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【広報ふじ平成27年】富士市献上茶謹製事業

富士市献上茶謹製事業が実施されました

献上茶謹製事業とは

 献上茶謹製事業は、静岡県内茶産地の中で、すぐれた茶農家を選定して特別な栽培管理を行い、新茶の時期に手揉(も)み茶を謹製し、皇室に献上する伝統行事です。
 この事業は、戦前から静岡県茶業組合連合会議所により実施され、昭和47年からは、(公社)静岡県茶手揉保存会に引き継がれ、毎年実施されています。
 富士市が産地に指定されるのは、昭和59年、平成7年に続き、20年ぶり3回目です。
 指定園には、杉山岩雄(いわお)さん(神戸:マルゼン杉山製茶)と、佐野智信(とものぶ)さん(岩本:佐野製茶)が選ばれました。

【指定園 園主紹介】
◇杉山 岩雄さん(神戸)
 献上茶指定園の話をいただき、その責任の重さに戸惑うことも多々ありましたが、この上ない光栄と感じ、引き受けさせていただきました。今後も、茶業に邁進(まいしん)していきます。
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◇佐野 智信さん(岩本)
 日々の管理から摘採まで、多くの皆様のご協力のもと、良質な茶葉生産に携わることができました。この経験をこれからの茶業に生かすべく、日々精進していきます。
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記念式典を開催

 「平成27年度富士市献上茶謹製事業記念式典」が、4月27日(月曜日)に、ふじさんめっせで開催されました。
 会場では、静岡県茶手揉保存会の会員約600人の中から選ばれた30人が、富士市に古くから伝わる「天下一製法」により、茶葉の手揉みを行いました。
 謹製されたお茶は、6月4日(木曜日)に、皇室に献上されました。

◇「天下一製法」とは
 「天下一製法」は、明治初期に、比奈村(現富士市)の野村一郎氏により開発された製茶法です。平成17年に、富士市茶手揉保存会により再現されました。冷揉(ひやも)みで茶葉を針のように鋭く長い形状にし、30センチメートル以上積み上げる独特な飾り方が特徴です。
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(写真説明)謹製茶摘み式「茶摘みの儀」(岩本)
(写真説明)「天下一製法」による手揉み
(写真説明)完成した茶葉を献上茶缶に入れる
(写真説明)謹製事業記念式典「献上茶葉継承」
(写真説明)献上茶缶
(写真説明)手揉みをした「静岡県茶手揉保存会」の皆さん

【問い合わせ】
農政課 電話:55-2781 ファクス:53-2550
Eメール:nousei@div.city.fuji.shizuoka.jp
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