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【広報ふじ平成26年】特集 富士市民のお正月(1)

富士市民のお正月

皆さんは、「お正月」と言ったら何を思い浮かべますか?「お正月」には、新年を祝うさまざまな行事が行われます。また、お正月料理を食べるなど、昔からの伝統的な風習もあり、市内でも、さまざまな風習が残っています。
今回は、「富士市民のお正月」にスポットを当て、市内の風習やお正月料理を紹介します。

■和凧(だこ)つくっています
 30年ほど前に、娘が営んでいた喫茶店「ウイング」の名前にちなんで、空飛ぶものをイメージして凧づくりを始めました。子どものころから絵を描くのが好きだったこともあり、凧に描くことにしました。よく描くのは武者絵で、動物の縁起凧などもつくります。凧の魅力は、つくる楽しみ、描く楽しみ、揚げる楽しみだと思います。毎年、元旦には富士川河川敷で凧を揚げ、新年を実感しています。
- 写真あり -
( 写真説明 )佐野 久雄さん(今泉)
( 写真説明 )和凧

■しめ縄つくっています
 私は祖父や父から教えられ、20年くらい前からしめ縄づくりを始めました。材料のわらは水田の農家から買っていますが、青刈りではない稲わらを使っています。神棚に飾るしめ縄は「ごぼう」と呼ばれる一本の太いものです。玄関飾りのしめ縄にはエビ、ユズリハ、ダイダイ、俵などをバランスよく飾りつけ、納屋や離れには小型の輪飾りを飾ります。よい年を迎えるため、しめ縄は12月末から1月7日まで飾ります。
- 写真あり -
( 写真説明 )川口 悦治(えつじ)さん(今宮)
( 写真説明 )しめ縄

■おんべこんべやっています
 元吉原地区(柏原・田中・桧・大野)では、昔から1月2日の行事として続いています。この行事は「おんべ・こんべ・ちゅんべ」と呼ばれる大・小・中の真竹3本を子どもが抱え、「おんべ・こんべ」のかけ声で練り歩き、町内のおはらいをして、神社に奉納します。私が住む柏原1町内では、元日の午後に、大人と小学校高学年男子が山へ真竹を採りに行き、その夜は、小学生全員と役員が公会堂に泊まるのが習慣で、毎年とても楽しみにしています。
- 写真あり -
( 写真説明 )秋山 茂和さん(中柏原新田)
( 写真説明 )おんべこんべ

■絵手紙描いています
日本画や書道をやっていた関係で、20年くらい前から講座の講師を頼まれたことが、絵手紙を始めたきっかけです。現在は、各地区まちづくりセンターを中心に活動する自主グループを指導しています。絵手紙で大切なことは、送る相手のことを思い、心を届けるという気持ちで描くことです。丁寧にわかりやすく温かみを感じる言葉を添えることを意識しています。描く題材は、季節の花や野菜、お正月はえとが多いですね。
- 写真あり -
( 写真説明 )久保田 美也子さん(伝法)
( 写真説明 )絵手紙

富士市民の味!ピーナツ入り紅白なます

 おせち料理でおなじみの「紅白なます」。富士市では、昔からピーナツ入りの紅白なますが食べられていますが、これは富士地域周辺の独特の食べ方で、全国の紅白なますにはピーナツは入っていません。
 ピーナツをつぶして入れることで、風味と甘味が増し、とてもおいしくなる紅白なます。ぜひ、家庭でもつくってみてはいかがでしょうか。

- 写真あり -
( 写真説明 )ピーナツ入り紅白なます

★つくり方とポイント★
大根とニンジンを千切りしたあと、一振りの塩を入れて、汁気が残る程度まで搾る。すり鉢に酢、砂糖、塩、ピーナツを入れて、ピーナツの油が出るぐらいまで練り合わせる。市販されている粉状のものまたはピーナツバターでも代用できるので、お好みの食感に合わせてください。
添付ファイル
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