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【広報ふじ平成29年】地区福祉推進会を知っていますか

地域住民が互いに支え合う“つながり”ある地域(まち)へ
地区福祉推進会を知っていますか

少子化が進み、超高齢社会に突入した今、大切なことは「住み慣れた地域(まち)で、だれもが安心して暮らすこと」ではないでしょうか。地区福祉推進会は、地域住民が「お互いさま」の気持ちで、支え合い、助け合うことのできる地域のつながりを構築するための活動を行っています。

問い合わせ/社会福祉協議会 電話 64-6605 ファクス 64-6567  福祉総務課 電話 55-2840 ファクス 52-2290

現状と課題

「向こう三軒両隣」という言葉があるように、かつては隣近所で自然と助け合うつながりがありました。
しかし、現代社会の家族構成や生活様式の多様化は、地域住民のつながりを希薄化させ、虐待や孤立死、生活困窮などさまざまな課題と直面することとなり、行政による経済支援や福祉サービスだけでは、それらの課題を解決することが難しくなっています。

地区福祉推進会の目標

地域住民が主体的に福祉活動を進める住民組織「地区福祉推進会」は、「だれもが安心して暮らせる福祉のまちづくり」を目標に、身近な地域の支え合い、助け合い活動に取り組んでいます。

地区福祉推進会の組織

昭和63年に、富士南地区で最初の地区福祉推進会が発足し、その後、おおむね小学校区を単位とした全26地区で組織されました。
地域の特性や実情に合わせた事業を展開するため、町内会・民生委員児童委員協議会・生涯学習推進会などさまざまな団体により構成され、互いに連携して地域の幅広い課題に対応しています。
運営については、社会福祉協議会が事務局となり活動を支援しています。

活動内容

【見守り】
・見守り声かけ
・配食サービス
- 写真あり -
( 写真説明 )配食サービスとして、中学生が高齢者にお弁当を届ける(大淵地区)
( 写真説明 )配食サービス(元吉原地区)
( 写真説明 )配食サービス(吉永北地区)

【次世代の育成】
・地域の福祉施設での体験
・ボランティア体験
・ふれあい活動
- 写真あり -
( 写真説明 )ふれあい活動(須津地区)
( 写真説明 )ふれあい活動(神戸地区)

【人と人とのつながり】
・健康維持体操教室の開催
・世代間交流
- 写真あり -
( 写真説明 )三世代交流(松野地区)
( 写真説明 )グラウンドゴルフで交流(富士北地区)
( 写真説明 )あやとりで交流(吉永北地区)

【そのほか】
○各種福祉講座
○福祉フェスティバル
○認知症サポーター養成講座
○福祉映画会 など
- 写真あり -
( 写真説明 )中学生福祉体験(伝法地区)
( 写真説明 )児童福祉体験(富士南地区)

富士見台地区福祉推進会

富士見台地区は、市内で3番目に高齢化率が高い地区であるため、住民が安心して暮らせるまちづくりを目指し、施設・学校と連携を図りながら活動しています。
養護老人ホームするが荘で、小・中学生と高齢者が交流する「ぼらんてぃあスクール」を開催しています。
- 写真あり -
( 写真説明 )ボードゲームで交流する(ぼらんてぃあスクール)

●高齢者との接し方を学んだ
「ぼらんてぃあスクール」では、高齢者との接し方を学んだ後、それを活用しながらゲームなどを通して交流しました。
また、高齢者の視力・聴力体験をしたことで、生活の大変さを知ることができました。
これからは、高齢者の目線に合わせて声かけをしたいです。
- 写真あり -
( 写真説明 )「ぼらんてぃあスクール」に参加した吉原北中学校 3年 紺野 寛太(かんた)さん、上田 尚史(なおふみ)さん、田上 大珠(だいじゅ)さん

富士駅南地区福祉推進会

富士駅南地区は、ノーマライゼーション(障害の有無にかかわらず共生する社会)を合い言葉に、町内会単位で住民福祉ネットワークをつくり活動しています。
年4回開催している「うたのひろば」では、歌やゲームなどを通して、幅広い世代の人が交流しています。
- 写真あり -
( 写真説明 )動物当てゲームを楽しむ(うたのひろば)

●異世代が交流できる場をつくりたい
「うたのひろば」では、歌ったり、読み聞かせ、ゲームなどをしたりしています。参加した人たちが一緒になって遊ぶだけでなく、高齢者と子どもが初対面でも手をつないで歌って踊るなど、ふれあいの場を設けるような工夫をしています。
今後も地域住民がつながるイベントを企画していきたいです。
- 写真あり -
( 写真説明 )富士駅南地区福祉推進会 槻田(つきた)明子さん、大芝登貴子さん、鳥居惠子(けいこ)さん

インタビュー

福祉のまちづくりを推進する「縁の下の力持ち」として
地区福祉推進会の取り組みの一つとして、ひとり暮らしの高齢者が孤立死しないための、地域ごとのネットワークづくりがあります。
地区福祉推進会というと、高齢者を対象とした事業を行っている印象が強いかもしれませんが、高齢者だけでなく子ども向けの活動も活発に行っています。
高齢者向けには、居場所づくりとなるような定期的に集えるイベントを企画し、子ども向けには、高齢者と接するときに相手の立場に立って行動できる「福祉の心」を育めるようなイベントを企画しています。これらの活動を通して、さまざまな年代によるネットワークを形成し、ご近所づき合いにつなげることができればうれしいですね。
地区福祉推進会は、福祉のまちづくりを進める上での「縁の下の力持ち」です。高齢者・障害者やその家族など地域に暮らす多くの人が、安心して暮らすことができるよう、今後とも活動を続けていきます。
- 写真あり -
( 写真説明 )富士市地区福祉推進会連絡会 会長 古曳本市郎(こひきもといちろう)さん(富士見台1)
添付ファイル
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