市は、平成25年度から、市内の各中学校と協働で、思春期講座を開催しています。その講座に協力していただけるサポーターを募集します。
■思春期の性とこころの問題
近年、子どもたちを取り巻く社会環境の変化に伴い、性行動の低年齢化などが進んでいます。
昨年度の市内における10代の人への母子健康手帳交付数は57件で、そのうち7割が未婚でした。20歳未満の人工妊娠中絶件数(富士保健所管内)96件のうち、17歳以下は26件に上ります。
また、市内では過去20年間に、17人が10代で自ら命を絶っています。
このような現状から、10代の望まない妊娠や自殺を防ぐために、性とこころについての教育の強化が必要とされています。
■思春期講座を開講
子どもたちに性に関する正しい知識を伝え、自己の性行動に責任を持つこと、生命の尊さを感じ、自分や他者を大切にする心を育てることを目的に、市内の各中学校の2・3年生を対象に、思春期講座を実施しています。講座では、保健師による講話と、赤ちゃん人形を用いた抱っこ体験(15分程度)を行います。
- 写真あり -
( 写真説明 )吉原第一中学校での思春期講座の様子
■サポーターを募集
思春期講座で、赤ちゃん抱っこ体験を指導する思春期講座サポーターを募集します。
活動日時/6〜3月のうち、各中学校の実施日
対象/市内在住の人
内容/生徒6〜8人のグループで赤ちゃん人形を使用し、抱き方、おむつの交換を指導
申し込み/随時募集しています。申込用紙(健康対策課で配布、市ウェブサイト(※)でダウンロード可)に必要事項を記入し、郵送またはファクス・Eメールで、〒416-8558 本市場432-1フィランセ健康対策課へ
※トップページ→くらしと市政→健康・福祉・子育て→健康・医療→妊娠・出産・育児について→富士市思春期講座サポーター募集をごらんください。
【サポーターの声】
ほとんどの生徒は、赤ちゃんを抱きなれていないので、声かけをしながら体験を支援します。体験を通して、子どもたち自身も多くの人たちに助けられて育った大切な命だと気づいてくれるとよいですね。保護者や学校だけではなく、多くの人がサポーターとして子どもたちとかかわり、地域全体で子どもたちを見守っていくことは大切だと思います。時間が合えば、自分の地域以外の学校でもお手伝いしたいです。
- 写真あり -
( 写真説明 )石川裕子(ゆうこ)さん(国久保2)
( 写真説明 )講座での指導の様子
【問い合わせ】
健康対策課 電話:64-8994 ファクス:64-7172
Eメール ho-kenkou@div.city.fuji.shizuoka.jp