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【広報ふじ平成26年】この夏は富士登山にチャレンジ(2)

【御殿場市】御殿場口登山道
君は駆けたか?あの大砂走りを!

所要時間/登り:約8時間、下り:約4時間
山小屋の数/5軒

- 写真あり -
( 写真説明 )登山道の様子

■一歩で3メートル!大砂走り
御殿場ルート下山道の七合目から太郎坊までは、厚い火山礫(れき)に覆われています。一歩で3メートル余りも進み、まるで飛ぶように下ることができる大砂走りは、ほかの登山道では体験できません。御殿場市全景をはじめ、箱根連山、駿河湾、そして宝永火口を一望して一気に下る気分は本当に爽快です。これは、御殿場ルートからの下山だけで味わえるご褒美です。

■皇太子殿下の御足跡(ごそくせき)を心に刻む「プリンスルート」
平成20年、皇太子殿下が富士山に初登頂されたときのルートです。富士宮口から登り始め、新六合目で富士宮口と分かれ、御殿場口の六合目から頂上へ向かわれました。登頂後は、お鉢めぐり、そして御殿場口下山道の豪快な大砂走りを楽しまれました。
高い位置から登り始めることができ、大砂走りで楽々下山…御殿場口の新しい楽しみ方の一つです。

■アクセス
◇鉄道・バス
JR御殿場駅から登山バス(路線バス)
◇車
御殿場口新五合目まで、「富士山スカイライン」(無料)
駐車場/御殿場口新五合目に500台
※御殿場口ではマイカー規制を実施しません。

【問い合わせ】
御殿場市商工観光課 電話:0550-82-4622



御殿場口山内(さんない)組合長
福島邦彦(くにひこ)さん
- 写真あり -
 御殿場口は、数ある登山道の中でも一番厳しいコースだと言われています。しかし、実は初心者向きのコースです。
 新五合目の標高は、ほかの登山道に比べて低く、しっかり体を慣らしてから登れば、高山病にならずに登れます。登山計画を一泊二日にして時間の余裕を持ち、おしゃべりしながら楽しく登っていただきたいです。時間があるなら断然御殿場口ですよ!
 昨年の富士山の世界遺産登録は、まだスタート地点でしかありません。登山客が増加する中、どのように富士山の環境を守っていくのかが課題です。登山客のサポートはもちろんのこと、富士山の環境を守る手助けもしていきたいと思います。
 豪快な大砂走りと、プリンスルートのある御殿場口。ぜひ一度、御殿場口から富士登山に挑戦してみてください。

【裾野市】須山口登山道

須山口登山道は、須山浅間神社を起点として、山頂部の駒ケ岳(こまがたけ)に至った登山道です。起源は明確ではありませんが、遅くとも室町時代には使用されていたことがわかっています。1800年のご縁年には5,398人の登山者を集めました。
明治時代になって、須山口登山道の二合八勺(しゃく)に合流する御殿場口登山道ができ、東海道線(現在の御殿場線)が開通すると、須山口登山道の利用者は少なくなりました。1912年には、登山道の一部が陸軍演習場になり、通行自体が困難になりました。
平成8年に須山口登山歩道保存会が発足し、翌年から平成11年にかけて、須山浅間神社から水ヶ塚公園、御殿庭(ごてんにわ)を通り、富士宮口六合目に至る須山口登山歩道と、かつての須山口を利用した須山口下山歩道が整備されました。水ヶ塚公園から40分ほど歩いたところにある須山御胎内(おたいない)は、須山口登山道の一合目に当たり、かつては登山者を調べた須山口の役場などがありました。

- 写真あり -
( 写真説明 )須山御胎内(旧須山口登山道一合目)

【問い合わせ】
裾野市生涯学習課 電話:055-992-3800

【小山町】須走口登山道
自然の息吹を感じながら歩ける樹林帯

所要時間/登り:約5時間、下り:約2時間40分
山小屋の数/13軒

- 写真あり -
( 写真説明 )登山道の様子

■ご来光や影富士が見やすい須走口登山道
標高の高い位置まで広がる樹林帯により、登山中の日差しを避けることができます。
樹林帯を抜けると、どこからでも、ご来光や影富士が見られます。また、火山砂利の下山道を一直線に下る「砂走り」があります。
登山道と下山道が別で、本八合目から山頂までの区間は、山梨県の吉田ルートと合流するため、混雑することがあります。また、樹林帯では見通しが利かないため、夜間や濃霧時は道に迷わないように注意が必要です。

■アクセス
◇バス
須走口五合目まで、JR御殿場駅などから登山バス(路線バス)
◇車
須走口五合目駐車場までは、高速道路東富士五湖道路の須走IC、または東名御殿場ICから国道138号を経て「ふじあざみライン」

【問い合わせ】
小山町商工観光課 電話:0550-76-6114



富士山須走口山内組合長
菅沼茂明(しげあき)さん
 須走口は自然が多く残っていて、緑地帯や低木、砂地などの変化に富んだ登山道です。
 登山者は、ゆっくりと登りたいと思っている年齢層の高い個人客のリピーターが多く、旅行などに比べ費用が抑えられるためか、家族連れも多く見られます。
 最近では、観光登山化したため、軽装で薄着の登山者も多く見られます。しかし、行程がおくれて暗くなることもあるため、必ずヘッドライトと上下が分かれた雨具を携行してください(コンビニなどの簡易な雨具は溶岩石で破れやすいため不可)。
 週末やお盆の時期を中心に山小屋は混雑しますが、シーズンに入っても予約しやすい平日に来ていただき、時間に余裕を持って、安全に登山していただきたいと思います。

登山マナーを守り、みんなで気持ちよい登山を

■開山期間は7月10日〜9月10日
ことしの富士山の開山期間は、7月10日〜9月10日です。開山期間以外は山小屋が閉じているので、仮眠や休憩ができません。安全のため、開山期間内に登山をしてください。
また、開山期間内は協力金の支払いにご協力ください。協力金は1,000円(任意)です。支払われた協力金は、富士山保全のために使用します。

■計画を立てて登山にチャレンジを
弾丸登山を行うと、急な気圧の変化で体調を崩すなどして、登頂できないことがあります。登山経験が少ない人は、なおさらペース配分や体調管理が難しいと思われます。余裕のある登山計画を立て、途中の山小屋で仮眠するなどして、急がず、ゆっくりと登ることを心がけましょう。一人で登る場合は、途中で助けてくれる人がいないため、いざ辛い状況に陥ったときには打つ手がなくなることがあります。なるべく2人以上で登山しましょう。

■開山期間中はマイカー規制を実施
富士宮口と須走口の五合目駐車場付近では、夏期の登山シーズンに登山客や観光客が集中し、交通渋滞が発生しています。このため、渋滞を緩和して、富士山への来訪者の安全と快適性の確保、富士山の自然環境の保全のために、マイカー規制を実施しています。富士宮口は63日間、須走口は40日間です。規制中は各登山道までバスやタクシーをご利用ください(14ページ参照)。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
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