吉原祇園祭は、毎年6月の第2土曜日と日曜日の2日間にわたって行われます。ことしは6月9日・10日に開催され、梅雨どきのうっとうしさを吹き飛ばすような盛り上がりを見せました。
吉原祇園祭は吉原商店街周辺の26町、6つの神社が連合して行われる富士市を代表する伝統の祭りです。みこしや21台の山車の引き回し、おはやしを奏でる様子は勇壮で迫力満点。
山車は全国でも珍しく「山車タイプ」「屋台タイプ」「両者を巧みに組み合わせたタイプ」の3種類があります。
山車がすれ違うと「競り合い」が始まり、互いに相手に負けまいと強烈な音で太鼓やかねを打ち鳴らします。祭りの最後には山車が集まって「競り合い」が行われ、祭りは最高潮に達します。ちょうちんなどに照らされた山車の美しさ、街じゅうに響くおはやしの音、吉原のまちはことしも熱く燃えました。
- 写真あり -
( 写真説明 )町内の名前が入ったはっぴなどを着て山車の上でおはやしを奏でる
( 写真説明 )山車がすれ違うときに行われる競り合いは迫力満点
( 写真説明 )町内ごとにさまざまな装飾が施された山車が、吉原・岳南商店街の約1キロメートルを行き交う
( 写真説明 )時代とともに手が加えられ、町内ごとに微妙に違うおはやし
( 写真説明 )子どもも大人も町内ごとにそろいのはっぴに鉢巻き姿
( 写真説明 )夜になり、輝きを増す山車
( 写真説明 )祭りの最後には山車が3か所に分かれて競り合いが行われる