第五次富士市総合計画の目指す都市像「富士山のふもと しあわせを実感できるまち ふじ」の実現に向けて、産業振興や子育て支援、防災対策といった総合的な都市活力の再生を期した『都市活力 スタートアップ予算』を編成しました。
一般会計予算額は制度変更などにより大幅減
788億円
- 図表あり -
( 図表説明 ) 前年度予算(一般会計・特別会計・企業会計)との比較
■一般会計
福祉や道路、教育など、行政の基本的な事業を行うために設けられた会計
- 図表あり -
( 図表説明 ) 歳入・歳出円グラフ
■特別会計
市が特定の事業を行う場合や、特定の収入をもって特定の事業の費用に充てるために設けられた会計
《予算額》471億8,941万円 …下水道事業の企業会計移行により減少
富士市には18の特別会計があります。
ただし、表中では内山特別会計ほか、10の会計(旧今泉・一色・神戸・今宮、須津山、鈴川財産区など)を省略してあります。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 特別会計ごとの予算額の表
■企業会計
独立採算を原則とする事業を行うために設けられた会計
《予算額》290億5,477万円
・病院事業 144億8,205万円
中央病院は、安全でよりよい医療を提供し、市民の皆さんの命と健康を守ります。
・水道事業 49億3,200万円
安全でおいしい水道水を安定的に供給するため、施設の整備や更新を進めます。
・下水道事業 96億4,072万円
★新規
下水道施設の整備や更新を進め、生活環境の向上に努めます。
【本年度の新規事業】(一部抜粋)
●都市活力再生事業 2,416万円
●津波対策事業 9,946万円
●診療所建設助成事業 5,000万円
●(仮称)東部児童館建設事業 2億5,913万円
●認定こども園・私立保育園整備助成 3億5,584万円
●市民温暖化対策事業費補助金 2,100万円
●丘小学校校舎増築事業 2億2,587万円
●文化会館大ホール改修事業 5億6,113万円
◆予算総額は過去最大
平成24年度の予算規模は、平成23年度に比べ一般会計が34億円、特別会計が46億775万円それぞれ減となる一方、企業会計は101億4,136万円の増となり、合計では21億3,361万円、1.4%の増となる1550億4,418万円となっています。
一般会計34億円の減は、子ども手当から新しい児童手当への制度変更や、人件費などの減によるものです。
特別会計は、国民健康保険や介護保険、また第二東名IC(インターチェンジ)周辺地区土地区画整理事業会計が増となる一方で、下水道事業が企業会計に移行するため、大幅な減となります。
企業会計101億4,136万円の増は下水道事業会計の移行によるものです。
◆自主財源比率は70.6%
自主財源とは、市税や公共施設の使用料、住民票の発行手数料など市独自に収入することができるお金のことです。市民や企業の皆さんが納める税金が、自主財源のうち8割以上を占めています。
平成23年度に比べ、税収は減少するものの、依存財源も減少するため、自主財源比率は1.1ポイント上昇。富士市は他市と比べて自主財源比率が高く、自立度が高い自治体と言えます。
◆プライマリーバランスは17年連続で黒字
国や金融機関から長期にわたってお金を借りる市債は、道路や建物などの整備資金を、将来の世代の人たちにも負担してもらうものです。
平成24年度末の市債残高の見込みは691億2,893万円で、これを市民1人当たりに換算すると26万4,731円となります。これは富士市、静岡市、浜松市、沼津市で比較すると最も低い値となっています。
また、プライマリーバランス(市債を除いた歳入と公債費を除いた歳出との収支のバランス)は12.6億円の黒字となり、17年連続で黒字を維持しています。
◆歳出を市民1人当たりに換算してみると
※平成24年3月1日時点の人口(26万811人)をもとに計算してあります。
○民生費 9万6,709円
○土木費 4万3,204円
○教育費 3万3,161円
詳しい内容は、市ウェブサイトでごらんいただけます。
■問い合わせ 財政課■
電話 55-2725 ファクス 53-0909
Eメール zaisei@div.city.fuji.shizuoka.jp