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【過去に学ぶ富士の災害史】第4回 台風26号による惨状

「富士の災害史」は、過去に市域が見舞われた災害を皆さんに理解してもらい、防災意識を高めていただくため、昨年3月に発行されました。広報ふじでは、定期的に抜粋して掲載しています。
昭和41年の台風26号
 昭和41年(1966年)9月25日に市内を襲った台風26号は、富士地区で死者・行方不明者16人を出す大惨事になりました。最大の被害を出した田子の浦港付近は、24日23時ごろから風雨が激しくなり、25日0時30分ごろには瞬間最大風速40メートルを記録し、高波が今井の妙法寺(みょうほうじ)裏一帯に押し寄せました。元吉原支所に駐在していた市の災害対策本部員が、元吉原小学校校庭に足を踏み入れると、膝上まで流水につかり、さらに、元吉原幼稚園の机や道具が流れてきて前進することが危険なため、声をかけ合い、引き返しました。付近の事業所から、救助の依頼が吉原警察署に入り、待機していた署員10人が2台のパトカーに分乗して駆けつけました。現場は海岸堤防から200メートル離れていましたが、波が迫り、パトカー1台が故障し、後押しをしていた巡査部長が亡くなりました。ほかの9人も波にのまれましたが、命は助かりました。この巡査部長も含めた遭難者の慰霊碑が、今も元吉原まちづくりセンター南側に建っています(左上写真)。
 昭和34年(1959年)9月の伊勢湾台風の後、鈴川海岸に13メートルの高潮堤防が築かれましたが、この台風で波が堤防を越えてしまいました。さらに、三四軒屋(さんしけんや)の海岸堤防が約200メートル決壊したこともあり、昭和42年、従来の堤防の北側に、日本一高い海抜17メートルの第2堤防が建設されました。

- 写真あり -
( 写真説明 )台風26号遭難者慰霊碑
( 写真説明 )元吉原地区の被害

こちら編集室

 秋といえば「読書」「食欲」「スポーツ」「芸術」などが思い浮かびますが、皆さんはどのような秋を過ごしますか?私は子どもにサッカーを教えているので、まずスポーツ!そして体力を維持するために秋の味覚を堪能!あと、読書などを少々…。皆さんは、バランスよく楽しんでくださいね。さて、市内では、この時期、スポーツや文化に関する多くのイベントが開催されます。楽しみ方のバリエーションをふやすため、参加してみてはいかがでしょうか。(あら)

人口 257,813人(前月比-90)
 男 127,389人(-45)
 女 130,424人(-45)
世帯 100,595世帯(+50)9月1日現在
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