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【広報ふじ平成23年】東日本大震災

東日本大震災から50日、私たちが学ぶこと、できること…

未曾有(みぞう)の大災害となってしまった「東日本大震災」。大津波や原子力発電施設の事故などの被害ははかり知れないものであり、連日報道で見聞きする被災地の惨状の数々に、大地震の怖さを感じずにはいられません。
 東海地震の発生が危惧され、とても他人事とは思えない富士市も、これまで被災地に対して物資の支援や人的支援をしてきました。
 この大震災を教訓に、「私たちが学ぶこと」と「できること」についてもう一度考えてみましょう。

-写真あり-
(写真説明) 岩手県大槌町(おおつちちょう)の被害状況
(写真説明) 新たな町の拠点の仮合同庁舎
(写真説明) 機能を失った町役場
(写真説明) 津波により油が流れて火災が発生。歩道橋が焼失
(写真説明) 無惨な駅の案内板

皆さんの善意が届いています

被災地への支援状況報告
「東日本大震災」の被災地に対して、市として、支援物資の搬送や、緊急救助隊の派遣などをしています。これまで、市民の皆さんや企業から、多くの善意が寄せられました。今後も支援を続けていきます。
●物資支援 4月20日現在
(1)茨城県ひたちなか市
 水ペットボトル2640本など市の備蓄物資
(2)岩手県滝沢村
 トイレットペーパー960ロールなど市内事業所から提供
(3)福島県南相馬市
 大人用紙おむつ168箱など市内事業所から提供
(4)福島県南相馬市
 3月29日、ふじさんめっせで市民3300人から寄せられた13トントラック4台分の食料品など
※このほか、少年交流事業をしている岩手県雫石(しずくいし)町、宮城県栗原市にも支援物資を提供しています。

●人的支援 4月20日現在
(1)緊急消防援助派遣(第1次〜7次)
 活動場所 福島県いわき市、相馬市
 派遣数 延べ47人
(2)静岡県現地支援調整本部に派遣
 活動場所 岩手県遠野市、大槌町
 派遣数 延べ3人
(3)日本水道協会からの要請により派遣
 活動場所 宮城県石巻市
 派遣数 延べ13人 など

被災地支援活動を経験して

 東北地方太平洋沖地震発生後5日目の3月15日、災害協定を結んでいる茨城県ひたちなか市に水などの物資をトラックで搬送しました。現地の市庁舎に22時ころ到着し、物資の引き渡しが終わった直後に静岡県東部地震が発生。被災地の状況を把握することもできずそのままとんぼ返りし、翌日午前3時ころ富士市に戻りました。
 2回目は4月1日〜9日の間、静岡県の要請で岩手県遠野(とおの)市を拠点に、大槌町で活動しました。大槌町は、町長を初め職員の約4分の1の34人が犠牲になり、庁舎も壊滅。行政機能が完全にストップしていました。
 私は、町の総務的な仕事を主に、支援物資受付などの手伝いをしました。また、いくつかの避難所を訪問する機会があり、被災状況や被害者に津波発生時の話を聞きました。
 「避難勧告に従った人は助かった。震災前に何度か津波警報などが出て、実際に津波が来なかったので油断したのでは」というお話がありました。
 私たちは、今回の震災を教訓に、「避難勧告が発表されたら必ず避難する」ということを改めてお願いしたいと思います。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 被災地の惨状に言葉を失ったという 富士市防災危機管理課 太田智久主査

東日本大震災被災者の皆さんへ

●避難者相談窓口を市役所に開設しました
 東日本大震災や東京電力株式会社福島第一・第二原子力発電所周辺の避難指示などにより、富士市に避難されている人のための相談窓口を開設しました。

■開設場所
 市役所3階北側 市民安全課
■開設日時
 月〜金曜日 8時30分〜17時
 ※祝日は除きます。
■主な業務内容
・相談の受付
・関係機関の紹介
・支援情報の提供
・避難者の把握 など

相談などに関する問い合わせ
市民安全課
電話 55-2750 ファクス 51-0367

-写真あり-
(写真説明)避難者相談窓口

●避難者登録カードの登録手続をお願いします
 富士市に避難している被災された人に対して、的確に支援を行うため「避難者登録カード」の登録手続をお願いしています。
 登録していただいた情報は、避難元の県や市町村へ提供し、避難元からの各種通知や情報提供などを行うために使用します(避難元へ提供することに同意した人に限ります)。
■目 的
 避難している人々に対して、的確に支援を行うため
■対象者
 東日本大震災や福島第一・第二原子力発電所周辺の避難指示により富士市に避難している人で、
 (1)4月18日以前に、富士市へ転入手続をした人
 (2)既に富士市に住んでいるが、転入手続をしていない人
■登録手続場所
 直接、市役所3階北側市民安全課へ
■登録手続ができる時間
 月〜金曜日 8時30分〜17時
 ※祝日は除きます。
■持ち物■
 免許証、保険証などの身分を証明するもの(持っている人のみ)

●被災地への支援物資について個人からの物資は受け付けていません
 支援物資は被災地からの要請を受け、要望のあった品目を送っています。
 3月29日、ふじさんめっせで市民の皆さんにご協力をお願いしました支援物資の提供についても、福島県南相馬市からの支援物資の要請によるものでした。
 現在、被災地には最低限の物資は届いていて、物資の要請はありません。
 今後も被災地の状況を見ながら支援を続けていきたいと考えていますので、市民の皆様のご理解をお願いします。
★市役所4階福祉総務課(日本赤十字社富士市地区)で、「東日本大震災災害義援金」を受け付けていますので、ぜひご協力ください(平日9〜17時)。

●被災地でボランティアを希望される人は、次のことを確認してください
・二次災害の危険がありますので、すぐに現地には行かず、被災地の状況を確認し、活動募集の連絡などを待って行動してください。単独行動は被災地に負担をかけることになります。
※詳しい情報は、「東日本大震災支援全国ネットワーク」でご確認ください。
ホームページ http://www.jpn-civil.net
・必ずボランティアセンターでボランティア保険加入の手続をしてください。
・ボランティア活動に関する交通費、食費、宿泊場所の手配は各自負担です。
◆問い合わせ
富士市社会福祉協議会 ボランティアセンター
電話 64-7100

●5月1日から市ウェブサイトの「富士市防災気象情報」をリニューアル
 「ピンポイント予報」では、市役所付近など市内4か所の気象予報を知ることができますので、ぜひご利用ください。

-図あり-
(図説明)富士市防災気象情報

●「富士市同報無線メールサービス」の活用を
 同報(広報)無線で放送した内容をメールでお知らせする同報無線メールサービス。5月から気象警報の解除についてもお知らせします。
※気象警報の解除は、今までどおり同報無線放送は行いません。
★fuji.musen@mpme.jpに空メールするか、下記QRコードから登録できます。

-図あり-
(図説明)QRコード

■5月21日(土曜日)に緊急津波訓練を実施します
※詳しい内容は、決まり次第、市ウェブサイトなどでお知らせします。

◆地震関連情報に関すること◆
防災危機管理課
電話 55-2715 ファクス 51-2040


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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
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