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市庁舎建設工事
昭和44年12月23日
(富士市役所)
- 写真あり -
新しい富士市の象徴として
昭和41年、吉原・富士・鷹岡の旧2市1町が合併して富士市になり、その中心地に新庁舎を建設することになりました。
当時、市の建築技術職員だった私は、庁舎建設を担当することになりました。
建設工事は、鉄骨鉄筋コンクリート造10階建ての超大規模工事であり、木製ではなく既製コンクリートを仮枠に使用する工法は、日本で初めてでした。
私は、建設現場に常駐することになり、 初めての工法や最新のデザインに、毎日試行錯誤の連続でした。しかも、1年3か月という短い工期だったため、朝から夜遅くまで働きづめでしたよ。でも、同じ年代の現場仲間と話し合いながら新しいものをつくっていくことに、とてもやりがいを感じていましたね。
新しい富士市の象徴として完成した市庁舎は、斬新な建物として建築専門誌に取り上げられ、全国各地から大勢の人が見学に訪れていましたよ。
建設から40年がたち、現在市庁舎は耐震工事中ですが、これからも富士市の象徴であり続けてほしいですね。
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市庁舎建設を担当していた
平田 仲さん(今泉6)