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【広報ふじ平成26年】献血はとうとい命を守る愛の贈り物(1)

献血はとうとい命を守る愛の贈り物

全国で年間約525万人が協力している、大切な命を救う献血。しかし、近年、若者を中心に献血者数は減少し続け、将来、深刻な血液不足が予想されています。
今回は、献血の必要性と受け方について紹介します。

- 写真あり -
( 写真説明 )献血キャラクター「けんけつちゃん」

■献血は常に必要
 輸血は、交通事故などの大きなけがや手術による一時的なものだけではなく、悪性新生物(がん)など継続的な治療が必要な病気にも不可欠です(左グラフ参照)。
 病院では、毎日多くの患者が輸血を受けていますが、輸血用血液は、人工的につくったり、長期保存したりすることができません。
 このため、常に献血は必要とされています。
- 図表あり -
(図表説明)疾病別輸血状況(2011年東京都)の円グラフ

■献血者が減少
 輸血を受ける人の約9割が50歳以上です。今後も少子高齢化により輸血を必要とする高齢者がふえ続け、献血を担う若者は減少します。
 そのため、特に若者の献血がますます重要になりますが、この状況に反して、10〜20代の献血者は、10年前に比べて35パーセントも減少しています。若者の献血がこのまま減り続けると、2027年には約101万人分の血液が足りなくなると推測され、危機的な状況になる可能性があります。(左グラフ参照)。
- 図表あり -
(図表説明)必要献血者延べ人数の推計の棒グラフ

◎冬場は特に献血者が減少
 冬場の1〜3月は、インフルエンザなどが流行して体調を崩したり、薬を服用したりする人が多くなるため、献血者が減少します。

■400mL(ミリリットル)の献血にご協力を
 献血は、400ミリリットル献血と200ミリリットル献血、成分献血の3種類があります。
 現在、輸血用血液は献血によって賄われていますが、医療現場が必要としている血液製剤の大部分は400ミリリットル献血と成分献血からできる製剤です。A・O・B・ABやRhなどの血液型が同じでも、血液は一人一人で微妙に違います。免疫反応による重大な副作用や、肝炎などの輸血後感染症の危険性を減らすためにも、できるだけ少人数の献血者による血液を使うことが望まれます。
 輸血を必要としている患者の安全のために、採血基準を満たしている人は、ぜひ400ミリリットル献血にご協力をお願いします。

◎400mL献血は、患者さんの副作用の可能性が低く、安全性が向上します。

■献血ができる基準
◎献血ができる人
献血する人の安全と、その血液を輸血する人の安全の両方を守るため、16〜69歳の健康な人(65歳以上の人は、60〜64歳の間に献血経験がある人)で、左表の採血基準に該当する人

◎献血ができない人
◇体調不良、服薬中、発熱などの人
※服薬中の人は、服薬目的により医師が可否を判断しますので、薬剤名がわかるものを持参してください。
◇3日以内に出血を伴う歯科治療をした人
◇一定期間内に予防接種を受けた人
◇6か月以内にピアスの穴をあけたり入れ墨を入れた人
◇心臓病・悪性腫瘍・血液疾患・ぜんそく・けいれん性疾患・脳卒中など特定の病気にかかったことのある人
◇4週間以内に海外へ行った人
◇輸血歴・臓器移植歴のある人
◇エイズ、肝炎などのウイルス保有者、クロイツフェルト・ヤコブ病の人、またはそれと疑われる人
◇妊娠中、授乳中の人 など

- 図表あり -
(図表説明)献血方法別の採血基準
(図表説明)献血の間隔表
添付ファイル
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