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【広報ふじ平成22年】姫名の里まつりフォトレポート

伝説は 伝統とともに 第20回姫名の里まつりフォトレポート

中秋の名月のころ 姫の名が残る里にかぐや姫が舞いおりる

 姫名の里まつりは9月25日、竹取物語発祥の地として知られる竹採公園(比奈)で開催されました。ステージでは、かぐや姫の誕生から青春期までを表現したプログラムに合わせて吉永地区ならではの郷土芸能が披露され、訪れた人たちは富士に生きるかぐや姫に思いをはせました。


伝承される伝統そして伝説
 東比奈諏訪神社の奉納芸能である「大龍(だいりゅう)の舞」、かぐや姫を育てた翁(おきな)と媼(おうな)を祭る寒竹(かんちく)浅間神社(富士岡)に伝わる「富士岡神楽(かぐら)」、第六天神社(東比奈)に伝わる「第六天太鼓」は吉永地区の郷土芸能として長く親しまれています。これらの郷土芸能が、かぐや姫伝説を伝える祭りに彩りを添えます。
 第1回目の開催から、ステージでは保存会による郷土芸能が披露されています。近年は、各演舞に吉原東中学校の生徒が加わり、郷土に伝わる芸能に若い花を咲かせるようになりました。「大龍の舞」で全長16メートルもある龍を見事に操った面田駿輝(おもだしゅんき)さん(吉原東中3年生)は、 「本番に向けて週に3〜4回、2時間練習しています。初めて大龍を持ったときは余りの重さに驚きましたが、覚えた技がうまくできるようになると達成感があります。保存会の皆さんには龍の動かし方や技をきれいに見せる方法だけではなく、地域のことも教えてもらいます。『大龍の舞』を通して、地域に興味を持つようにもなりました。学校と地域の郷土芸能との交流は本当に大切だと思います。郷土の伝統をこれからも受け継ぎたいです」と話します。
 
 伝統を、伝説を、そして郷土を愛する住民の思いが込められている「姫名の里まつり」はこの先も伝統の技を受け継ぎ、郷土の心を伝え続けるだろう
 
 日が沈み、人々が伝説の世界に引き込まれたころ、曇っていた空に晴れ間があらわれ、名月が姫名の里を美しく照らしていました。


- 写真あり -
( 写真説明 ) 「来年も 再来年も 姫の名が残るこの里で あなたに会いたい」かぐや姫の舞

( 写真説明 ) 1.勇猛果敢な舞が、見る人を魅了する「大龍の舞」。スサノオノミコトが大龍を退治する「大蛇退治」の一幕 

( 写真説明 ) 2.300年前の伝承芸能「富士岡神楽」を今、吉原東中の生徒が舞う

( 写真説明 ) 3.見事な演舞の数々に会場がわく 

( 写真説明 ) 4.姫名の里に舞いおりた第25代かぐや姫クイーンの堀内理世さん 

( 写真説明 ) 5.大龍の舞を保存会とともに披露する吉原東中学校の生徒。本番間際の緊張の瞬間

( 写真説明 ) 6.地域の子どもも加わり、ステージを盛り上げる 

( 写真説明 ) 7.20回目の開催を記念して実施された「竹かぐや」。地元の小学生やボランティア団体がつくった竹とうろうが、竹林入り口からかぐや姫が誕生したとされる竹採塚までをほのかに照らし、来場者を案内する 

( 写真説明 ) 8.力強いばちさばきを披露する「第六天太鼓」。かぐや姫をイメージした創作太鼓を響かせる
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