災害に備える
9月1日(土曜日)富士市総合防災訓練を実施します
6月の大阪府北部を震源とする地震や、7月に西日本で発生した豪雨など、ことしも各地で甚大な自然災害が発生しています。
こうした災害は決して人ごとではありません。
9月1日(土曜日)には、南海トラフ地震が突然発生したことを想定し、市内全域を対象に防災訓練を行います。左記の取り組みポイントを参考に、皆さん一人一人が災害発生時の状況をイメージし、防災対策を進めるきっかけにしましょう!
問い合わせ/防災危機管理課 電話 55-2715 ファクス 51-2040 Eメール bousai@div.city.fuji.shizuoka.jp
●富士市の健康状況は?
県では、「お達者度」という、65歳から元気で自立して暮らせる期間を算出しています。最新のお達者度(平成26年)では、富士市は35市町中、男性22位、女性28位と低い順位です。この背景には、がんや高血圧・糖尿病といった生活習慣病、働き盛り世代のメタボ(★)が多いという特徴があります。特定健診の結果によると、富士市のメタボ該当者の割合は男女共に県平均の100を上回っています(図1)。市内を地域別に分析すると、地区や性別によってメタボに該当する割合にも差がありました(図2)。
子育て世代では、核家族化や地域のつながりの希薄化により、妊産婦やその家族を支える力が弱くなり、育児に不安を抱える人が多くなっています。また、急速な高齢化により、介護などを必要とする人が増加しています。
- 図表あり -
(図表説明)(図1)県平均を100としたときの市内メタボ該当者・予備群割合
(図表説明)(図2)富士市のメタボマップ
※国民健康保険、国民健康保険組合、共済組合、健康保険組合、協会けんぽを含む10万人以上の健診結果を対象としています。
★メタボ(メタボリックシンドローム)…内臓脂肪が多くなり、これが原因で動脈硬化が進み生活習慣病のリスクが高くなる状態。
◆タイムスケジュール
※防災訓練の同報無線は、災害時と同じ流れで放送します。
■9月1日(土)8時29分
緊急地震速報の同報無線放送
「訓練、地震です。訓練、地震です。強い揺れに警戒してください(繰り返し)。」
地震発生
●取り組みポイント
□緊急地震速報(★1)が入手できる手段を確認する(テレビ・スマートフォン・富士市防災ラジオなど)
□実際に机の下など危険を避けられる場所で、頭や身を守る行動をとる
※ガスメーターは、強い揺れを感知すると自動的にガスの供給を遮断します。無理をしてガスコンロの火をとめに行く必要はありません。
■8時30分
地震発生の同報無線放送
「訓練、地震発生(繰り返し)。(サイレン)」
●取り組みポイント
震源が富士市に近い場合、緊急地震速報が間に合わないこともあります。次の取り組みを通して、地震に備えましょう。
□身を守る行動がとれないほどの強い揺れをイメージし、家の中を再点検する
□転倒しそうな家具や家電がないか確認する
□昭和56年5月以前に建てられた木造住宅に住んでいる人は、無料の耐震診断を受ける(詳しくは6ページ参照)
■8時33分
大津波警報を発表、津波避難対象区域に避難指示(緊急)の発令を同報無線放送
「(サイレン)訓練、大津波警報が発表されました。海岸付近の方や津波避難対象区域の方は、高台に避難せよ(繰り返し)。」
震度情報を同報無線放送
「訓練広報。ただ今の地震は震度6強でした。火の元を確認し、火災の発生に注意してください。また、今後の情報に注意してください。こちらは広報ふじです。」
●取り組みポイント
□津波避難対象区域(★2)や急傾斜地(崖地)の近くに住んでいる人は、各自が定めた避難目標地点に避難する訓練を実施する
□通電火災(★3)に備え、ブレーカーの位置や落とし方を確認する
□家族の安否確認方法を確認する
※防災週間(8月30日〜9月5日)中は、「災害伝言ダイヤル(電話 171)」や、インターネットを利用して被災地の人の安否確認を行う「災害用伝言板(web171)」の体験利用ができます。
- 図表あり -
(図表説明)災害用伝言板(web171)イメージ
■8時33分以降
各自主防災会で防災訓練を実施
※9月1日以外に実施する町内会(区)もあります。
- 写真あり -
( 写真説明 )発電機の使用訓練
●取り組みポイント
□町内会(区)の集合場所で安否確認を行う(組(班)単位で行うのが一般的です)
□自主防災活動(防災訓練)に参加する(訓練の内容は町内会(区)により異なります)
- 写真あり -
( 写真説明 )初期消火活動の訓練の様子
◆用語説明
★1 緊急地震速報
地震発生直後に、各地の強い揺れの到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせるための情報です。
市では、震度5弱以上の緊急地震速報を受信した場合、同報無線(屋外スピーカーや富士市防災ラジオ)で自動的に放送します。
- 写真あり -
( 写真説明 )富士市防災ラジオ
★2 津波避難対象区域
鈴川本町、鈴川町3・4・5、依田橋、前田、前田新田、鮫島、田子、小須、中丸浜、中丸丘、江川の各町内会(区)の一部です。
★3 通電火災
災害に伴う停電が復旧するときに、漏電などにより起こる火災のこと。
市内では発災直後に89%が停電すると想定されています。
通電火災を防ぐため、停電したらブレーカーを落としましょう。また、地震の揺れを感知し、自動的にブレーカーを落とす防災グッズなどもあります。
◆よくある質問
Q 発災後は市指定避難所で生活すればいいの?
A 指定避難所は、自宅を失った人や、自宅が津波や土砂災害の危険区域内にある人がやむを得ず被災生活を送る場所です。「住みなれた自宅で生活を送る」ことが基本ですので、そのためにどうしたらよいかという視点で備えることが必要です。
Q 富士市で想定される揺れは?
A 南海トラフ地震が発生した際、最大で震度6弱〜6強の立っていることができないような揺れが強弱を繰り返し、3〜4分継続すると想定されています。静岡県東部地震(平成23年3月15日)の震度5弱をはるかに上回る揺れです。
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