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アジアパラリンピック競技大会で銅メダルを獲得した
鈴木　秀俊（ひでとし）さん（今泉出身）

　昨年12月12日から19日まで、中国広州2010アジアパラリンピックが開催され、富士市出身の鈴木秀俊さんが陸上競技の全盲男子200メートルで、見事3位入賞を果たしました。
　「ゴールしたときは4位でした。メダルに手が届かなかった悔しさで、チームみんなで泣き崩れました。でも、上位で失格者が出たため、3位に繰り上げとなり、悔し涙が一転してうれし涙に変わりました」と思い出を熱く語ります。
　鈴木さんは、30歳のときに網膜色素変性（もうまくしきそへんせい）症と診断され、目が不自由になりました。「仕事をやめ、毎日家にこもって将来のことを思い悩んでいました。でも、はり・きゅうの資格取得を目指して学校に通い始めてから、少しずつ気持ちが変わりました。目が不自由でも一流の仕事をする先生から学んだり、患者さんから『ありがとう』と言葉をかけてもらったりして、社会に出てもやっていける、人の役に立てる、と自信が持てるようになりました。高校時代にやっていた陸上を再開したのもこのころです。できることは積極的にチャレンジしたい、と思ったからです」と振り返ります。
　「過去の出来事を悔やむことはありません。気持ちを切りかえ、過去の経験を生かして、今を一生懸命生きることで未来は広がります。大切なのは、チャレンジと努力と継続。そして、そこに『楽しい』気持ちが加われば、人生は最高ですよ」と力強く語る鈴木さん。ロンドンパラリンピックに向けて、新たなチャレンジは始まっています。

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( 写真説明 ) 喜びのあまり「やったぞ！」と叫んだ3位入賞の瞬間

我がまち再発見！「富士山の恵み」を受けた宝物
富士ブランド

　富士ブランドは、富士市で生産される工業製品・農林水産品や特徴あるサービスなどを指します。これは、富士商工会議所を中心にした富士ブランド推進会議が、「富士山の恵みをいかした商品づくり」をブランドコンセプトに、平成17年につくった地域ブランドです。
　富士ブランドに認定された商品は、いずれも全国に誇ることができる富士地域の素材・名勝・歴史を生かした優良品です。現在は、特産品のトイレットペーパーはもちろん、山海の幸を使ったお弁当やお菓子、工芸品から工業製品に至る幅広いジャンルで171品目が認定されています。
　富士商工会議所振興課長の鈴木優彦（まさひこ）さんは、「もっと地元商品に愛着を持つ市民がふえることを期待しています」と話します。
　「今後は、つけナポリタンに続く富士市の名物として『富士いなり』と命名したいなり寿司を発信します。いなり寿司は、幅広い世代に親しまれる食品です。素材に油揚げをはじめとする地元産の食材を使用し、家庭でもつくることができる地域食として育てていきます。今後新たな富士市の名物として『富士いなり』にも注目してください」と今後の展望を話してくれました。ますます躍進する富士ブランドから目が離せません。

【富士ブランド認定品販売】
2月11〜25日　岩本山梅祭り
2月19〜20日　なんでも富士山2011

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( 写真説明 ) 富士ブランド認定品カタログは、富士ブランド取り扱い店舗や市関係施設で配布しています。
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( イラスト説明 ) 富士山を中央に、南に駿河湾と富士の湧水をあらわした富士ブランドロゴマーク

問い合わせ／富士商工会議所
電話 52-0995　ファクス 52-9796
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