【広報ふじ平成21年】バリアフリーマップ1
作成します!バリアフリーマップ
皆さんは「バリアフリー」という言葉を聞いたことがありますか?
それは、障害のある人もない人も、だれもが地域の中で同じように生活を営むために欠かせないこと。市はバリアフリーのまちを目指しています。今回は、現在市が作成している「バリアフリーマップ」を紹介します。
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( 写真説明 )車いす利用や視覚の白状歩行、ベビーカー利用など、生活の中でバリアを感じる場面
バリアフリーって?
皆さんは、近くの店に歩いて買い物に行くとき、不便に感じたことはありますか?
ちょっとした2、3センチメートルの歩道の段差や傾斜、放置自転車、道に置いてある看板や植木、がたつく側溝のふた。さほど困らないと感じている物でも、障害のある人、高齢者、妊娠している人、けがや病気などで健康状態の悪い人にとっては、障壁と感じられるものが私たちの身の周りには数多くあります。
バリアフリーとは、社会生活を営む上で妨げとなる障壁(バリア)を取り除く(フリー)という意味です。
バリアフリーには、このような建物や道路の段差などの物理的障壁を取り除くハード面のバリアフリーだけでなく、より広い社会参加を困難にしている制度や、差別や偏見などの住民一人一人の意識、情報伝達の機会の制約などにおける障壁を取り除くソフト面のバリアフリーがあります。
私たちが日ごろ感じているバリア
外出するとき、どのようなことが気がかりになるのか、皆さんに聞いてみました。
■白杖利用者(視覚障害) 島崎 令子さん(比奈)
「一人での外出は、とても心細いですね」
私は、大体、ガイドヘルパーを頼んで外出しています。しかし、ガイドヘルパーの人手が足りないときもあり、必ず頼めるとは限りません。
そんなときは一人で白杖を使って出かけますが、道路に段差があったり、ふたのない側溝があったりするので本当に怖いですよ。
でも、「どこに行きますか」などと声をかけてもらえたときは、とてもうれしいですね。
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( 写真説明 )ガイドヘルパーと外出する島崎さん
■車いす利用者(肢体障害) 市野 隆さん(松岡)
「どこに、どのような設備があるのか頭に入っています」
私は、車いすとつえを併用しています。出かけるときは、車いす用のトイレなど、どこに何があるのかを考えながら行動していますね。
エレベーターや車いす用駐車場などが整備され、昔と比べると、とても便利になりました。
ただ、駐車場が整備されていても、車いす利用者ではない人がそこに駐車していることがあり、とても困ってしまいますね。
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( 写真説明 )車いす利用者用駐車場に車をとめる市野さん
■1歳児を持つ 阪口 恵子さん(長通)
「町中は、段差など、障害でいっぱいですね」
外出するときは、行き先におむつ交換台やトイレのベビーチェアがあるかどうかが気になりますね。以前は授乳室も必要だったので、出かけられる場所が限られてしまいました。
子どもが生まれてベビーカーで出かけるようになり、今まで気にならなかった道の段差などが障害になることに気づきました。そんなときは、子どもごとベビーカーを持ち上げなくてはならなくて、大変ですね。
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( 写真説明 )子育て支援センターカスタネットで、乳幼児用オムツ交換台を利用する阪口さん
■車いす介助者(重度心身障害児の母) 沖 眞須美さん(森島)
「初めての場所へ出かけるときは、事前確認が必要」
私の娘(13歳)は、寝たきりで全介護を必要とします。車いすには装備がついているので、新聞を広げたくらいの道幅が必要です。初めての場所に行くときは、間口はどれくらいあるかなど気になりますね。
最近は車いす用トイレをよく見かけますが、重度障害児のおむつをかえられる設備のあるトイレは、まだまだ少ないですね。娘を寝かせられる長いすだけでもあると助かります。
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( 写真説明 )おむつ交換台を利用する沖さん
添付ファイル
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