富士山ネットワーク会議で選手をおもてなし
「ウルトラトレイル・マウントフジ」の成功の裏には、静岡県側の富士山ネットワーク会議に加盟する4市1町(富士市・裾野市・富士宮市・御殿場市・小山町)の皆さんの活躍が欠かせませんでした。
そこで、選手が休憩するエイドステーション(AS)で行われた、地元特産品の提供をはじめ、さまざまなおもてなしなど、各市町の様子をお伝えします。
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( 図表説明 )ウルトラトレイル・マウントフジ 各コース図
■小山町
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◎ようこそ静岡県へ
静岡県最初のエイドステーション「道の駅すばしり」。歓迎の打ち上げ花火が鳴り響く中、トップランナーが駆け込むと、拍手と声援に包まれ、一気に活気づきました。
◎地元の食材で温まって
[須走わいわい会 代表 米山貞夫さん]
地元で20年以上活動している「須走わいわい会」は、選手たちに「きのこ汁」と「甘酒」をふるまいました。
夜は冷え込むので、温かいもので選手を元気づけたかったです。きのこ汁はとても好評でした。また須走に来てくれるのを楽しみにしています。
■御殿場市
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◎外国人ボランティアが参加
[ルソー・クレマンさん(右)ジョソー・クロエさん(左)(フランス)]
私たちは、トレイルランニングを趣味でやっていることもあり、今回ボランティアとして、フランスから参加しました。姉妹大会である「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」でもボランティア経験があります。
エイドステーションでは、「御殿場みくりやそば」を選手に手渡したり、選手を笑顔で迎えたり、精一杯のおもてなしをしました。
いつか「ウルトラトレイル・マウントフジ」にランナーとして出場したいです。
■裾野市
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◎すそのブランドのコラボで温かいお出迎え
最も標高の高かった裾野市のエイドステーションでは、すそのブランドの「すその水ギョーザ」と「すやまうどん」を組み合わせた温かい料理が選手たちに大人気でした。
◎ボランティアで参加して[佐藤ツタ子さん]
深夜のエイドステーションで、選手や応援の皆さんに食事を提
供しました。
「お疲れさま」「温かくておいしかったよ」選手と言葉を交わすと、私自身もパワーをもらいました。また、過酷なレースを間近で見ることができ、とてもよい経験になりました。次の機会があれば、また協力したいです。
■富士市
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◎温かな「富士山ひらら」で選手をおもてなし[富士市商工会女性部長 村松千恵子さん]
私たちがつくる、地元特産品「富士山ひらら」は米粉のめんなので、選手のエネルギーになります。さらに今回は、寒い中を走ってくる選手の体が温まるよう、みそ汁風にしました。
寒さで震える手に「富士山ひらら」を受け取った選手は、「ありがとう」「おいしい」と言って心から喜んでくれました。私たちは、選手のうれしそうな顔と一生懸命さを見て、眠気も忘れ、用意した1200食を夜通し提供し続けることができました。
■富士宮市
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◎ボランティアの笑顔でおもてなし
西富士中学校では、市内外から集まったたくさんのおもてなしボランティアが活躍しました。富士宮やきそばの提供が好評でした。
◎ボランティアとして参加した西富士中学校3年
[石井美優さん、名村瑞樹さん、淺倉茉奈さん]
大会前に大会実行委員長の鏑木さんの講演を聞いてボランティアに参加しようと思いました。外国の人が日本語で「やきそばうまいです!」と言っていたり、水を求める人がすごく多かったりしたことが印象的でした。将来出場できたらうれしいです。
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( 写真説明 )ゴールを目指す選手たち