【広報ふじ平成21年】町内会の未来は… その4
自分の地域は自分たちの手で
市内各地には、昔から変わることなくずっと続けられている活動や、現在のニーズに合わせた活動があります。地域のために活躍している団体や有志の皆さん。そんな皆さんの活動を紹介します。
■地域で助け合えるように
ことしの敬老会で、「安心カード」を地区の75歳以上の高齢者約1200人にプレゼントしました。このカードには、既往病歴や連絡先などの情報を記入します。それを冷蔵庫の中に保管してもらい、災害時に救急隊などがカードを見て、その情報を活用してもらえたらと婦人会で提案しました。
これをきっかけに、今後も地域みんなで協力し、高齢者への声かけなども行いたいと思っています。ふだんから交流を深めておくことが大事ですよね。
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( 写真説明 ) 女性ネットワーク富士大淵地区婦人会会長 望月 聖子さん(大淵)
■自分たちでやらなくちゃ
私の町内は、町内にある公園の清掃活動を毎月班ごと交代で行っています。毎回、8割以上の出席があり、皆さんとても協力的です。自分の地域は自分たちの手できれいにしなければと思っている人がほとんどですね。また、公園の花壇の手入れを有志でしてくれている人もいるんですよ。
ただ掃除をするだけではなく、作業をしながら隣近所同士でおしゃべりをし、よいコミュニケーションの場にもなっていますね。
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( 写真説明 ) 中里寿町町内会長 笹間 勝巳さん(中里)
■災害時は、町内が頼り
災害が起きたとき、頼りになるのは隣近所、町内の人たちです。そのためには、ふだんから町内で協力体制を築いておかなければなりません。
毎月行う防災器具の点検や、年2回行う防災訓練はとても大事だと思っています。町内の人が顔を合わせ、コミュニケーションを図るよい機会になっていますよ。いざというときには、地域のみんなが同じ気持ちで一つになって、助け合えるようにしたいですね。
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( 写真説明 ) 本市場4区自主防災会長 宮川 淳さん(本市場)
■地域の人たちとふれあう
下横割北区は、夏と秋の祭りに子どもたちがおはやしを奏でます。本番前に週1、2回行う練習では、子どもたちは異年齢の交流ができ、親同士は情報交換ができます。祭り当日には山車を引きながら町内を練り歩くので、子どもたちと地域の人たちがふれあえる場にもなっていますよ。
町内にどんな子どもが住んでいるのか、地域の人たちに知ってもらえると、いざというときに心強いですね。
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( 写真説明 ) 下横割北子ども会世話人 今野 ゆかりさん(横割4)
■いざというときは隣近所
今泉地区はことしの4月から「ご近所さんネット」という活動を始めました。これは、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯の生活を、近所に住む人が見守り隊となって、声かけなどを行う活動です。
年々高齢者世帯がふえ、新聞などで高齢者の孤独死のニュースを見るたび、「私たちの地区でも何とか手だてを打たないと」と民生委員児童委員などで話が上がり、この活動が始まりました。助けが必要な人を、地域で見守っていきたいですね。
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( 写真説明 ) 今泉地区福祉推進会会長・民生委員児童委員 原 睦雄さん(今泉)
■地域の子どもを守りたい
私は4年前から、小学生の下校時の通学路に立ち、子どもたちの安全を見守っています。今では、曜日・学年ごとの下校時間を覚え、そこを通る約100人の子どもの顔も把握していますよ。
子どもの親から礼を言われますが、子どもたちと顔を合わせ、言葉を交わすとパワーをもらえるんです。それが私の原動力になっていますね。最初、1年くらい続けられればと思っていた活動ですが、これからも体力の続く限り続けていきます。
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( 写真説明 ) 町内の子どもの下校を見守る 吉田 巌さん(厚原)
添付ファイル
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