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【広報ふじ平成26年】「多文化共生」のまちづくり(2)

地域でできることってどんなことだろう?

ここでは、交流を積極的に行っている地域の取り組みを紹介します。

■(1)富士見台地区「新年交歓会」
 これは、福祉推進会が毎年1月に行うイベントで、地区内外の外国人や日本人が参加します。毎年恒例の餅つきで始まり、ブラジルやボリビアなどの料理を食べたり、抹茶体験などをしたりと、さまざまな国籍の住民が会話を弾ませながら交流します。

- 写真あり -
( 写真説明 )餅つき体験
( 写真説明 )各国の料理の食べ比べ

【地域で仲間づくりをする場に】
富士見台地区福祉推進会会長
古曵(こひき)本市郎(もといちろう)さん(富士見台1)
- 写真あり -
 ことしで7回目を迎えたこのイベントは、外国人と地域住民が交流を深め、理解し合い、助け合うことを目的に開催しています。
 お互いの国の料理を食べ比べたり、餅つきなどの日本の文化を体験したりして、お互いのことを知ってもらえたらと思っています。
 また、このイベントが、外国人の皆さんが抱えている、不安や悩みなどを共有し、生活のルールなどを伝える場にもなればよいですね。
 まずは、地域からよりよい仲間づくりができることを期待しています。

◆参加者の声
留学生としてスウェーデンから富士市に来た
アナ グランバーグさん(富士見台4)
- 写真あり -
 私は、日本の文化やアニメに興味を持ち、来日しました。このイベントに参加し、初めて餅つきを体験しましたが、きねが思いのほか重く、つくのが難しかったです。また、多くの人が日本の文化などを教えてくれるのが楽しかったです。

夫の仕事でブラジルから富士市に来た
平塚(ひらつか) あゆみさん[左] ゆなちゃん(原田)
- 写真あり -
 私は、日本の文化などを知るために、イベントや講座に積極的に参加するようにしています。地域の人と交流することで知り合いがふえました。ふだん困ったときなど、身近に聞ける人がいると思うと安心できますね。

■(2)子どもの学習を見守る学習サポートセンター
毎週土曜日に、ボランティアが外国人児童に学習支援などを行っています。
※昨年4月から、富士見台地区に続き、外国人児童の多い広見地区でも学習サポートセンターを開設しました。
- 写真あり -
( 写真説明 )広見サポートセンター
( 写真説明 )富士見台サポートセンター

とき/毎週土曜日 10〜12時
※春・夏・冬休み期間及び学校・地域行事と重なる日は除く。
ところ/富士見台・広見まちづくりセンター
対象/外国人児童(小学生)

◆みんなが安心して生活するために
広見学習サポートセンターで学習支援を行う 
佐古(さこ) マサエさん(富士見台2)
- 写真あり -
 学習サポートセンターでは、主に外国人児童に対して、学校の宿題や勉強、生活のルールなどを教えています。
 また、保護者からの希望で、学校関係書類の翻訳をしたり、子どもたちに母国語を教えたりしています。できる限り、全ての相談に応えられるように心がけています。
 学習支援以外にも、地域との交流を図るため、子どもたちと地区の文化祭などにも参加しています。子どものころから、日本の生活ルールや習慣などを身につけてもらい、大人になっても困らないよう支援していきたいですね。

富士南地区は、外国人に対する災害時の対応に積極的に取り組んでいます

地域の一員として、お互いに助け合う

地域防災指導員・富士南地区民生委員
加藤謙一(かとうけんいち)さん(宮島)
- 写真あり -
 富士南地区には、多くの外国人が住んでいます。そのため、地区の避難所運営訓練では、有志で通訳を募り、災害時の体制を整えています。
 また、役員は特定の色の服を着用し、参加者は区ごとにゼッケンをつけているので、外国人にも地区の人の顔を覚えてもらえると思っています。さらに、若い外国人の皆さんには、その力を災害時などに生かしてもらいたいですね。
 また、私が住む西宮島区では「黄色いハンカチ運動」に取り組んでいます。この運動は、災害時にこのハンカチを掲げていない世帯に対して、役員が訪問して安否を確認する活動です。この活動により、外国人世帯にも目が行き届き、交流のきっかけにもなります。
 同じ地区に住む外国人も地区の一員です。みんなで助け合っていきたいですね。

国際交流団体の活動に参加してみませんか?

市内で活動する国際交流団体の一部を紹介します。国籍を問わず、どなたでも参加できます。ぜひ気軽に連絡してください。

- 図表あり -
(図表説明)各団体活動内容・連絡先

地域における友好的な交流を

多文化・男女共同参画課課長兼国際交流室長
望月 薫(もちづき かおる)

- 写真あり -

 本市の外国人登録者数が3,000人を超えて20年余りが経過しています。この間、国際交流団体の活動が活発になるとともに、外国人との交流会を行う地域も出てきました。
 現在、市は、外国人が日本語を学べる機会を設けていて、年間約200人が学習しています。また、富士市国際交流ラウンジFILS(フィス)では、国際交流団体と協力し、さまざまな交流事業を行っています。
 しかし、住民同士の交流を深めるためには、地域の協力が必要です。地域が主体となった交流の機会をふやすとともに、「やさしい日本語」での会話が大切です。日ごろの声かけにより、顔の見える関係が築かれ、地域における友好的な交流を図るきっかけになると思います。
 まずは、「ありがとう」などの簡単な言葉やあいさつから始めてみませんか。

【問い合わせ】
多文化・男女共同参画課 国際交流室
電話 55-2704 ファクス 55-2864
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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