市は、「富士山のふもと しあわせを実感できるまち ふじ」の実現に向けて、ことし3月に新しい成長戦略「富士市都市活力再生ビジョン」を策定しました。
ビジョンの最上位目標は、元気よく活動し、都市の原動力になる『若い世代の人口の確保』となっています。若い世代はこれからの市に何を求めているのでしょうか?
■若い世代が望む富士市の「重点的に行うべき取り組み」
1位 大規模自然災害の対策 995ポイント
2位 安定した雇用の確保 992ポイント
3位 富士駅周辺等の商業地の活性化 910ポイント
※平成24年度富士市の都市活力再生に向けたアンケート調査(15〜39歳対象)
東日本大震災などの大規模災害後で防災の気運が高まっていると同時に、若い世代が安定した雇用を強く望んでいることがわかります。
しかし、市内の女性の働き方に関しては、主に子育てを理由に「ずっと仕事を続けられない・続けない」といった現状があります。
左のグラフを見ると、全国では「ずっと職業を続ける」と考える女性が最も多いのに対し、市では「子どもができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業を持つ方がよい」と考える女性が最も多く、子育てを女性の役割と考える傾向にあることがわかります。
■「女性の働き方の理想」(国との比較)
- 図表あり -
(図表説明)平成21年度富士市男女共同参画に関する調査
しかし、一度仕事をやめた女性は思うように再就職できない厳しい現実があります。
各家庭により、子育てや女性の働き方の状況は異なります。性別だけで役割を決めるのではなく、「仕事」や「子育て」、「家庭」はお互いの希望や得意なことを生かして、最良の方法を考えていくことが望まれます。