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【広報ふじ平成27年】富士の災害史

【過去に学ぶ富士の災害史】
第6回 台風13号による集中豪雨(昭和51年)

 「富士の災害史」は、過去に市域が見舞われた災害を皆さんに理解してもらい、防災意識を高めていただくため、平成25年3月に発行されました。広報ふじでは、定期的に抜粋して掲載しています。
河川の氾濫による被害
 昭和51年(1976年)8月9日、台風13号と前線により午後から雨が降り始め、集中豪雨になりました。その影響で、市内の河川が氾濫し、至るところの護岸が壊れ、濁流が民家を襲いました。市内の被害は、負傷者4人、全壊4軒、半壊17軒、一部破壊22軒、床上浸水825軒、床下浸水2,341軒、道路欠損274件、崖崩れ2か所、河川の護岸欠損など118か所、橋梁(きょうりょう)流失12か所、田畑の流失・埋没116ヘクタール、冠水317ヘクタールに及びました。
 赤淵川上流の鵜無ヶ淵橋も道幅15メートルが決壊し、通行不能になりました。上流から流れてきた流木が橋に引っかかってダムのようになり、あふれた濁流が橋を乗り越え、流域一帯が浸水しました。赤淵川下流の中島橋(東名高速道路交差地点)近辺では、この濁流が家の中にまで流れ込み、畳や家具などが流されたほか、庭先にあった乗用車やトラックなども押し流され、積み木のように積み重なりました。東側(須津)地域の土手も決壊し、田畑が冠水しました。岳南鉄道(現在の岳南電車)は、赤淵川鉄橋が中央部分で折れて不通になり、復旧は翌年9月までかかりました。
 このほかにも、吉原第一中学校の校舎や大淵中学校の給食室などが浸水し、市は災害救助法の適用を受けました。この水害以降、現在まで災害救助法の適用を受けた災害はありません。

- 写真あり -
(写真説明)現在の様子
(写真説明)赤淵川の氾濫により被害を受けた岳南鉄道(現在の岳南電車)の鉄橋(富士岡)

こちら編集室

 「市の魅力って何だろう」と考えたときに、自然の豊かさや名産品などを挙げる人は多いのではないでしょうか。自然や名産品は、形は違えど、どんな市や町にもあるものですよね。今号で紹介した「富士山登山ルート3776」は、日本中のどの市や町にもまねできない、富士市ならではの取り組みです。富士市でしか味わえない富士山の楽しみ方を多くの人に知ってもらい、それをきっかけに富士市の魅力が全国に伝わればいいなと思います。(AdC)

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