【広報ふじ平成25年】可燃ごみ減量を目指して!(2)
可燃ごみを減量する方法 その(1)
「ちりも積もれば山」。
一人一人が分別を徹底すれば、市全体では大きな減量効果になります。
★プラスチック製容器包装、その他の紙、布類の分別を徹底しよう!
私は、7年前から「ごみマイスター」として町内のごみ集積所を回り、ごみの分別をお願いしています。プラスチック製容器包装の中にプラスチック製品が混入されていることがあります。
我が家では、プラスチック製容器包装の袋や容器などはきれいに汚れを落とし、種類別に分けたごみ箱に入れて分別を徹底しています。
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( 写真説明 )ごみマイスター山崎 俊明さん(鈴川東町)
( 写真説明 )山崎さん宅では種類別にごみ箱を分けています
(1)プラスチック製容器包装(プラ)の分別のコツ
◆汚れを落とす目安ってどのくらい?
汚れているものは、必ず洗って乾かしてから出してください。汚れの目安は、指定袋に入れたときにほかのものに汚れが移らない程度であればプラとして出してください。
※油汚れがついているもの、チューブ類などは可燃ごみ。
<スナック菓子の袋>
・中の食べ残しを払い落としてプラへ
《ポイント》ほかのプラを汚さないくらいの油分であれば中身を払う程度でOK。水や洗剤を使う必要はありません
<弁当やカップめんの容器>
・食べ残しやスープなどの汚れを水で落とし、乾かしてからプラへ
《ポイント》水で汚れが落ちれば洗剤などを使う必要はありません
(2)「その他の紙」の分別を徹底
◆「その他の紙」として出せる紙
食品や製品の空箱、はがき、コピー用紙など、紙でできているものは一部の例外を除き全て「その他の紙」です。
紙ひもでしばるか、紙袋に入れて月1回の「古紙の日」に資源物集積所に出してください。
※「その他の紙」として出せない紙
汚れた紙、シール、写真、感熱紙、カーボン紙、内側がアルミはくの紙、においの強い紙
◆「その他の紙」専用のごみ箱を置こう!
家庭のごみ箱は、燃えるごみとプラスチック製容器包装の2種類が多いのではないでしょうか?
でも、日常の生活を見直してみると、ティッシュ箱や菓子箱、チラシ、はがきなど「その他の紙」は意外と多いことに気づくはず…。「その他の紙」専用のゴミ箱を置いて古紙の分別を進めていきましょう!
(3)布類(古着など)は衣類等回収ボックスへ
衣類等回収ボックスは、各地区まちづくりセンターに設置しています。汚れが残っていたり、すり切れや虫食いで穴が開いていたりしても、洗濯してあればOK。
気軽に回収ボックスに入れてください。
【対象品目】※衣類は洗って出してください。
◎シャツなど綿素材のもの
◎フリース・セーター類
◎スーツ・制服・ジーンズなど
◎革製品 靴類は左右そろっているものを別の袋に入れる
(上記以外で回収できるもの)
革衣類、スカーフ、甚平(じんべい)、下着・肌着、ジャケット、ドレス、パジャマ、オーバーコート、手袋、マフラー、ウインドブレーカー、スエットパンツ、ダウンジャケット、靴下、着物、帯、ハンカチ、ニットキャップ、スポーツウェア、ショートパンツ、ストッキング、ネクタイ、浴衣、水着、ぬいぐるみ
【対象ではない品目】※可燃ごみで出してください。
汚れているもの、においがついているもの、ぬれているもの、布団・枕・クッション・カーテン・カーペットなど、長靴・サンダル・ブーツ・安全ぐつ
地域の要望から古着の回収をはじめ、昨年度は405トン回収しました。圧縮して東南アジアに船便で輸出し、中古衣料品として再利用しています。
市内で回収した古着はきれいと評判ですよ。
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( 写真説明 )古着を回収している安藤紙業(株)杉山 泰広(やすひろ)さん
可燃ごみを減量する方法 その(2)
★生ごみを減量しよう!
生ごみは可燃ごみの3〜4割を占め、水分が多く、焼却炉に負担がかかります。家庭から出る生ごみの量は1日300〜500グラム程度です。生ごみは一手間かければ大きな減量効果があります
(1)無駄なものは排除し、水切りを徹底する
◆生ごみを出さないことが一番大事!
◇生もの(食品)は必要な量だけ買い、くさらせない
◇料理は食べられる量だけをつくり、残飯を出さない
◆生ごみの約8割が水分!
◇三角コーナーや排水口には水切りネットを利用し、ごみに出す前に水分をしぼる
※1回15グラムの減量が可能です。
◇水分が多いスイカやメロンの皮などは、天日に干し、水分を抜く
(2)EM(イーエム)ぼかしを使って、堆肥化する
EMぼかしで処理した生ごみを畑に入れると、良質な肥料になり、おいしくて安全安心な農産物ができる
◇密閉型バケツ一世帯当たり2個を廃棄物対策課で無料配布中
◇EMぼかしは、市役所や障害者就労支援施設などの公共施設で1袋300グラム100円で販売中
※EMぼかしとは?
発酵合成型有機肥料のこと。米ぬか・もみがらにEM(有用微生物群)と糖蜜を混合し、発酵・乾燥させたもの
◆EMぼかしを使った堆肥化の手順
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( 写真説明 )(1)生ごみの水切り
( 写真説明 )(2)生ごみを密閉型バケツに入れる
( 写真説明 )(3)EMぼかしを生ごみにふりかける
( 写真説明 )(4)ふたを押して密閉型バケツの空気を抜く
( 写真説明 )1〜2週間(冬場は少し長めに)直射日光の当たらない場所に置き、発酵したら成功
私は、15年程前に地区で講習会を受けてからEMぼかしを使っています。また、障害者就労支援施設に勤めてEMぼかしの製造・販売もしていました。
生ごみが減って、家庭菜園の肥料にもなるのでぜひ使ってみてください。
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( 写真説明 )生ごみの水切りを徹底し、EMぼかしを使っている富士市のごみを考える会 熊谷 良子(くまがい よしこ)さん(大淵)
(3)段ボールコンポスト「だっくす食ん太くんNEO」を使う
◆「紙のまち富士市」オリジナルの段ボールコンポスト
◇分解酵素が含まれた母材に生ごみを混ぜ込むだけで、生ごみが消滅
◇においがなく、家の中に置ける
◇980円で販売中
販売店/ジャンボエンチョー富士店・富士西店、市内のファミリーマート、エスポット富士店・新富士駅南店、ポテト広見店
※各地区まちづくりセンターで予約販売も行っています。
◆「だっくす食ん太くんNEO」の使用方法
幅27cm、奥行き40cm、高さ37cmで台所にも置ける大きさです。
※母材、母材ネット、防虫カバー入り。
バナナなど果物の皮や野菜くず、三角コーナーや排水口にたまった残飯もそのまま入れて混ぜるだけ。約1週間でほぼ完全に消滅します。
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( 写真説明 )だっくす食ん太くんNEO
( 写真説明 )使用状況
「富士山が映えるきれいなまち ふじ」を目指して
「可燃ごみを減らすためにはどうしたらいいか」私たちは、毎日このことを考えて仕事をしています。ごみ処理有料化が有力な手段であることは、ほかの自治体の例を見れば明らかです。しかし、有料化で一度減ったごみの量が年々増加していく「リバウンド現象」も多く確認されています。
分別の徹底や生ごみの減量化は少し手間ですが、「ごみを減らすことは自分や家族、ひいては地球環境のため」という意識が必要です。
可燃ごみを減らせば、焼却や埋め立て、収集運搬などの環境への影響を減らすことができます。可燃ごみを減らすには、市民の皆さんのご協力が不可欠です。一人一人が少し意識していただくだけで、1日1人数十グラムを減らすことができます。
6月に富士山が世界文化遺産に登録されました。「フジスマートプラン21」の基本理念「富士山が映えるきれいなまち ふじ」を目指し、可燃ごみ減量へのご協力をお願いします。
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( 写真説明 )廃棄物対策課長 稲葉 愼一
【問い合わせ】
廃棄物対策課
電話:55-2769 ファクス:51-0522
Eメール ka-haikibutu@div.city.fuji.shizuoka.jp
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp