【広報ふじ平成23年】第3次富士市男女共同参画プラン
男女共同参画社会の実現を目指して
第3次富士市男女共同参画プランを策定しました
市は、女性も男性も固定的な性別役割分担意識にとらわれず、個性と能力を十分に発揮できる活力ある社会の実現を目指して、第3次富士市男女共同参画プランを策定しました。
もう一度男女共同参画について考えてみませんか?
これまでの取り組み
市は、男女共同参画社会の実現に向けて、男女平等のための意識づくりをはじめとするさまざまな取り組みを行ってきました。
■男女共同参画に関する教育・学習の推進
■男女共同参画に向けた啓発活動の推進
■男女共同参画の実態把握のための調査・研究の実施
↓
「男は仕事、女は家庭」といった性別による固定的な役割分担の解消
検証データ その1
「男は仕事、女は家庭」という固定的な考え方がありますが、あなたの考え方はどれに当たりますか。(平成21年度 男女共同参画に関する調査から)
- 図表あり -
( 図表説明 ) 「男は仕事、女は家庭」についての意識調査(棒グラフ)
「男は仕事、女は家庭」という考え方に「同感しない」は、前回調査(平成17年度)の30.5%から今回調査(平成21年度)の34.8%に増加しており、市民の意識は変わりつつあります。
検証データ その2
夫婦の就労形態(平成21年度 男女共同参画に関する調査から)
- 図表あり -
( 図表説明 ) 夫婦の就労形態について(円グラフ)
共働き家庭は45.8%で、夫のみが就労している家庭の27.1%を大きく上回っています。この結果は、女性がさまざまな生き方を求めるようになったことや、社会経済活動において、女性の個性と能力に対する期待が高まったこと、長引く不況のため共働きによって収入を得なければ生活が成り立たない家庭がふえていることなどの現状をあらわしています。
このように共働き家庭が増加している今、男女共同参画社会の実現は必然のものとなっています。
一方で、市の審議会などにおける女性委員の割合は23.4%にとどまり、また、乳幼児の世話を夫と妻が平等に分担している家庭は、7.8%にとどまります。
政策・方針決定の場や家庭生活、職場といった具体的な場面では、必ずしも男女共同参画が十分に進んでいるとは言えません。
なぜ男女共同参画が進まなかったのでしょうか?
理由として、
・「男は仕事、女は家庭」といった性別による固定的な役割分担意識が根強く、解消への取り組みが不十分だったこと
・男女共同参画が、働く女性や家庭内など、限られた範囲の課題として考えられてきたこと
などが考えられます。
そこで、これまで男女共同参画が十分に進まなかった原因を踏まえ、第3次富士市男女共同参画プランを策定しました。
第3次富士市男女共同参画プラン
重点目標
■すべての人が個性と能力を発揮することで「多様性」に富んだ活力ある社会づくりを進めます。
■実効性を高めるために、具体的な数値目標を設定します。
-図表あり-
(図表説明)第3次富士市男女共同参画プランの体系図
プランの体系
計画期間 平成23年度〜32年度
男女共同参画社会の実現
基本理念
■男女の人権の尊重
■固定的な性別役割分担意識にとらわれない自由な活動の選択
■政策・方針の立案・決定への共同参画
■仕事と生活の調和
■生涯にわたる心身の健康維持
↓
男女共同参画推進のための意識改革
・男女平等の意識づくり
・国際的視野のもとでの活動の推進 など
人権の尊重と女性に対する暴力などの根絶
・人権に関する学習、啓発の推進
・女性に対する暴力などの根絶
政策・方針決定の場への女性参画の促進
・審議会などへの女性の積極的登用
・事業所に対する取り組みの推進 など
女性の就労とチャレンジ支援
・女性の就労支援
・女性のチャレンジ支援
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の環境づくり
・仕事と生活の調和の意識啓発
・事業所への啓発 など
男女がともに担う子育てと介護への支援
・子育てへの支援
・介護への支援
地域・行政が進める男女共同参画
・男女共同参画地区推進員活動の充実
・行政における男女共同参画の推進 など
生涯を通じた心身の健康管理の推進
・性と生殖に関する健康と権利への支援
・心の健康づくり
インタビュー
性別に左右されない環境づくりを
- 写真あり -
( 写真説明 ) 女性起業家として活躍している 豊田(とよだ)由美さん(大淵)
先日夫が、会社の従業員採用のことで悩んでいました。優秀だけれど、子どもがいるため長時間の勤務ができない女性を採用すべきかと言うのです。私は、断然採用することを勧めました。優秀な人材を採用したほうが会社のためになるので、就業時間を合わせてでも採用すべきだと思ったからです。
私は自営業ということもあり、家庭と仕事をバランスよく両立できていますが、市や企業でも、性別に左右されずに、能力を生かすことができる環境づくりを進めてほしいですね。
6月18日〜26日はポルタ デ サンカクに参加しよう
6月23日〜29日は男女共同参画週間です。この週間に合わせ、市は男女共同参画の入り口を意味する「ポルタ デ サンカク」と題し、楽しい企画を日がわりで実施します。ぜひご参加下さい。
- イラストあり -
( イラスト説明 ) 富士市の男女共同参画シンボルマーク
- 図表あり -
( 図表説明 ) ポルタ デ サンカクのイベント予定表((1)〜(12)まで)
(12)6月26日(日曜日) 映画「オカンの嫁入り」を上映します!
主演:大竹しのぶ、宮崎あおい
●申し込み/6月21日(火曜日)までに、電話またはファクス・Eメールに住所・氏名・電話番号を記入し、男女共同参画課へ ●入場無料 ●託児あり(要予約) ●定員/150人(応募者多数の場合抽せん)
男女共同参画に関するパネル展
と き/6月18日〜26日 10時00分〜
ところ/フィランセ西館3階女性ネットワーク室
各イベントの詳細・託児については、男女共同参画課または男女共同参画センターで配布するパンフレットをごらんになるか、男女共同参画課へお問い合わせください。
申し込み・問い合わせ
男女共同参画課
電話 55-2724 ファクス 53-6663
Eメール si-danjo@div.city.fuji.shizuoka.jp
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp