【広報ふじ平成27年】大雨による土砂災害に備えましょう
大雨による土砂災害に備えましょう
昨年8月に広島県内で起きた土砂災害では、74人もの人が犠牲になりました。富士市内にも、土砂災害が予想される危険区域が226か所あります。
今回は、土砂災害から命を守るためのポイントを紹介します。
(1)土砂災害危険区域の確認
土砂災害とは「がけ崩れ」、「土石流」、「地すべり」のことを言い、市内に226か所ある危険区域に約2054世帯、5733人が住んでいます。土砂災害のほとんどは、雨や地震によって発生します。特に梅雨の時期は、大量の水分が土にしみ込み、災害が発生する可能性が高くなります。富士市防災マップ(平成26年4月全世帯配布、市ウェブサイトで閲覧可)で、自宅周辺の土砂災害危険区域を確認しましょう。
※くらしと市政→防災・安全安心→防災→災害への備え→防災マップについて
- 写真あり -
(写真説明)富士市防災マップ
(2)土砂災害からの避難
事前に、気象に関する情報を収集し、風雨が強まる前に土砂災害危険区域の外側に出ることが原則です。
避難先は、市指定避難所に行かなければならないわけではありません。安全な経路で危険区域外に出ることができれば、親戚や知人宅、町内会(区)の公会堂など、場所はどこでも構いません。日ごろから避難先や避難のタイミングを話し合っておきましょう。
一方、避難がおくれ、道路が冠水したり、風雨が強まったりしたときに屋外に出ることは大変危険です。その場合は、屋外での被災を避けるため、土砂が襲ってくる方向からできる限り離れた、自宅や近所の2階建て以上の頑丈な建物で待避(いっとき待避)する必要がある場合もあります。
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(図表説明)避難方向のイラスト
(3)気象や避難に関する情報の種類
市内に土砂災害の危険性が高まっている場合、静岡地方気象台などから「気象情報」、市から「避難情報」が出されます。情報の種類と意味をあらかじめ知っておきましょう。
※避難情報は、局所的な豪雨などの場合、災害発生前に必ず出せるわけではありません。
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(図表説明)雨の降り方と注意報・警報の関係(目安)
【気象情報】
◇土砂災害警戒情報
大雨警報発表中にさらに大雨が降り、市内にがけ崩れや土石流が発生する危険性が高まったときに発表されます。
◇大雨特別警報
台風や集中豪雨により、数十年に一度の降雨量が予想され、市内に重大な災害の危険性が著しく高まったときに発表されます。
これらの情報が発表されたら、土砂災害の危険区域に住んでいる人は、すぐに身を守る行動をとりましょう。
【避難情報】
[緊急度段階レベル]
避難準備情報…避難するための準備をしてください。避難に時間のかかる人は避難を開始してください。
↓
避難勧告…避難を開始してください。
↓
避難指示…直ちに避難を完了してください。避難する余裕がないときは、いっとき待避するなど、命を守る行動をとってください。
(4)情報収集の方法
避難情報や大雨警報、土砂災害警戒情報、大雨特別警報が発表されると、市は同報無線で情報をお伝えします。豪雨時は雨音で聞き取りにくくなるため、「同報無線メール」の登録や「防災ラジオ」の準備をしておきましょう。
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(写真説明)防災ラジオ
★同報無線情報登録用メールアドレス
t-fuji@sg-m.jpに空メールを送信してください(二次元バーコードからも読み取れます)。
- 図表あり -
(図表説明)QRコード
★ラジオエフ(84.4FM)では、富士・富士宮地域に密着した災害情報を聞くことができます。
また、テレビのデータ放送やラジオ、パソコンで積極的に情報を収集し、早目の避難を心がけましょう。
【問い合わせ】
防災危機管理課 電話:55-2715 ファクス:51-2040
Eメール:bousai@div.city.fuji.shizuoka.jp
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