在住外国人の生活を支えてきた富士市国際交流ラウンジ(FILS)。開所してから、ことしで10周年を迎えました。これまでの軌跡と10周年記念イベントについて紹介します。
■富士市国際交流ラウンジ(FILS)とは
FILSは、言語的なハンディを持つ外国人市民への円滑な行政サービスを手助けする場所です。また、「心通い合う多文化共生のまち ふじ」を目指し、国際交流団体や市民ボランティアの皆さんと協働して、さまざまな外国人支援の活動を行っています。
[主な事業]
外国人市民の相談への対応、公的文書などの翻訳や内容説明、日本語学習機会の提供、外国人児童・生徒への支援、異文化交流イベントの開催、国際交流に関する情報提供など
■FILSの歩み
◎平成14年4月7日 開所式
多くの要望を受けて富士市民センターの1階に開所。翌年には、第1回「UTA★GOE(うたごえ)」やイヤーエンドパーティーが開催されました。
開所当初に始ま
った日本語教室。
今も個人授業とグループ授業が行われています。
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( 写真説明 )開所式
( 写真説明 )日本語教室
◎平成16年4月1日 吉原商店街に移転
富士市民センターの閉館に伴い、吉原商店街の吉原小宿の隣に移転しました。
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( 写真説明 )吉原商店街のFILS
◎平成20年4月4日 富士市交流プラザに移転
富士市交流プラザのオープンに伴い、1階に移転しました。
日々の生活相談や日本語支援だけでなく、外国人市民の状況に応じて、防災講座や進学ガイダンスなど多様な活動を行っています。
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( 写真説明 )進学ガイダンス
■ボランティアをはじめ多くの人に支えられているFILS
開所当時は、保護者と子どもへのサポートが主でした。FILSに来て不安が解消されたという声を聞くと、頑張って立ち上げてよかったとうれしく思います。
FILSは、常勤の職員と曜日交代の言語スタッフに加えて、日本語ボランティアやイベントの企画・運営など、多くのボランティアに助けられています。いろいろな人の力があったからこそ、10周年を迎えられました。
これからも国籍に関係なく、ここに来ればだれもが安心できるという場になればと思います。また、若い人にもっと外国人の文化や考え方を知って、かかわってもらえたら、私たちとは違った新しい形での国際交流ができるのではと期待しています。
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( 写真説明 )富士市国際交流ラウンジ(FILS)運営協議会会長 横山レイカさん(横割3)