【広報ふじ平成30年】田子の浦しらすを食べに出かけませんか
間もなく地理的表示保護制度登録1周年を迎えます
田子の浦しらすを食べに出かけませんか
鮮度の高さや品質のよさが認められ、昨年6月23日に地理的表示(GI)保護制度に登録された「田子の浦しらす」。皆さんも鮮度抜群の「田子の浦しらす」を食べに出かけてみませんか。
問い合わせ/農政課 電話 55-2781 ファクス 53-2550
田子の浦しらす おいしさの秘密
「田子の浦しらす」の漁場は、富士山や南アルプスの山々からの栄養によりプランクトンが豊富な駿河湾の最北部。漁場から港までの距離が短いことや、しらすを傷つけずに捕獲できる「一艘曳(そうび)き」で水揚げし、揚げた直後に船上で大量の氷を使用し氷締めの作業を徹底することで、傷つかず、鮮度も抜群です。
鮮度が落ちやすく、色が白っぽく変色しやすい生しらすですが、「田子の浦しらす」は鮮度の高さから、当日の夕方まで透明でぷりぷりとした食感を保つことができます。また、冷凍しても解凍後は、水揚げ直後と区別がつかないほどです。さらに、釜揚げにしても、鮮度が高いため、身に傷が少なく、ゆで上がるとしらすが首のあたりで折れ曲がり、「し」の字型でふっくらとしたうまみの濃い釜揚げしらすができます。
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( 写真説明 )田子の浦港漁協食堂のハーフ丼(生しらすと釜揚げしらす)
地理的表示(GI)保護制度に登録されています
地理的表示(GI:Geographical Indication)保護制度とは、地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している農林水産物・食品の名称を、品質の基準とともに国に登録し知的財産として保護するものです。
世界ではすでに100か国以上が導入していて、日本では平成27年から導入されています。平成30年4月9日現在、全国で62の産品が登録されていて、「神戸ビーフ」や「夕張メロン」などもGI登録産品です。
「田子の浦しらす」は平成29年6月23日に第36号として登録されました。
※現在GI登録されている「田子の浦しらす」は、生しらす(冷凍品を含む)です。
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(図表説明)GIマーク
しらすを扱う店が並ぶ富士山しらす街道
田子の浦漁業協同組合から西に続く街道沿いには、「田子の浦しらす」を販売する店が約10店舗続く「富士山しらす街道」があります。
各店舗ごと、こだわりの味を提供していますので、お気に入りの店舗を探してみてください。店舗情報について詳しくは、富士山観光交流ビューロー「富士山しらす街道」ウェブサイトをごらんください。
ホームページ http://www.fujisan-kkb.jp/shirasu_kaido/
GIコラボコロッケを開発しました
県内で地理的表示保護制度に登録されているのは「三島馬鈴薯(ばれいしょ)(平成28年10月登録)」と「田子の浦しらす」の2産品だけです。
コラボコロッケは「田子の浦しらす」が登録されたことをきっかけに、三島市・三島函南農業協同組合と田子の浦漁業協同組合の共同で開発が進められました。
GI産品同士のコラボレーションは全国初で、漁業と農業という業種や富士市と三島市という市町の垣根を越えた取り組みです。
開発したコラボコロッケは、甘みのあるしっとりとした食感の三島馬鈴薯を使用した「みしまコロッケ」の中に、田子の浦しらすを使用したちりめん干しをほどよく入れました。
このコラボコロッケは、田子の浦港漁協食堂で揚げたてを味わうことができます。
- 写真あり -
( 写真説明 )コラボコロッケ
( 写真説明 )一艘曵きでしらすを水揚げ
( 写真説明 )昼時には長蛇の列になる漁協食堂
◆コラボコロッケの名称を募集します
詳細は、後日広報ふじや市ウェブサイトなどでお知らせします。
最優秀賞は、10月28日(日曜日)に開催予定の「富士山しらす街道フェア」で表彰します。
「田子の浦しらす」イベント情報
田子の浦漁協しらす祭り
当日獲(と)れたての生しらす丼を朝から食べられる、生しらすがメインの祭りです。
とき/6月17日(日曜日) 7時30分〜11時
ところ/田子の浦港漁協食堂周辺
富士山しらす街道フェア
釜揚げしらすをメインとした祭りです。富士山しらす街道沿いの店舗のしらすや、釜揚げしらすの店が並びます。
とき/10月28日(日曜日) 9〜14時
ところ/田子の浦港漁協食堂周辺
1番の人気メニューは生しらす丼。生臭さがなく、独特の甘みやうまみを堪能できますよ。鮮度を落とさないよう、ご飯に乗せる直前まで、しらすを冷やしてお待ちしています。おいしいしらす丼を食べに、ぜひお越しください!
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( 写真説明 )田子の浦港漁協食堂 渡辺紀代美さん
◆地元の皆さんに味わってほしい
ことしも4月にしらす漁が解禁となり、漁協食堂がオープンしました。おかげさまで多くの人にお越しいただいています。三島市などと共同開発したコラボコロッケは、何度も試食を重ね開発しました。人気上昇中で、1日に300個売れることもあります。
GI登録されてまもなく1年を迎えますが、まだまだ市民の皆さんに知れわたっていないと感じているので、イベント開催時にチラシを配布するなどして周知していきたいと思っています。
田子の浦しらすは、地元の皆さんの理解があってこそ、市外、県外に羽ばたいていくものです。まずは、地元の皆さんに田子の浦しらすのおいしさを味わってほしいですね。
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( 写真説明 )田子の浦漁業協同組合 志村正人(まさひと)組合長(五貫島)
添付ファイル
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