ここでは、交流を積極的に行っている地域の取り組みを紹介します。
■(1)富士見台地区「新年交歓会」
これは、福祉推進会が毎年1月に行うイベントで、地区内外の外国人や日本人が参加します。毎年恒例の餅つきで始まり、ブラジルやボリビアなどの料理を食べたり、抹茶体験などをしたりと、さまざまな国籍の住民が会話を弾ませながら交流します。
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( 写真説明 )餅つき体験
( 写真説明 )各国の料理の食べ比べ
【地域で仲間づくりをする場に】
富士見台地区福祉推進会会長
古曵(こひき)本市郎(もといちろう)さん(富士見台1)
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ことしで7回目を迎えたこのイベントは、外国人と地域住民が交流を深め、理解し合い、助け合うことを目的に開催しています。
お互いの国の料理を食べ比べたり、餅つきなどの日本の文化を体験したりして、お互いのことを知ってもらえたらと思っています。
また、このイベントが、外国人の皆さんが抱えている、不安や悩みなどを共有し、生活のルールなどを伝える場にもなればよいですね。
まずは、地域からよりよい仲間づくりができることを期待しています。
◆参加者の声
留学生としてスウェーデンから富士市に来た
アナ グランバーグさん(富士見台4)
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私は、日本の文化やアニメに興味を持ち、来日しました。このイベントに参加し、初めて餅つきを体験しましたが、きねが思いのほか重く、つくのが難しかったです。また、多くの人が日本の文化などを教えてくれるのが楽しかったです。
夫の仕事でブラジルから富士市に来た
平塚(ひらつか) あゆみさん[左] ゆなちゃん(原田)
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私は、日本の文化などを知るために、イベントや講座に積極的に参加するようにしています。地域の人と交流することで知り合いがふえました。ふだん困ったときなど、身近に聞ける人がいると思うと安心できますね。
■(2)子どもの学習を見守る学習サポートセンター
毎週土曜日に、ボランティアが外国人児童に学習支援などを行っています。
※昨年4月から、富士見台地区に続き、外国人児童の多い広見地区でも学習サポートセンターを開設しました。
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( 写真説明 )広見サポートセンター
( 写真説明 )富士見台サポートセンター
とき/毎週土曜日 10〜12時
※春・夏・冬休み期間及び学校・地域行事と重なる日は除く。
ところ/富士見台・広見まちづくりセンター
対象/外国人児童(小学生)
◆みんなが安心して生活するために
広見学習サポートセンターで学習支援を行う
佐古(さこ) マサエさん(富士見台2)
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学習サポートセンターでは、主に外国人児童に対して、学校の宿題や勉強、生活のルールなどを教えています。
また、保護者からの希望で、学校関係書類の翻訳をしたり、子どもたちに母国語を教えたりしています。できる限り、全ての相談に応えられるように心がけています。
学習支援以外にも、地域との交流を図るため、子どもたちと地区の文化祭などにも参加しています。子どものころから、日本の生活ルールや習慣などを身につけてもらい、大人になっても困らないよう支援していきたいですね。