【広報ふじ平成21年】町内会の未来は… その5
自分ができることから始めよう
自分たちの生活は自分たちの手で
■町内会活動は自分のための活動
町内会の原点は、隣近所が仲よくして、助け合っていこうとすること。この姿勢が大切だと感じています。
自分が安心して暮らせる地域はみずからがつくっていかなければなりません。ほかのだれかがよくしてくれるわけではないんですよ。
地域をよくしていこうという住民の熱い思いが、住みよい地域をつくるかぎとなります。町内会活動に対して、「やらされている」という気持ちがあっては、町内会に対してマイナスの気持ちしか持てません。市民全員の意識を「自分のためにやってみよう」というものにしたいですね。
■町内みんなで協力し合えば
現状を見ると、正直、町内会長など役員の仕事は大変です。一人だけですべてをやろうとすると大変だけれど、町内のみんなで協力し合えば、負担は軽減されます。互いに話し合い、腹の内をわかり合った仲間でないと協力し合えません。日ごろの活動を通して信頼関係を築いていく必要があります。
また、町内の役員だけが頑張るのではなく、住民一人一人が与えられた役割を果たしていくことが大事です。
地域でできることは地域で、地域で難しいことは市でと、市と協力し合って役割分担していかなければと感じています。地域で自分たちの要望を話し合い、組織力を活用して市に要望していく。これも町内会の役割の一つだと思いますね。援していきます。
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( 写真説明 ) 富士市町内会連合会会長 杉山 由隆さん(田中新田)
地域と行政のキャッチボールが大事
■町内会は必要不可欠な組織
私は、町内会は生活していく上で、必要不可欠な組織だと思っています。災害などいざというとき、地域の結びつきがあるのとないのとでは、地域の力が全く違います。
しかし、社会環境や生活様式の変化により、当たり前だと思われてきた町内会に対する意識が変わってきました。
■地域と行政は二人三脚
行政だけでは、地域の隅々までの実情を把握したり、細々とした意見や要望をかなえたりすることは難しいのが現状です。
だからと言って、私たち行政は、地域のことを町内会任せにしてはいけないと考えています。地域でできないことは行政が支援していく、逆に行政でできないことは地域でやっていただくという二人三脚のような体制でありたいですね。そのためには、日ごろから地域の皆さんと行政が、情報や意見などをキャッチボールし合うことが大切です。地域でできないことをきちんと行政に伝えてください。私たちも皆さんの要望を受けとめられるよう、努めていきたいと思います。
また、全26地区に地域の拠点となる地区まちづくりセンターがありますので、行政との中継局として活用してください。そして、地域の特性を生かしたまちづくりをしていただけたらと思っています。これからも市は、皆さんのまちづくりを応援していきます。
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( 写真説明 ) 市民部長 加藤 一郎
町内会の未来は…。それは私たち次第。
今、自分が町内のためにできること。考えてみませんか?あなたができることは何ですか?
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( 写真説明 ) 中里新富町の後藤町内会長と、町内の皆さん
町内会に関する問い合わせ
まちづくり課 電話 55-2705 ファクス 53-6663
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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