【広報ふじ平成25年】新春のごあいさつ/特集 世界文化遺産へ(1)
あけましておめでとうございます
富士市長
鈴木 尚(ひさし)
- 写真あり -
市民の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶(よろこ)び申し上げます。
富士山が世界文化遺産となる日がいよいよ近づいてまいりました。日本のシンボルであり宝である富士山が、名実ともに世界に認められようとしております。富士市にとりまして、これは大変喜ばしいことであり誇るべきことであります。
富士市内から仰ぎ見る富士山は、とても雄大で美しい姿をしております。この富士山がいつまでも人々を魅了し、世界文化遺産にふさわしい山であり続けるよう、山麓(ろく)の豊かな自然やすばらしい景観を守り、これを後世に伝えていくとともに、富士市が富士山の玄関口として活力あるまちとなるために全力で努めてまいります。
富士市議会議長
稲葉 寿利(ひさとし)
- 写真あり -
市民の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと心よりお慶(よろこ)び申し上げます。
富士市は、霊峰(れいほう)富士の恵みを授かり発展を続けてきたまちであります。その富士山の世界文化遺産登録を間近に控え、皆様は期待を大きく膨らませていることと存じます。市議会としましては、自信を持って世界の人々をお迎えできる富士市づくりに向け、全力を傾注するお約束をいたします。
富士山の静岡県側の玄関口として、新幹線ひかり号の停車や宿泊施設の整備など、夢は広がるばかりであります。
富士山のように、広く、美しく、高く、たくましく、強く…。いつまでもすばらしい富士山を私たちの宝として守り続けましょう。
世界文化遺産へ
古代から神の山として崇拝されてきた富士山。
その雄大な姿、高さ、美しさから信仰と尊敬を集め、多くの芸術作品にも描かれてきました。
富士市民にとって、かけがえのない財産である富士山。
世界文化遺産登録への期待が高まっています。
■世界遺産とは?
世界遺産とは、「世界遺産条約」に基づく「世界遺産リスト」に登録されている物件です。
「世界遺産条約」とは、地球の生成と人類の歴史によって過去から引き継がれてきた人類共通の遺産を、国際的に協力しながら保護・保存し、未来に継承していこうと、昭和47年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会で採択された国際条約です。平成24年7月時点で189か国が締結しています。
※日本は平成4年に締結。
■世界遺産の種類と登録状況(平成24年7月時点)
◎文化遺産(745件)
日本では、法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)、平泉(岩手県)など12件。
◎自然遺産(188件)
日本では、屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森県・秋田県)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)の4件。
◎複合遺産(29件)
文化と自然の要素を兼ね備えている遺産で、日本では登録なし。
■登録へ向け推薦書を提出
現在、静岡・山梨両県と富士市を含めた富士山周辺市町村で推進組織を設置し、緊密な連携のもと、富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みを進めています。
平成23年7月、静岡・山梨両県が作成した世界文化遺産への「推薦書」の原案が文化庁に提出されました。
国において推薦を決定し、平成24年1月にユネスコへ「推薦書」の正式版が提出されました。
■イコモスによる現地調査
昨年の8〜9月にかけて、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)により、富士山及びその周辺にある構成資産の保存・管理状態などの調査が行われました
この調査結果などに基づき、ことし6月ごろに行われるユネスコ世界遺産委員会で、登録についての審議が行われます。
■登録への道のり
◎平成19年1月
日本の世界遺産候補を示す「暫定リスト」に登録
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◎平成23年7月
静岡・山梨両県が「推薦書」の原案を文化庁に提出
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◎平成24年1月
国からユネスコへ推薦書を提出
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◎平成24年8〜9月
イコモスによる現地調査
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◎平成25年6月
世界遺産委員会での審議
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世界文化遺産登録
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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