71 アユ釣り 昭和46年ごろ 富士川
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( 写真説明 ) 昭和46年ごろの旧国道1号富士川橋北側付近のアユ釣り
( 写真説明 ) 現在の旧国道1号富士川橋北側付近(現在は禁漁区)
富士川とアユを守るために
私は小学生のころ、初めてアユ釣りをしてから、そのおもしろさに魅了されました。「友釣り」と呼ばれる、アユのいる岩陰を探して、おとりのアユを仕かける釣り方が、とても攻撃的で大好きです。
富士川で釣れたアユを食べるのも大好きでした。昔は、たくさん釣れたので、釣り人は食べ切れない分を地元の氷屋に売って、氷屋はそのアユを氷漬けにして売っていましたよ。
富士川でのアユ釣りは、漁業協同組合がなくなってしまったこともあり、昭和40年代ごろまで、特に規制がありませんでした。シーズンの6・7月になると、大勢の釣り人が来ていましたね。私も2日に1回は釣りに行っていました。
その後、山砂利採取や過剰摂水などが原因で、富士川のアユは減少してしまいました。私たちは「富士川と鮎を愛する会」をつくり、現在の禁漁区(左上写真)に魚道をつくったり、稚魚を放流したりして、富士川とアユを守ってきました。
大きいものでは30センチメートルを超える、日本で有数の富士川のアユを、これからもみんなで守っていきたいですね。
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( 写真説明 )
富士川で50年以上アユ釣りをしている
渡邊 浩章(ひろあき)さん(中之郷)