【広報ふじ平成27年】特集 年男・年女 新春インタビュー
特集 年男・年女 新春インタビュー
ことしの年男・年女の皆さんに「新年の抱負」お聞きしました
平成27年(2015年)の干支(えと)はひつじ。この特集では、市内に住むひつじ年生まれの年男・年女の皆さんに、新春インタビューとして「新年の抱負」を伺いました。
より磨きのかかった踊りを
平成15年生まれ 牧田 滉平(こうへい)さん(浅間上町)
新舞踊はおもしろい
5歳から、新舞踊の舞台袖で太鼓をたたいたり、最後にみんなで踊る総踊りを一緒に踊ったりしていました。小学6年生になった昨年、「小学生最後の思い出に」と、家元である祖母に教わりながら本格的な踊りの練習を夏から始め、10月の富士市総合文化祭で発表しました。
当日踊った『古城(こじょう)』は、足の動きが難しく、練習がとても大変でした。本番は緊張しましたが、練習どおりにでき、多くの拍手をもらえて、達成感を感じました。
これからも練習を続け、もっと上手に踊れるように頑張ります。
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( 写真説明 )牧田滉平さん
( 写真説明 )新舞踊をする牧田滉平さん
Fuji(フジ)バレーボールクラブ
平成15年生まれ 吉村美咲さん(富士岡)、石川奈々美さん(増川)、井倉瑞空(みく)さん(原田)、佐野華鈴(かりん)さん(富士岡)
仲間とともに…
私たちは市内外の学校に通う小学生が集まった女子バレーボールクラブで、総勢25人のうち4人がひつじ年生まれです。放課後や土・日曜日など、週に4〜5日練習をしています。練習は大変ですが、休憩中にはみんなで楽しく話をしています。学校の友だちと遊ぶ時間はなかなかつくれませんが、試合に勝ったときにはやっていてよかったと感じます。
ことしの目標は、「明るく元気よく健康で、県東部大会1位、県大会3位以内入賞」。仲間同士で声をかけ合いながらレシーブやスパイクのミスをなくし、目標達成に向けて頑張ります!
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( 写真説明 )Fujiバレーボールクラブの皆さん
皆さんの「喜ぶ顔」が私の原点です
昭和54年生まれ サノ ユカシさん(大淵)
市内在住のイラストレーター
子どものころから、どんなふうに描けば周りの人が驚いたり、喜んだりしてくれるかを考えながら絵を描いていました。私は、絵を専門に勉強したわけではなく、高校卒業後にデザイン事務所が経営するカフェで7年間住み込みで働き、大人としての作法や、相手に自分の考えを伝える方法など、社会で必要なことは全てそこで教わりました。その後、カフェをやめて、絵を描くことに没頭していたときに知人から声をかけてもらい、個展を開催することになりました。現在も県内外を問わず活動しています。絵の注文をいただいたときは、お客さんからじっくり話を聞いて、イメージを膨らませて作品を描きます。絵を見たときのお客さんの喜ぶ顔を見るのが、とても楽しみです。
ことしは、地元の人にはもちろんですが、まだ出会っていない各地のたくさんの人たちとももっと絵を通じてつながっていけたらと思います。忙しく日々を過ごすのではなく、少し余裕を持ちながら絵を描いていけたらいいですね。
【想像の世界を描く サノユカシのイラスト展】
とき/1月1〜23日 10時〜17時30分(無料。会期中無休)
ところ/芸術空間「あおき」 富士宮市青木平243
電話・ファクス 0544-23-7735
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( 写真説明 )サノ ユカシさん
( 写真説明 )サノ ユカシさんの作品
憧れの消防の活動で、地域を守りたい
平成3年生まれ 川口慎之介さん(今井)
消防団に入団しています
幼いころに映画で見た消防士に憧れて、消防の仕事に携わりたいと思い、3年前に入団しました。決まった日程で行う訓練のほか、火災予防を呼びかけるチラシの配布、火災警報器の点検、夜の巡回などを行っています。仕事で、十分に活動に参加できないこともありますが、火災現場には、これまで3回出場し、交通整理などを行いました。
分団の中では一番年下ですが、ことしもほかの団員の皆さんと一緒に、地域を守れるよう頑張ります。同世代の団員がふえるとうれしいですね。
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( 写真説明 )川口慎之介さん
( 写真説明 )消防車と川口慎之介さん
充実した日々を過ごしたい
平成3年生まれ 遠藤千紗さん(中野台)
歯科助手として奮闘中!
歯科助手として働き始めてから、もうすぐ3年がたちます。学生時代に東京に住んでいた時期もありますが、家族や友人がいる地元に帰りたいと思い、実家に戻って就職しました。歯科助手は立ち仕事で、診察が夜遅くまでかかることもあるので体力が必要です。陸上部に所属していた高校時代を思い出し、またジョギングを始めたいと考えています。また、患者さんから歯や治療のことについて質問されることがあるので、勉強を続け、知識を身につけていきたいです。
ようやく仕事にもなれてきたので、ことしは料理を習うなど、仕事以外の自分の時間も充実させたいですね。
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( 写真説明 )遠藤千紗さん
( 写真説明 )仕事の様子
子どもたちに楽しんでもらえるように
昭和54年生まれ 諸田(もろた)陽一さん(宮島)
富士南小学校区子ども会 副会長
ことし、富士南小学校区の子ども会の副会長を務めます。富士南小学校区は、1〜6年生約900人がいる大きな学区です。副会長は、地区の運動会などの行事のまとめ役や回覧物の作成など、さまざまな仕事をします。
ずっとこの地域で暮らしていますが、地域とのかかわりが薄い時期もありました。改めて地域の活動に携わることになったので、夫婦で協力して確実に仕事をするよう頑張ります。
子どもたちに楽しんでもらえる新たなイベントを企画するなど、独自性も出せるといいですね。
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( 写真説明 )諸田陽一さん
( 写真説明 )子どもと遊ぶ諸田陽一さん
福島の子どもたちに「笑顔」と「元気」を
昭和42年生まれ 長峰利樹(としき)さん(吉原2)
ハッピーディスクプロジェクト代表
きっかけは、平成23年6月に、東日本大震災による被害を受けた宮城県亘理(わたり)町を訪れたことでした。現地の児童クラブに子どもの遊べる物がほとんどなかったため、室内でも遊べるドッヂビーを贈りました。楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿を見て、「子どもの笑顔は復興の近道になる」と、ドッヂビーを届ける活動を始めました。募金を募り、これまでに亘理町の全6児童クラブのほか、福島県内の児童クラブ、幼稚園、小・中学校約70か所にドッヂビーを贈りました。現在は、毎月1回、福島県を訪れ、一緒に遊ぶなどの交流をしています。
福島県には、今でも外で自由に遊ぶことができない子どもたちがいます。親と離れて暮らしている子どももいます。「こんなに頑張っているみんなは大きくなったら、きっとすごい大人になる」。私たちは、子どもたちの頑張りに、いつもこの言葉を贈っています。
活動を続けてこられたのは、プロジェクトのメンバーをはじめ、多くの皆さんの支援があったからです。できることがある限り、これからも活動を続けます。生き生きしている子どもたちの顔を見ると「また会いに来よう」と思うのです。
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( 写真説明 )長峰利樹さん
( 写真説明 )子どもたちとドッヂビーをしている様子
ことしも作品をつくり続けます
昭和30年生まれ 長倉久子さん(松岡)
パッチワークに魅せられて
昔から裁縫や手芸が好きで、娘の服も手づくりしていました。平成6年に公民館のパッチワーク講座で習い始めたのをきっかけに、平成17年には指導員の資格を取得しました。現在は、自宅で教室を開き、月に2回、静岡市の生涯学習交流館で高齢者を対象にした教室を開催しています。人に教えるためには自分自身も勉強しなければなりませんが、生徒の皆さんの作品を見るのが何よりも楽しみなので頑張れます。完成までに2〜3年かかる場合もありますが、一度は大きなコンテストに挑戦してみたいですね。
ことしもパッチワークを通じて、いろいろな人と交流していきたいです。
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( 写真説明 )長倉久子さん
( 写真説明 )パッチワークをする長倉久子さん
優しさのあるシルバーアートを
昭和30年生まれ 熊尾(くまお)健一さん(国久保2)
シルバーアート新作づくりに夢中
市販のキットで銀粘土を体験し、粘土が銀に変化する現象に魅力を感じて、休日に東京の専門学校に通い、銀粘土の技能を習得しました。その後、友人の助けもあり、体験教室などを行う工房(ベアーテール)を始めました。作品づくりで重視するのは「磨き」の作業です。ブラシで余分な汚れを落とし、ヘラで表面の凹凸をなくします。銀を傷つけないよう適度な力で行うのがコツです。また、作品はやわらかみのある形を選び、優しさのある物づくりを心がけています。
ことしは、さまざまな年齢の人に体験してもらえるよう、活動の場を広げていけるといいですね。
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( 写真説明 )熊尾健一さん
( 写真説明 )作品をつくる熊尾さん
2014年 ねんりんピックに出場しました!
日本画部門 昭和18年生まれ 武下嘉夫(よしお)さん(南松野)
退職後の66歳からまちづくりセンターの講座で日本画を習い始めました。現在は月2回の講座と、空いた時間に自宅で絵を描いています。在職中は、山岳写真が趣味で20年間撮り続けていましたが、現在は絵の題材にするために写真を撮りに行くようになりました。通常、作品が完成するまでに2〜3か月かかりますが、ねんりんピックに出展した作品は5か月かかりました。日本画は「岩絵の具」と呼ばれる鉱石などを砕いた顔料で色づけをしますが、まぜて色をつくることができないため、微妙な色合いを出すのが難しいですね。
ことしも楽しみながら、自分の好きなものを描き続けたいです。
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( 写真説明 )武下嘉夫さん
( 写真説明 )日本画を描く武下嘉夫さん
2014年 ねんりんピックに出場しました!
ウォークラリー部門 昭和18年生まれ 清水ヨリ子さん(南松野)
近所の仲間5人でウォーキングをしていたことが、ウォークラリーに参加したきっかけです。決められたコースを歩くウォークラリーは、所要時間が設定されていますが、参加者には知らされません。設定時間に近い時間でゴールすると高得点がもらえるため、早過ぎても、遅過ぎてもいけません。また、チェックポイントでは歴史や自然に関するクイズなども出されます。ねんりんピックに参加できたことは本当に幸運でした。現在、ソフトテニスや大正琴などもやっているため、毎日を忙しく過ごしています。
ことしも一日一日を大事にして、羊のように丸く温かい一年にしたいですね。
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( 写真説明 )清水ヨリ子さん
( 写真説明 )ウォーキングする清水ヨリ子さん
多くの人に歴史を伝えたい
昭和6年生まれ 宮崎武頼(たけより)さん(大淵)
富士文化財愛好会 会長
富士文化財愛好会は、歴史好きの有志29人で始まりました。私は現在まで23年間会長を務め、市の歴史に関する資料をまとめる活動に携わってきました。歴史をまとめるときには、必ず現地に足を運び、史跡などの実物を見て、住職などに話を聞き、根拠を見つけます。
「市の歴史を多くの人に伝えたい」という思いで、これまで調査を続けてきました。ことしは、大淵まちづくりセンターで講座を行います。明らかになっていなかった大淵地区の140年間の歴史を30年かけて調べ、まとめました。ぜひ、皆さんに知ってもらいたいですね。そして、これからも歴史を探究し続けたいです。
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( 写真説明 )宮崎武頼さん
( 写真説明 )原稿を作成する宮崎さん
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